皮脂量の多さだけじゃない! 夏のテカリを招く原因は「居座り汚れ」と「スキンケアの油分」
“テカる”というと、オイリー肌や混合肌のように皮脂量が多い人ならではのお悩みと思いがちですが、肌質を問わずにテカる原因があります。それは、洗顔をしても落としきれない「居座り汚れ」です。夏は皮脂が出やすいうえに肌の代謝が活発になるので、いつも以上に肌の汚れが溜まりやすくなっています。とくに朝の洗顔を水だけで済ませる人は、皮脂汚れや古い角質が残りがちに。落としきれずに残った皮脂は日中のテカリになりますし、古い角質が溜まるとキメが乱れるのでメイクが密着できず崩れやすくもなります。
そしてもうひとつ、居座り汚れの他にも気をつけるべきことがあります。それが「スキンケアの油分」です。メイク前のスキンケアで浸透しきれず肌表面に油分が残っていると日中に分泌された皮脂と合わさってテカリになります。だからといって乳液やクリームなどの油分ケアを省いたり、使用量を減らすのはNG。40代の肌は夏も乾燥しやすく、油分ケアを省いたり使用量を減らすと潤いを補うために皮脂がどんどんつくられてしまいます。
メイク前に「居座り汚れ」を落として肌をクリーンな状態にリセットすること、そして肌表面に残った「スキンケアの油分」をオフすることが、テカリ知らずの肌になる近道です。
ニット¥22,000(ビームス 公式オンラインショップ〈スローン×デミルクス ビームス〉) ピアス¥22,000(ワームス ルミネ新宿店〈ルフェール〉)
必要な皮脂を残しつつ【居座り汚れ】をすっきり落とせる洗顔料
皮脂などの汚れが残りやすい夏。けれど、肌の乾燥も気になる40代は脱脂力が強すぎる洗顔料を使うのは避けたいところ…。そんなジレンマを打ち破ってくれるのがこちらの2アイテム。潤いとして必要な皮脂は残しつつ、毛穴やキメの溝に溜まった余分な皮脂や古い角質などをすっきりオフ。肌をまっさらに洗い上がることで、テカリを防げます。
▲(左)ぷるん厚みのあるジェルをくるくるなじませながら使う、泡立たないタイプの洗顔料。古い角質や皮脂汚れはもちろん、毛穴に詰まった角栓まで分解。透明感のあるなめらか肌に洗い上げます。エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ 130g ¥4,950
(右)3つのクレイを配合した黒泥ジェルが毛穴汚れやザラつきなどを吸着して落とす、泡立たないタイプの洗顔料。古い角質をやわかくほぐす角質ケア効果もあります。防腐剤無添加で敏感肌も使える設計。ファンケル 泥ジェル洗顔 120g ¥1,320
【スキンケアの油分】をオフして肌をキュッと引き締める収れん化粧水
夏も乾燥と隣り合わせの40代は、化粧水で肌に水分を送り込んだら乳液やクリームで潤いの蓋をしっかり閉じることが得策。そして、ハンドプレスしても肌表面に残っている油分をオフするために投入すべきなのが「収れん化粧水」です。収れん化粧水をコットンにたっぷり含ませ、スキンケアの最後に肌にやさしくあてることで浸透しきれなかった油分をオフできます。それと同時にキメや毛穴が引き締まるので、下地やファンデーションの密着力がアップするうれしい効果も!
▲(左)皮脂吸着パウダー入りで清涼感のある化粧水。ベタつきやメイク崩れの先回りケアに最適です。美白成分やハリ成分なども配合され、明るくふっくらした肌をキープできます。エリクシール ホワイト トーニングローション[医薬部外品]165mL ¥4,400〈編集部調べ〉
(右)朝のメイク前に使うと、ベタつきが気にならない涼しげ肌を夕方までキープ。ハリや弾力のための成分も配合し、肌をキュッと引き締めます。コスメデコルテ リフトディメンション クラリファイング トーニングローション 200mL ¥7,150
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代