「潜在能力」って何?
テレビなどで頻繁に話題にされる、潜在能力。言葉だけ知っている人も多いかもしれませんが、実際に何を指す言葉なのでしょうか。
本章では、潜在能力の意味や顕在能力との違いなどを解説します。自分の仕事や達成に関して満足のいく結果を得られないことは、自身の内に秘められた潜在能力を効果的に活用できていないためかもしれません。
「潜在能力」の意味
潜在能力とは、外部には見えないが内部に秘められた能力のことです。他の人がその能力に気づかないのはもちろんのこと、本人自身も自覚していないことがあります。
ただし、この潜在能力は予期せぬ瞬間に発揮されることがあります。例えば、走るのが苦手な人でも、電車に乗り遅れそうなときに今まで経験したことがないようなスピードで走れることも、潜在能力のひとつといえるでしょう。
「顕在能力」との違い
潜在能力としばしば混同されるのが、「顕在能力」です。顕在能力は、潜在能力とは逆の意味をもつ言葉です。顕在能力とは、自分の意志で活用できる能力のことを指します。「何かを意識的におこなう力」が、顕在能力です。
また同じ行動を繰り返すことで、身体はその動作を覚え、もはや意識せずともおこなえるようになります。これは顕在意識でおこなっていた行動が、潜在意識に内在化された結果です。
潜在能力が高い人の特徴3つ
個人の潜在的な能力については、自己認識が容易ではありません。それは潜在的能力の程度や種類は個人によって異なるためです。
そこで本章では、高い潜在能力をもつ多くの人々に共通する特質に焦点を当てて解説していきます。本章で紹介する特徴をもつに人は、自分でも気づいていない、高い潜在能力が眠っているのかもしれません。
「好奇心旺盛」
好奇心旺盛で些細なことにも興味を示す人は、潜在能力が高いかもしれません。高い潜在能力をもつ多くの人は、基本的に好奇心旺盛です。自分が知らないことや経験したことのないことに出会うと、自然と興奮し、ワクワクします。それがどんなに小さなことであっても、自分の好奇心にひかれるものに積極的にアプローチできるでしょう。
「行動力がある」
フットワークが軽く、行動力がある人も高い潜在能力を持っているかもしれません。考えるだけでなく、基本的には軽快に行動できる人を「行動力がある」と表現するでしょう。このようなタイプの人は、さまざまな場所に気軽に足を運べます。
他人からの誘いも、自身の好奇心を刺激するものであれば、忙しくても受け入れます。休日や仕事の後に、ぼんやり過ごすことは滅多にありません。