「紀ノ国屋」あえるパスタソースが優秀すぎる!
こんにちは。ブランディングコーチの大島文子です。
今回ご紹介するのは「紀ノ国屋」あえるパスタソース。使ったことありますか? 私は最近見つけてお試ししてみたら・・・予想以上の美味しさにハマってリピ買いしています。今週のコラムはこのパスタソースの紹介と共に、パスタ調理の基礎とも言える「乳化」についても紹介します。このひと手間でパスタソースの味がグッと上がりますよ。ぜひ最後までお付き合いください。
こちらが「紀ノ国屋」あえるパスタソース各¥430
写真のペペロンチーノ醤油ガーリック・ペペロンチーノレモン&オリーブ・ナポリタンの他、バジル・辛子明太子がラインナップされています。我が家はこの3種が特にお気に入り♡ 1袋1人前×3袋入りなので、1人分だと150円以下。他メーカーのあえるパスタソースとほぼ同様の価格帯です。
基本はゆで立てパスタにこのソースを和えるだけの「あえるパスタソース」。オイル×ソースのバランスと味付けが優秀なこのソース、もちろん和えるだけでも美味しいのですが、キッチンにある食材を使ってフライパンでひと手間かけることで、レストランレベルのパスタ料理に変身します。「乳化」もこのひと手間で出来るので、今回はあえて「フライパンで和えて使う」私的活用法を紹介します。
パスタソースは“乳化させる”が基本です!
実は学生時代にパスタ好きが高じて、地元の美味しいパスタ屋さんでサービスのアルバイトをしていました。そのお店は熱いフライパンで仕上げたパスタをそのままテーブルにサーブしていたのですが、今になってそれは熱々での提供と共に乳化のひと手間だったのだと理解しました。
「乳化」とは水と油のように本来は混ざり合わないものが均一に混ざり合う現象のことを言います。化粧品のエマルジョン(乳液)やドレッシングをイメージしてください。ドレッシングの材料は酢と油ですが、普段はボトルの中で2層に分かれています。使うときにボトルを振って酢と油が混ざり合う現象が乳化です。
でも、しばらくするとドレッシングは再び2層に分かれてしまいますよね。乳化した状態を保つためには、「乳化剤」という水と油を繋ぐための物質を加える必要があり、主にたんぱく質を含む食材が使用されます。マヨネーズは酢と油と卵で作りますが、卵が乳化剤となって酢と油が乳化した状態を保つという訳です。
▲左:ナポリタン、右:ペペロンチーノレモン&オリーブ(袋から出してすぐ、油と材料が別れている状態)
パスタソースもこのように油と材料が分かれています。これをパスタのゆで汁(茹で上がる直前のパスタのたんぱく質が混ざった)を乳化剤として活用することで、まろやかなトロミがありながら油ぽくないソースになります。パスタを加えてからは、空気を含ませるようにフライパンを揺らしながら火を通しソースを絡めます。
するとさらに乳化が進みツヤのある仕上がりに♡ぜひお試しください。
おススメ味変レシピ!
『ペペロンチーノレモン&オリーブ』
私の一押しはこのレモンパスタ♡アクセントにオリーブを効かせた国産レモンの香りがGOODなペペロンチーノソース。パッケージには「サーモンとケッパーをプラスオンで美味しさアップ」と紹介されています。
確かに絶対美味しいはず!近いうちにぜひトライしたいですが、今回は冷蔵庫の食材で味変しました(笑)。アスパラガスと新玉ねぎ、釜揚げシラスです。乳化をゆで汁でなく牛乳や豆乳にしてレモンクリームパスタにするのもおススメです。
〈作り方〉
1.パスタを茹でながら、オリーブオイルを引いたフライパンで新玉ねぎ、アスパラの順に炒めます
2.具材に火が通ったらあえるパスタソースを加えます
3.そこにパスタが茹で上がる直前のゆで汁を大匙1杯加え、フライパンを揺らしてソースや具材を混ぜ合わせます
4.フライパンのソースにゆで汁を良く切ったゆで立てパスタを加え、強火でソースと混ぜ合わせます
5.釜揚げシラスを加えてお皿に盛り、パルメザンチーズと粒胡椒を振りかけて完成です
(※塩分は釜揚げシラスとパルメザンチーズで調整)
『ナポリタン』
みんな大好きなナポリタンですが、実は美味しいナポリタンってなかなか出会えないかと・・・。国産マッシュルームと燻製ベーコンを使用したこのナポリタン美味しいです!! 冷蔵庫の残り物を投入して具沢山パスタでお試しください。
今回は豚肉、アスパラガス、新玉ねぎ、ピーマンを使いました。ナポリタンには粉末パルメザンチーズが欠かせませんね。上から目玉焼きやスクランブルエッグを乗せてボリュームアップしたら最高です!
〈作り方〉
1.パスタを茹でながら、オリーブオイルを引いたフライパンで豚肉、新玉ねぎ、アスパラ、ピーマンの順に炒めます。具材が多いときはこの段階で薄くケチャップと胡椒で味付けして炒めます
2.具材に火が通ったらあえるパスタソースを加えます
3.そこにパスタが茹で上がる直前のゆで汁を大匙1杯加え、フライパンを揺らしてソースや具材を混ぜ合わせます
4.フライパンのソースにゆで汁を良く切ったゆで立てパスタを加え、強火でソースと混ぜ合わせます
5.お皿に盛ってパルメザンチーズと粒胡椒を振りかけて完成です
(※塩分はパルメザンチーズと炒める際のケチャップで調整)
『ペペロンチーノ醤油ガーリック味』
イタリアンと和食の美味しいとこ取りをしたようなソース。冷蔵庫に入っている野菜でも肉や魚でも缶詰でも併せてアレンジ可能なお味です。和食好きの夫も大好き(笑)。
今回はシンプルに青ネギと釜揚げシラス、焼きのりをトッピングしました。
〈作り方〉
1.パスタを茹でている間に、フライパンにパスタソースを入れ、青ネギのみじん切りを加えます
2.パスタが茹で上がる直前のゆで汁(パスタのデンプンが混ざった)を大匙1杯フライパンに加え、フライパンを揺らしてソースや具材を混ぜ合わせます
3.フライパンのソースにゆで汁を良く切ったゆで立てパスタを加え、強火でソースと混ぜ合わせます
4.お皿に盛ったパスタの上に釜揚げシラス、海苔をまぶして完成です
(※塩分は釜揚げシラスで調整)
忙しいとき、疲れたときの味方「お助け調味料」♡
料理が得意な方には、ペペロンチーノもナポリタンも冷蔵庫の調味料で作れてしまうソースかもしれません。でもね、毎日忙しいし、慌ただしい。パッパッと作って美味しいごはんにしたいですよね。
私は料理テンションが上がらないとき、疲れているときには即(笑)お助け調味料に頼っています。野菜を切ったり炒めたりは手を動かせば何とかなるけど、ベースの味付けを悩まないで済むのが楽なんです。
そんな時の強い味方が紀ノ国屋や成城石井、ハナマサなどのちょっと高級お助け調味料。便利です!結果、美味しくて幸せなランチや夕飯になるなら最高ですよね!
ブランディング コーチ
大島文子
ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら
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