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LIFESTYLE 夫婦

2022.04.09

義母からの「あなたが息子を養うんだと思っていた」…衝撃フレーズの真意は?

夫婦間での話が義母にはまったく異なる形で伝わっていれば、それを発端として夫婦のみならず義母との関係もおかしくなっていきます。夫婦の生活費にまつわる誤解を発端に、義母との関係が致命的に壊れたという女性の話をご紹介します。

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甲斐性のない夫…結婚後はさらに収入が低下

康子さん(41歳女性/仮名)は、夫と3年前に再婚。康子さんの娘と3人で暮らしてきました。しかし、結婚直後から夫は収入を増やす努力をせず、生活費など家庭にかかるお金はすべて康子さんを頼る始末。以前の離婚からずっとシングルマザーで子育てをしてきた康子さんは、再婚をきっかけに金銭的にも生活が安定するのを期待したそうですが、そんな期待は簡単に裏切られたと言います。

「夫は、もともと仕事をするのが嫌いなタイプだったみたいですが、結婚前は見抜けませんでした。私はフリーランスで働いているので、仕事の量や時間を調整しやすいことが、夫から見ると“ラクをして稼げる人”というイメージになっていたらしいです。それで、私と結婚すれば嫌いな仕事をしなくて済むという気持ちから結婚したようなのです…」

結婚後、夫は社内でも給料が下がる部署への異動を希望し、その代わりに定時で帰宅できるように。そして「収入が下がったから」を理由に、家庭には生活費を数万円しか入れなくなりました。

困り果てた妻が義母に相談すると…衝撃の言葉が

あるとき、しばらく体調がすぐれなかった康子さんが病院に行くと、まさかの大病が発覚。幸いにも命にかかわるほどではなかったものの、治療や静養が必要になり、これまでのようには働けなくなりました。それにもかかわらず、相変わらず夫は家庭に数万円しか渡さず、どんどん生活は困窮。困り果てた康子さんは、勇気を出して義母に現状を相談することに。

「すると、義母の口からは驚きの言葉が飛び出しました。『そんなことを私に言われても困るわ。だって、あなたが息子を養うんだと思っていたし、息子からはそう聞いているし』と言うではありませんか!

私は夫と、そんな話をしたことは一度もありません。むしろ夫には、もうちょっと仕事に対して意欲的になってもらいたいと言い続けてきました。でも義母が嘘をついている様子もなく、義母は本当に、私が夫を養うために結婚したと信じきっていたようでした」

義母の話では、夫は昔から仕事が続かず、20代の頃には年に10回以上の転職をしたこともあったのだそう。そのような過去があることから、義母は「今の仕事が続いているのは奇跡」とまで話していたそうです。ただ、これらの話は康子さんには初耳で、夫はお金のために自分と結婚をしていたという衝撃の事実を知り、戸惑いを隠せませんでした。

「結局、義母はそんな感じなのでまったく頼りにもならず、他人事って感じでしたね。夫にも話をしましたが『働きたくないんだから、無理だよ。この歳になってまで性格は変えられないし』などと無責任なことを言われました」

それでも、頼みの綱は義母しかいないと考えた康子さんは、なんとか夫にきちんと働いて家に人並みの生活費を入れるよう母親からも言ってもらいたい、と何度もお願いをしたそう。すると、そのうちに義母は康子さんに怒り出し「あなたが養えばいいじゃない! 巻き込まないでよ!」と怒鳴ってきたそうです。

義母とは絶縁。将来について答えが出ない日々

「それっきり義母との関係は完全に途絶えました。そして今も、夫は家庭に満足な生活費を入れてくれませんし、しっかり働いて収入を増やそうという様子もありません。おかげさまで私の体調は安定してきましたが、こんな夫のために家庭を支えるのも馬鹿らしく感じてしまって、私まで仕事への意欲を失いつつあります。今は、娘のためにという一心で頑張っていますが、こんな夫婦関係なら離婚して再びシングルマザーで育てたほうが幸せなのかもしれないな、という気持ちも強くなってきています」

今も最終的な結論には至っていないという康子さん。離婚歴があるので、再度離婚をして「バツ2」になることに多少の抵抗があることも、離婚をためらう理由だと話していました。しかし生涯にわたって自分が夫を養わなくてはいけないかもしれないプレッシャーも大きく、そのお金は娘に使ったほうが有意義なのではないか…と悩んでいるそうです。どのような結論であれ、自分にとって安らぎと活力を感じられる生活を取り戻せるよう、願ってやみません。

取材・文/並木まき

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