vol.44:犬に噛まれた時の正しい対処法
こんにちは、ブランディングコーチの大島文子です。
今週のコラムは犬に噛まれた時の対処体験談です。子犬を家族の一員に迎えたばかりの新米ファミリーが学んだ、犬を家族に迎える常識の数々。犬との暮らしに慣れた方には当たり前のことが、私は知らないことばかりでした。今回も間違った対処法へと突き進んで、小さな傷を激痛になるまで悪化させてしまいました…。
街中で出会う可愛い子犬や、お友達のお家のワンちゃんと触れ合う機会など、普段犬との付き合いのない方にも知ってて欲しい、経験して初めて知った噛まれた時の対処法を紹介します。
甘噛みを甘く見たら、激痛が!
ジャックラッセルテリアの子犬 華(ハナ)を迎えて1ヶ月が過ぎたころ、乳歯が取れて永久歯に生え変わる時期となりました。歯が痒いから何でもかじる。私の指も甘噛みが激しくなってきていたその時、華にチクッと噛まれました。親指の爪と皮膚の境い目に、尖った乳歯が刺さり少し出血したのです。
これが抜けた乳歯の一部です。この一番尖っている歯が指に食い込みました。小さいからより鋭く刺された感じです。血が少し出たくらいだったので、消毒薬を塗り治癒タイプの絆創膏を貼っておきました。
それが翌日になると、指は腫れズキズキとした痛みに。それでまた消毒薬と絆創膏の処置を繰り返した翌々日には、指が大きく腫れ、激痛が走る程悪化させてしまいました。そこでやっと皮膚科に駆け込み、私の処置が全て間違いだったことを知ったのです。
すべてが“間違った対処法”
<私の間違った対処>
×すぐに傷口を水で洗い流さず、消毒薬を塗ってしまった
× 防水密閉タイプの絆創膏を貼った
× 病院に行かなかった
全てでした(涙)
先ず、絶対に絆創膏等で塞いではいけないないそう。細菌やウイルスが残っている場合、体内で細菌やウイルスが繁殖する可能性があるのです。
<正しい対処法>
◯ しっかりと洗い流す
◯ 清潔なガーゼ・タオルで患部を圧迫する→細菌を出せたら出す
◯ 病院にいき治療と投薬
狂犬病や破傷風などは予防接種のお陰で国内ではほぼ収まっているそうですが、犬の約75%が保持しているパスツレラ菌属が傷口から侵入すると、せき・傷口の痛み・赤く腫れる・化膿する・リンパ節が腫れる・発熱などを発症し、さらに悪化すると気管支炎・肺炎・副鼻腔炎・敗血症などを発症する可能性があるそうです。私はまさに軽度のコレ。
治療には抗生物質が必要で、塗り薬と共に内服薬を処方されました。この抗生物質のお薬、塗り薬は市販薬があるのですが、内服薬は医者の処方箋がないと購入できません。なので本当に必ず、病院に行くことはマストなんです。もちろん狂犬病や破傷風の可能性も考慮して、ちょっと噛まれただけでも出血や傷口が出来た場合はお医者様に見て頂くことが重要なんです。
“犬に噛まれたら、軽く考えずに病院に行く”
今回お伝えしたいのは、このことに尽きます。
子犬育て初心者ファミリーの私たち。ドッグトレーナーの先生のお世話になっていても、基本の基本を知らなかったことを反省です。犬のこと、ジャックラッセルテリアの犬種のこと、華自身のこと。もっとたくさん学んで、犬との共生のための健康で安全な環境を作っていきたいと痛感しています。
お友達のワンちゃんとのひと時に、チクッと軽く噛まれたら… このコラムを思い出して頂けたら幸いです。
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ブランディング コーチ
大島文子
ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら