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LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.06.03

これなんて読む?「海蘊」の読み方や栄養素、その他の難読漢字を一気に紹介!

突然ですが「海蘊」って漢字、読めますか? 実は身近な食材である「海蘊」ですが、初めて見た人には読めないかもしれません。そこで本記事では「海蘊」の読み方や栄養素、種類などを解説します。そのほかの難読漢字も紹介するので、あわせて覚えてみてください。

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「海蘊」ってなに?

「海蘊」という漢字は、一般的には知られていないかもしれません。なかには、初めて見たという方もいるのではないでしょうか。「海蘊」は、海に生息しているある海藻の名前です。本章では、この言葉の読み方を紹介します。同じように海に関連した「難読漢字」も紹介するので、読めるかどうかぜひ試してみてください。

水中で揺れるもずくの写真

■「海蘊」の読み方は?

「海蘊」は「もずく」と読みます。音で聞くと、「なんだ、食べ物のもずくのことか!」とわかりますよね。

もずく【水=雲/海=蘊】
モズク科の褐藻。静かな内湾のホンダワラ類に着生し、春から初夏にかけ繁茂。茶色で柔らかく、糸状で、よく分枝して房のように見え、ぬるぬるしている。酢の物にして賞味。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉)

海にまつわる難読漢字

海にまつわる難読漢字は、たくさんあります。よく聞く魚や海の生き物の名前も、漢字で書くと見慣れない場合が多いかもしれません。ここでは、海をテーマに難読漢字を8つ紹介します。いくつ正解できるかチャレンジしてみてください。

1.海豚

2.鮟鱇

3.海獺

4.海豹

5.海象

6.鱏

7.若布

8.水母

 

クエスチョンマークに型抜きされた紙切れのイラスト

▼〈正解〉はこちら!

1.いるか

2.あんこう

3.らっこ

4.あざらし

5.せいうち

6.えい

7.わかめ

8.くらげ

 

食材としての「海蘊」は?

もずくは、昆布やワカメなどと同じ褐藻類で、温暖な地域の浅い海に生息しています。流通しているものの約9割は、沖縄で養殖された「オキナワモズク」と呼ばれる種類。オキナワモズクは別名「太もずく」とも言われ、太くてぬめりが少ないのが特徴です。シャキシャキとした食感も楽しめます。

ザルに盛られたもずくの写真

また能登半島や山陰地方には「糸もずく」と呼ばれる細くてぬめりの強いもずくも存在します。糸もずくは細いため口当たりがよく、なめらかな食感が特徴です。生産量は少なく、市場にはあまり出回っていないため、価格も高くなります。

もずくは1年中スーパーで入手可能ですが、旬は4月から6月頃です。塩蔵や乾燥状態でも販売されています。

「海蘊」ってどんな栄養があるの?

もずくは海藻の一種であり、さまざまな栄養素を含んでいます。主な栄養成分として、ヨウ素・βカロテン・マグネシウム・カルシウム・フコイダンなどが挙げられます。本章ではもずくに含まれているこれらの栄養素について、それぞれ解説していきます。

ガラスの器に盛られたもずくの写真

1)ヨウ素

ヨウ素は甲状腺ホルモンの構成要素であり、代謝の促進や体の成長を助ける重要なミネラルのひとつです。特に成長期の子供にとっては、欠かせない栄養素となります。

2)β-カロテン

β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAへと変換されます。ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康維持に必要な栄養素であり、免疫力の向上にも寄与するとされる成分です。

3)マグネシウム

マグネシウムは、リンやカルシウムと協力することで、歯や骨を形成するミネラルのひとつです。体内の酵素の活性化を促し、筋肉の調整においても重要な役割を果たしています。

4)カルシウム

カルシウムは、骨や歯の形成に不可欠なミネラルです。さらに、筋肉の運動や神経の安定にも重要な役割を果たします。カルシウムは吸収が難しい栄養素。ビタミンDと一緒に摂取すると、吸収の促進につながるとされます。

5)フコイダン

もずくのぬめり成分に多く含まれるフコイダンは、水溶性食物繊維の一種です。コレステロールの抑制や、血糖値の改善などの機能があると言われ、生活習慣病の予防に効果が期待されています。

海蘊にはさまざまな種類がある!

もずくには、いくつかの種類があります。ここでは岩もずくと細もずく、そして太もずくの3種類を紹介します。

器に盛られたもずく酢を箸で持ち上げている様子の写真

・岩もずく

ナガマツモ科に分類される岩もずくは、主に日本海沿岸に自生しています。その名前の由来は、岩に密着して成長する様子とされています。

ぬめりが少ない岩もずくの特徴は、歯ごたえと口に広がる磯の香り。食べる際には、その独特な風味を楽しむことができるでしょう

・細もずく

糸もずく」としても知られる「細もずく」は、モズク科に属しています。

1本1本が細くやわらかい細もずくの繊維表面にはぬめりがあり、なめらかな食感が特徴です。その独特ななめらかさは、まさに細もずくの魅力といえるでしょう。

・太もずく

「太もずく」はナガマツモ科に属し、一般的には「オキナワモズク」と呼ばれています。主に、沖縄の沿岸地域に広く分布しているもずくです。

市場でもよく見かける太もずくは、太さがありながらもシャキッとした食感が特徴。ほかのもずくとは、まったく異なる食べ応えを感じられるでしょう。

最後に

器に移したもずくとカップに入ったもずくの写真

今回は、「海蘊」の読み方や種類などについて紹介しました。海の生き物や海藻は、なじみのない漢字で表されることも多いので、この機会にまとめて覚えておくのはいかがでしょうか。

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