●まず、長財布をやめて、ふたつ折り財布にチェンジ!
入れものを小さくして、それに入らない中身は出す。そのために実践したのは、以下の項目です。
・ポイントカードはアプリに移行。
・細かい支払いはスマホのApple Payにして小銭はもたない。出先で増えてしまった小銭は、帰宅後に小銭貯金箱へ。毎日、帰ったら財布の中の小銭をゼロにする(でも、キャシュレスなのであまり小銭ができない)。
・現金は1万円札、千円札各1枚ずつ。でもあくまでも割り勘時などの予備として。
・入れるカードは、クレジットカード1枚、nanacoカード、小学館のIDカード、この3枚のみ! nanacoは電子マネーはあるものの、なんとiPhone非対応(現時点では予定もないとのこと)。セブンイレブン愛用者の私は、よくコピー機も使っているので、これがないと不便。仕方なく残すが、今後どうするかは要検討。
●ポイントアプリのアイコンはまとめる。
楽天やメルカリなど「ネットで買う」アプリとは別に、こちらは「ポイント」のみ。買い物のとき店頭ですぐ取り出せるように。
Tポイントやマツキヨのポイントカードなんかは、ずっとカードでもっていたので、なんでもっと早くアプリに移行しなかったのかと思うばかり。マツキヨのアプリでは店頭で買ったものもすべて一覧で(しかも写真付きで)見られて、薬や愛用コスメの覚書にもなるし、まだ使ってないけど処方箋の管理やお薬手帳もある。研究の余地あり。
ちなみに、長財布時代に入っていて、断捨離されたカード類はこんなに!
長財布はたくさん入ってしまうので、気づいてませんでしたが、財布から出したもの17枚!免許証、保険証、病院の診察カード、そしてキャッシュカードも、もはや頻繁に使わないから、財布から出して引き出しに置いておき、必要なときだけ持ち出すスタイルに変更。
つまり、「予定を入れて使うカード」は「いつも入れておかなくても」「使うときだけ」でよし。日常的に使うカードだけ、持ち歩く。習慣になるまで、たまに「診察券忘れた!」とかありましたが、今は大丈夫。
●「好き」「うれしい」は残す
紙のポイントカード類で残したのが、PARIYAとスープストックのスタンプカードの2枚。迷ったけれど、これは「好き」だから残す。貯めるのがうれしいし、アナログ感がほっこりするし。
エコスタンプカードなど、マイバッグでもらえるスタンプカードもいくつかあって迷うところ。マイバッグもあたりまえになった今、それで得をしようと思わないほうが理にかなっているかなと思って、やめ。
●「お得なメール」「キャンペーンのお知らせ」はスルー
アプリが増えると、それぞれにメールやお知らせなどがついてくる。でも、すべて購読したり、いちいちキャンペーンに反応していては、脳内断捨離が進まない! プッシュ型はいったんすべて拒否。不都合はとくにないです。
ご参考までにですが、アプリへの移行やお財布整理にかかった時間は、ここまでで45分。つまずくところも特にありませんでした。
でも、何か見落としたりしていないかな。ファイナンシャルアドバイザーの西山美紀さんに、「私、だいじょうぶでしょうか?」と質問!
「キャッシュレス、カードレスはこの先、波に乗れない人・乗れる人と分かれるでしょう。できるときに早めに移行を始めたほうが○」とのこと。ただし。注意すべきポイントがふたつあって、「お金の流れを『見える化』する」「貯める仕組みも自動化しておく」とアドバイスもらいました。確かに、電子マネーやカード使用、銀行残高をトータルに把握しにくい。
それを解消するための、家計管理ソフト「マネーフォワード」もおすすめいただいたので、さっそくダウンロード。使い始めているのですが、なんといいますか、あちこちに散らばっていた頭の中の数字を、ここに集約してくれているような。これでようやく、一段階上がったような。ここまでやって、キャッシュレス、カードレスの意味が出てくるということもわかりました。
しばらく使ってみて、またご報告します!
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南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam.jpでは「インタビュー連載/ゆとり以上バリキャリ未満の女たち」、Oggi誌面では「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」など連載中。よろしければそちらも読んでくださいね。