リアタイとは「リアルタイム」の略
リアタイとは「リアルタイム」の略で、同時的・即時的であり時間差がないという意味です。特に、テレビ番組やインターネットの動画配信などを、放送されている時点で視聴する「リアルタイム視聴」の略として使われることが多い言葉です。
ここでは、リアタイの語源や由来を説明するとともに、リアタイを使った言葉も紹介します。
■リアタイの語源・由来
リアタイとは、「リアルタイム」を略した言葉です。直訳すると「実時間」という意味で、「今この瞬間に流れている時間」を意味します。先に述べたように、一般的にはテレビや動画配信を放送されている時間に見ることを指して「リアタイ」と言うことが多いです。
また、かつてはこれとはまた別のものが「リアタイ」と呼ばれていたことがありました。いわゆる「ガラケー」と呼ばれる携帯電話で作成できる「携帯ホムペ」が流行したころ、そこに投稿する機能が「リアルタイム」と呼ばれていました。そのリアルタイムが、「リアタイ」と略されていたことがあったようです。
■リアタイを使った言葉
リアタイを使った言葉には、以下のようなものがあげられます。
・リアタイ世代
・リアタイ予定
・リアタイ勢
・リアタイ検索
リアタイ世代は、「あることをリアルタイムで経験した世代」という意味で使われます。たとえば、流行のアニメやドラマがあった時代に、リアルタイムでそれらを視聴していた世代に対し「その番組のリアタイ世代」と表現します。
リアタイ予定とは、放送や配信などをリアルタイムで見る予定であるときによく使われる表現。また、リアタイをイベントなどに実際に「参加」するという意味で使ったり、誰かと実際に会う予定のときに「今日は◯◯とリアタイ予定」と表現したりすることも。
リアタイ勢とは、リアルタイムで番組を視聴している人々を指します。
リアタイ検索とは、SNSなどに投稿されたコンテンツをリアルタイムで検索できる仕組みのことです。たとえば、Twitterの投稿をすぐに検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」などがあげられます。今現在話題となっている情報・トレンドがすぐにわかる機能です。
リアタイの意味と例文
リアタイは使う場面に合わせ、さまざまな意味で使われている言葉。それぞれの意味を例文とあわせて紹介します。
■放送と同時に
リアタイを使う場面で1番多いのが、放送と同時に視聴するという「リアルタイム視聴」の意味で使う場合です。SNSなどでは、テレビの放送や動画配信をリアルタイムで視聴している人が集まり、実況で盛り上がることも少なくありません。
(例文)
・今日はドラマの最終回なので、皆でリアタイしている
・リアタイでその試合を観戦できたので、いい思い出になった
・楽しみにしている動画配信なのに、忙しくてリアタイできない
■すぐに
放送に限らず、すぐになにかを行うという意味でリアタイが使われる場合もあります。厳密なリアルタイムではありませんが、ほとんどリアルタイムという意味で使われます。
(例文)
・彼は反応が早くて、LINEを送るといつもリアタイで返信がくるよ
・Twitterでつぶやくと、いつもリアタイで「いいね」をくれる人がいる
・メールを送ってもリアタイで返事がくることはまずないから、気長に待っている
■参加する
コンサートやライブ、スポーツ観戦などに実際に出向く場合は、「参加する」という意味でリアタイが使われます。
(例文)
・その日はライブにリアタイする予定があり、会社は有休をとった
・大人気でなかなかチケットを取れないアーティストのコンサートに、リアタイできてうれしい
・歴史的なイベントに、数多くの人々がリアタイしていた