正しいシャンプー方法を身につけて頭皮や髪のトラブルを予防
花粉や乾燥など、春は頭皮や髪にとってトラブルの原因になるものが多い季節。その対策として、前回は正しいブラッシング方法について教えていただきましたが、今回はシャンプー&トリートメント方法をおさらい。 普段のケアに間違いがないかチェックしてみてください。正しい洗い方をすることで、サロンでシャンプーしてもらうときのような、モコモコ泡を自宅でもつくることができますよ!
前回の記事▶︎春に多い頭皮トラブルはこれで予防!正しいヘアケアできていますか?【40歳からのヘアケア】
【シャンプー&トリートメント選びのポイント】
「乾燥や花粉が気になる時期は、地肌にやさしい刺激の少ないシャンプーを選びましょう。40代に入ると、白髪染めなどカラーリングを行っている方が多くいらっしゃるので、カラーケア効果のあるシャンプー・トリートメントもおすすめです」(細川さん)
【モコモコ泡で洗う正しいシャンプー方法】
STEP1:8割の汚れを落とすイメージでしっかり予洗いする
すぐにシャンプー剤をつけるのではなく、『少し長いかな?』と感じるくらい、しっかりと予洗いをする。髪全体をたっぷり水で濡らしておくことで、髪と頭皮に付着した皮脂や汚れが落ち、シャンプーが泡立ちやすくなる。
STEP2:シャンプーを適量手に取り、手の平でよく泡立てる
シャンプー剤を直接頭につけるのではなく、手のひらで少しシャンプーを泡立ててから頭にのせるのがコツ。
STEP3:泡を髪の毛全体にのせ、予洗いの水分と空気をよく含ませてモコモコの泡をつくる上から下へ向かって泡立てていく。まずは頭頂部から泡立てて、十分に泡立ったら毛先も一緒に泡立てる。
STEP4:髪の毛の上で泡がモコモコになったら地肌(頭皮)を意識してしっかりこする
空気を含ませながら指の腹で頭皮を揉むように泡立てる。頭を全体的にマッサージするイメージで!
STEP5:きめ細かい泡で1~2分泡パック
泡が汚れを吸着してくれるため、1~2分ほど時間を置いて泡パック。その間に頭皮のツボをグーッと押してマッサージをすれば、効率よくケアできる。頭皮ブラシを使ってマッサージするのもおすすめ。
STEP6:ぬめり感がなくなるまですすぐ
地肌と髪の毛のぬめり感がなくなるまでしっかりと洗い流す。
【髪に有効成分がじっくり浸透するトリートメント方法】
STEP1:すすぎの水分をしっかり絞っておく
髪がびしゃびしゃに濡れた状態ではトリートメント成分が薄まってしまうため、水分をしっかり切ってから塗布する。
STEP2:トリートメントを適量手に取り、毛先に揉み込む
ダメージは毛先から受けやすいので、まずは毛先を重点的に。
STEP3:手に残ったトリートメントを中間から毛先に向かってなじませる
キューティクルを整えるイメージで、少し引っ張りながらなじませる。
STEP4:更に手に残ったトリートメントを髪の表面になでつける
春は紫外線がどんどん増えてくる時期。紫外線ダメージから髪を保護するために、髪表面にも少量なじませる。
STEP5:髪をまとめて、ホットタオルまたはシャワーキャップをかぶり蒸す
蒸して時間を置くことにより、更にトリートメント成分が髪に浸透する。
STEP6:しっかりすすぐ
シャンプー同様、ぬめりがなくなるまでしっかりすすぐ。
大人世代におすすめのシャンプー
オーガニック植物成分を含むL-AGコンプレックスとハーブエキスが、加齢により衰えはじめた頭皮をケアしながら、美しくエレガントな髪を育むイキイキとした地肌に仕上げてくれる。頭皮のにおいやフケ・かゆみが気になる方にも! ラ・カスタ アロマ リヴァイタ ヘアソープ 3rd 300mL ¥3,300
髪を洗ったらすぐに洗い流していたという方はぜひ、今日からモコモコ泡での泡パックやトリートメント後のホットタオルなどを試してみてください。
ラ・カスタ オフィシャルヘッドセラピスト
細川ひろ子
美容師、管理美容師、毛髪診断士、認定講師。ラ・カスタ銀座本店でメインセラピストを努めながら、イベントやテレビ出演、NHKセミナーなど幅広く活動。専属技術インストラクターとしての技術指導、専門知識の提供も行う。著書に『解決! 大人の髪のSOS』(講談社)。
ラ・カスタ
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