エナジーブランディング vol.36:
SNSで句読点使っていますか?
こんにちは。ブランディングコーチの大島文子です。皆さんはSNSやメッセージアプリに句読点使う派ですか?使わない派ですか?
私は、普段から使っています。このコラムを書くことと同じように、仕事のSNSも友だちとのLINEも。そんな時Twitterで「LINEで句読点使っている人が怖い」と言う投稿を見てびっくり!
何それ? 知らないよ!?
もしかしたら私が送ってきた、特に仕事先の年下の方たちへのメッセージで怖い思いをさせていた??と青ざめもしました。自分で会社やってると、新しいビジネスマナーとかなかなか更新できないし、誰も「怖い」とは指摘してくれない。そんな不安から、事の真偽をリサーチしてみることに。
ネット上には確かに数年前からそんな投稿やコラムがチラホラ。そしてつい最近、NHK の番組で取り上げられてTwitterでトレンド入りしてました。若い人の間でSNSやメッセージに句読点、特に句点を使うと別の意味に取られるらしいですね。強調とか終わり!みたいな感じで、怖いと感じる人が多いとのこと。
本当!? そこで周りの20代女性たちにリサーチしてみました。
〈新卒のメーカー総合職 23歳女性〉
「私は全く怖くは感じないです(むしろないと読みにくい…)。友人や同僚とのチャットでも句読点使います。ただ推測するに、文章がカタく感じる若い方もいるのかなと思いました」
〈2年目の商社総合職24歳女性〉
「えー。マルとか怖くないですか?普通、LINEは会話と同じ感覚なので、句読点とか使いません。メールや書類とは別のものですから。全ての句読点入りのメッセージが怖いわけではないですが」
〈自営業 の20代後半女性〉
「そんな話まったく知りません。句読点ないと読みにくいから、相手に失礼になると思います」
と三者三様です。
インスタグラムやTwitterには句点がない!?
次に、自分自身がフォローしているインスタグラムやTwitterを改めて見てみると、、、
個人アカウントも企業アカウントも、句点が全くないアカウントがいっぱい(汗) 特にTwitterは字数制限があるから顕著です(だから句読点が無くなってる?)
大別すると…
1.まったく句読点( 、。)を使わず、半角空き、行替え、絵文字のみの投稿
2.読点( 、 )は使うが、句点( 。 )は使わず、絵文字や!のみの投稿
3.句読点と絵文字や!を混ぜて使う投稿
になりました。1で半角空きと行替えで投稿しているアカウントは、敢えて句読点を使ってない訳で。SNSやメッセージアプリで情報の大半を得て、会話している世代には、句読点特に「。」で締める文章を見ると、そこに「。」を敢えて入れる意味を感じてしまうのかもしれません。
私はスマホで文章書くのにも、句点も読点も自然と打ってしまうクセになっている位の事なので、本当に深い意味を感じて欲しくないんですけど。最も身近なメディアで句点を見慣れない世代にとっての印象は、違うのかもしれません。
でも句読点は、現代日本語の美しい表現方法。どこで区切るかで、伝えたいことや思いが文章から滲み出るものです。
文字数制限のあるTwitterや、会話のようなメッセージアプリは句点の使い方が減っても致し方ないと思いますが、それしか触れない人たちの日本語表現そのものが変化してしまうのは心配です。
前述したメーカー総合職の女性は普段から読書や観劇が好きな人だったので、SNSの影響は少ないのかもしれません。
SNSでは内容によって“使い分け”も
新しいメディアが普及すると、いつのまにか常識が非常識になっていたり、新しいルールができていたり。だけど世の中の進化や変化をインプットしても、大切にすべきことは自分自身で考えて守っていかなくてはと思います。
とは言え、新しいモノに流される方なので、まずはTwitterとLINEの句点はやめることにしました(笑) 文字数制限もありますし。
インスタグラムは投稿内容により対応したいです。時々アップしてしまう、「伝えたいことあります投稿」は、句読点を大切に使いたい♡ でも分かりやすく、伝わりやすく表現する為に使う句読点だから過度に多用しないようにも心がけたい。
今回の「SNSで句読点使うのは怖い」説にふれて、意識して変化したことです。そして今まで以上に、句読点大事だなぁとより大切に使いたくなりました。皆さんは句読点どう使いますか?
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ブランディング コーチ
大島文子
ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。
Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら