UVカット値の高い日焼け止めを塗ってても日焼けするのは密着が足りてないのかも!?
日焼け止めを塗ったのに肌が赤くなってる…紫外線が強くなる季節はこんなお悩みが増えてきます。「UVカット技術は進化しているはずなのになぜ?」と思う人もいますよね。日焼け止めの量が少ないとプロテクト力が落ちてしまうのは一般的にも知られていますが、じつはしっかり密着させることも大切なのです。密着が足りないとメイクとともに崩れてしまったり、塗りムラができて日焼けしてしまう場合も。日焼けしないためには正しい塗り方、間違った塗り方をしっかりチェックしましょう!
【NG塗り方_1】スキンケアがなじむ前に日焼け止めを塗る
正解は…ぬるつきがなくなってから日焼け止めを塗る
乳液やクリームを塗った流れですぐに日焼け止めを塗っていませんか? 肌表面に乳液やクリームの油分が残っていると日焼け止めの密着力が低下しやすくなります。乳液やクリームを塗った後はハンドプレスでしっかりなじませて肌表面のぬるつきがなくなってから日焼け止めを塗るようにしましょう。ハンドプレスする時間がない場合は、ティッシュオフで油分をオフしてもOK。
乳液やクリームを塗った後、ティッシュを肌に軽くあてて肌表面の油分をオフ。ぬるつきがなくなったら日焼け止めを。
【NG塗り方_2】指先でちょこちょこ塗り
正解は…指のはら全体に伸ばしてから塗る
日焼け止めは均一に塗ることが大切で、指先のはらだけでのばすと塗りムラができやすく「塗ったのに日焼けした」の原因になりがちです。塗る時は指のはら全体に日焼け止めをのばしてから塗るのがおすすめで、日焼け止めをあらかじめ広げておくと均一に塗ることができ、密着しやすくなります。
《STEP1》
使うのはひとさし指・中指・薬指の3本。指先からつけ根まで、全体に日焼け止めを広げます。
《STEP2》
指のはら全体を肌に当てながら広い面から塗ります。塗る時のイメージは、ケーキのスポンジに生クリームをコーティングするような感じで均一にまんべんなくがポイントです。
《STEP3》
小鼻の脇や口角、まぶたなどの細かく凹凸のある部分は指先を使います。指先のはらで凹凸を平たくならすようにして塗りましょう。
【NG塗り方_3】日焼け止めを塗ったら終了
正解は…スポンジをトントン当てて密着させる
日焼け止めだけで過ごす日は「塗って終了」でも大丈夫ですが、メイクもする時は日焼け止めの後にスポンジを使うのがおすすめです。スポンジでトントンすると密着力がより高くなりますし、余分な油分をオフできるのでその後のベースメイクが崩れにくくなり、日中に日焼け止めがとれることを防げるからです。
日焼け止めを塗り終えたら、厚みのあるスポンジ(乾いた状態でOK)で軽くトントンします。強く押し当てると日焼け止めがはがれてしまうので気をつけましょう。肌にそっと触れるくらいのやさしい圧で、顔全体をトントンします。
いかがでしたか? いつも使っている日焼け止めも塗り方を少し見直すだけでプロテクト力をしっかり発揮できます。シミやたるみ、キメの乱れが起きないためにも今年は正しい塗り方を実践してみてください。
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撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリング/柿原陽子 モデル/浅野里絵(Domanist) 構成/片山幸代
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