愛されキャラの特徴とは
人からかわいがられやすい人のことを「愛されキャラ」なんて言いますよね。そもそも、「愛されキャラ」とは具体的にどのような人を指すのでしょうか?心理カウンセラーの吉野麻衣子さんに聞きました。
人に寛容でおおらか
吉野さんによると、「愛されキャラ」と言われる人の特徴として、口うるさかったり神経質なところがなく、ほかの人に対して寛容であることが挙げられるそう。
「人に対して厳しさがなく、周囲の人たちが安心して接することができるので、気軽に冗談を言ったりもできます。いわゆる『いじられキャラ』として愛ある突っ込みなどを受け入れる寛容さもあるので、一緒にいると周りの人たちもリラックスして素でいられるように」(吉野さん)
▼あわせて読みたい
笑顔で周囲を明るくさせる
「愛されキャラ」というと、明るく笑顔を絶やさないイメージを持つ人も多いのでは?
「笑顔は人を幸せにします。いつもニコニコ笑顔な人には誰もが安心して話しかけられ、ポジティブなパワーが周りに伝わり、周囲の人たちの気持ちも前向きにさせることができます。
そんな幸せオーラが出ている人に幸せは寄ってくるので、人も集まってきて、その幸せオーラが更に伝染し、より多くの幸せの循環が生まれてみんなからも愛されます。笑顔は最強の武器です」(吉野さん)
▼あわせて読みたい
常識や礼節をわきまえつつ、完璧すぎない
とはいえ、ただ笑顔でいれば「愛されキャラ」になるのかというと、そうではないと吉野さんは言います。
「どんなに寛容さや笑顔があっても、非常識な人は人を不愉快な気持ちにさせてしまうもの。しっかりと知識を持っていて、人を不快にさせない振る舞いができる人は安心して誰もが接することができるのです。
ただ『これが常識でしょ』と正義を振りかざしてしまうとなかなか好かれません。適度な抜け感があり、完璧な人間ではなというゆるさ。この緊張と緩和のバランスがいい人は、人から愛されます」(吉野さん)
▼あわせて読みたい
愛されキャラが魅力的なのはなぜ?
「愛されキャラ」とされる人はどうして魅力的な存在に映るのでしょうか?その理由をご紹介します。
一緒にいて安心して過ごせる
まず、「愛されキャラ」な人が持つ心が落ち着くような雰囲気は、コミュニケーションの面でもいい影響を与えることが考えられるそう。
「『ミスは許されない』『完璧でなければいけない』といったピリピリ感がないため、お互いにリラックスして過ごせます。その安心感からお互いに素の自分を出すことができるため、1つの言動をとっても表向きだけでなく真意が伝わりやすく、コミュニケーションも円滑に進みます。これがより好循環を生み出し、信頼という安心感にも繋がっていきます」(吉野さん)