そもそも「癒し系」ってどういう意味?
一緒にいるだけで癒される存在
癒し系とは一般的に、「一緒にいるだけで心が癒される存在」の人のことを言います。女性に対して「癒し系」ということもあれば、男性に対して使うときも、動物に対して言うこともあります。
【質問】あなたの周りに「癒し系」な人はいますか?
あなたの周りに「癒し系」な人はいますか?職場や友人知人など、周囲に癒し系がいる人はどれくらいいるのでしょうか。女性100人にリサーチしました。
・いる…31.1%
・いない…68.9%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名。
「いる」と答えた人が全体の3割ほどと、癒し系の人が周囲にいる人はそんなに多くないようです。具体的にどんな場面で「この人は癒し系」と感じるのでしょうか。体験談も覗いてみましょう。
体験談
・いつもにこにこしていて、少し話すスピードがゆっくりです。(40代・三重県)
・会社の同僚。私が疲れていると「大変やんな~」など、ゆっくりした口調で気にかける言葉をかけてくれます。 (30代・東京都)
・職場にいつもニコニコしている後輩。休憩中に美味しそうにご飯を食べる姿にも癒される。(30代・北海道)
・人の悪口を絶対に言わない先輩。いつも楽しかったことの話をしてくれるので、一緒にいて安心します。(40代・茨城県)
癒し系女子の特徴と共通点
感情が安定している
「癒し系女子」は感情の起伏を周囲にあまり見せません。例えば、仕事が上手くいかない時や、気分が上がらない時でも、不機嫌になることはなく、「そんなときもあるよね!」と感情が常に安定しています。一方で、イライラして当たり散らすような感情的な人は、一般的には「癒し系」と呼べないでしょう。
物腰がやわらかい
(C)Shutterstock.com
「癒し系女子」と呼ばれる人は、常に落ち着いた気持ちを保っています。その結果、物腰が柔らかく、穏やかな雰囲気を漂わせる人が多いです。彼女たちは大声を出したり騒いだりすることがほとんどなく、その立ち居振る舞いがどこか品のある印象を与えます。
隙がある
「隙がある」という表現は、「だらしない」という意味ではありません。むしろ、「気取らない」「親しみやすい」「警戒心がない」という意味が込められています。完璧に見える女性はとてもかっこいいですが、身近に寄り添うことができないと思ってしまい、お互いに距離を取ってしまうこともあります。一方、隙のある女性は人間らしさを醸し出し、同性も異性も一緒にいて癒される存在になりやすいと言えます。これが「癒し系女子」の魅力です。
笑顔が多い
心理カウンセラーの吉野麻衣子さんによると、笑顔は「精神的に安定している」というメンタルの健康を表すとされています。常に笑顔を絶やさない人たちは普段から表情が豊かで、周囲の人々を幸せな気持ちに導くことができます。
心に余裕がある
人は誰しも心に余裕をなくす瞬間がありますが、感情をコントロールし、自分の言動に責任を持って周囲と接することが大切です。心理カウンセラーの吉野さんが指摘するように、落ち着いた気持ちを維持し、積極的に笑顔を振りまくことが、心に余裕を持つために必要不可欠です。心に余裕がある人は、周囲の人々に対して安心感を与え、信頼を得やすいと言われています。
包容力がある
「癒し系」と言われる女性は、相手の気持ちをしっかりと理解し、暖かく包み込んでくれるような包容力があります。しかし、それは心にゆとりがある人にしかできないことです。自分自身の精神状態をしっかりと整え、ストレスを解消し、心の余裕を持つことが大切です。
癒し系を目指すなら
人に優しく、完璧を目指さない
(C)Shutterstock.com
心理カウンセラーの吉野さんによると、人は優しくされるとその優しさに癒され、プラスの気持ちを持つようになるということです。なお、分け隔てなく人に優しく接することが大切であり、ちょっとしたことをさり気なくフォローすることやあえて気付かないフリをすることも場合によっては必要です。また、イライラを見せることなく大らかに構えることも大切であり、それによって周囲も安心してあなたに気を許してくれるでしょう。
責めたり感情的に怒ったりしない
一度冷静に立ち止まり、言葉や態度を選ぶことが大切です。過去のことに執着して、相手を責めたり怒りをぶつけたりするような人には、癒される人はいないでしょう。
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