国内線機内で「やること」は、現在地チェックや食べログ検索。「やらないこと」は…
7月の週末。夏休み第一弾として、札幌に行ってきました。この1泊の旅の期間中、このコラムのために体感したかったことが3つあります。
1、機内無料Wi-Fiを使いこなす
2、「映え」写真を大人がやるにはどうするか
3、キャッシュレス、カードレスで旅はできるか
初回のレポートは、機内の無料Wi-Fiについて。国内線では、JAL、ANAともに無料で使えるようになっていますが、実際に接続するのは今回初めてでした。私が予約したJALの場合、事前にプロバイダーである「Gogo」に登録しておき、それから機内で接続します。
事前登録は、搭乗してからでもできます。そしてWi-Fiに接続できるのは、離陸して数分後。今回利用したJALの場合だと、機内Wi-Fiで利用できるのは、通常のネット接続はもちろん、機内オリジナルのいくつかのサービス。たとえば、飛行中の現在地をフライトマップで確認できたり、機内販売が買えたり。
今飛んでる位置がこんなふうにわかるのですが、東京から西に向かう便だと、富士山を見逃さないように、これでチェックする人が多いそうです。
後ろのほうから機内を眺めてみたところ、機内Wi-Fiを使っているらしき人は20%程度でした。週末ということもあり、お仕事ではなく多くがSNSに使ったりしていたような。
私が使ったのは、寿司、カニ、ジンギスカンの食べログチェック。それから、機内コンテンツで気にかかったのは、機内販売にあった、「メルヴィータ ロゼエクストラ見せ肌ボディセット」4,000円なるもの。レッグ用オイル(定価3,996円)をメインに、マッサージャー(ふくらはぎなどコロコロするやつ)、シャワージェル・ボディミルク(ミニサイズ)、アルガンオイル(お試しサイズ)、ボディオイル(サンプルサイズ)が入った、JAL機内販売限定セット。紹介が長くなりましたが、かなりのお得度です。そして、どうしてこうもミニサイズ付きというのは魅かれてしまうのか。ちょうど、夏用のボディオイルを買いたいと思っていたところだし、これはいい!
でも、待てよ。行きに買っても荷物になるし…、と保留にしておきましたが、やっぱり翌日も気になって。いざ帰りの便でネットに接続して購入しようかなと思ったら!「この便は、都合により機内Wi-Fiが使用できません」とのアナウンス。そうですね、そういうこともありますよね。CAさんに声かけて機内販売を買えばいいのかもしれないけど、もう眠たさが上回って、そのまま東京へ…。
もしこれが、絶対にメールしなくちゃならない大事な仕事案件だったりしたら、ぞっとしちゃいます(そもそもセキュリティのプロは「公衆無料Wi-Fiでは大事な情報は扱わない」と言っていたっけ)。機内Wi-Fiは100%つながる保障があるわけじゃない。大事な連絡や調べておくことは、搭乗前に済ませておくのが、やはり鉄則ですね(そして、機内販売は欲しいと思った時点で購入を、笑)。
では、何に使うのがいいかというと、ビデオプログラムで見逃しバラエティ番組をお気楽に観ること。『マツコの知らない世界』『VS嵐』『アメトーーク!』など、途中で終わってもまあよし、なものがいいのではないでしょうか。(スマホで見る際は、事前に「JAL」アプリもしくは「JAL Flight Navi」アプリを搭乗前にダウンロードする必要があるので注意!)
帰りの機内では、ちょうどその時間にやっていたW杯の決勝戦があって、それを気にかけている人もちらほらいましたが、10月からは一部のニュースやスポーツ中継がリアルタイムで観られるようです。できれば、ワールドカップ中に始まって欲しかったですね。
ANAではすでに「ANA SKY LIVE TV」というリアルタイムTVが始まっているので、生の情報が欲しい人はこちらもよさそうです。
●JAL 国内線 機内Wi-Fiサービス
●ANA Wi-Fi Service(国内線)
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam.jpでは「インタビュー連載/ゆとり以上バリキャリ未満の女たち」、Oggi誌面では「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」など連載中。よろしければそちらも読んでくださいね。