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2023.12.16

「相違」とはどんな時に使う?詳しい意味から使い方、反対の意味の言葉をご紹介

相違とは、二つのものの間に違いがあることを意味する言葉です。実際にどのように使うのか、例文を通してご紹介します。また、類似する意味の言葉や反対の意味で使われる言葉についてもまとめました。それぞれ例文を通して使い方を説明します。

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相違とは?意味をご紹介

相違とは、二つのものの間に違いがあることです。たとえば、「事実と相違がある」とは、事実と異なる部分もあるという意味を指します。

2つのケーキ イラスト

(C)Adobe Stock

「事実と異なる」と表現すると事実は何も含まれていない印象を与えますが、「事実と相違がある」といえば、事実に沿ったものもあるという含みがあり、幾分穏やかな印象になるかもしれません。

【相違】そうい
二つのものの間にちがいがあること。「事実と―がある」「案に―する」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

■「相違がある」「相違がない」と使うことが多い

相違は、「相違がある」「相違がない」と表現することが多いです。たとえば、次のように使います。

・パターを買いに、ゴルフショップに出かけた。去年のモデルとまったく同じと店員はいうが、グリップの太さや素材の感触に相違がある。

・彼は文章をすべて書き直したといったが、元の文章とほとんど相違がなく、どこを書き直したのかわからない。

 

■相違が含まれた言葉

相違が含まれた言葉には、次のものが挙げられます。

・相違点

・相違ない(相違無い)

相違点とは、異なるポイントのことです。たとえば、「この二つのカーディガンの相違点はボタンの形だ。ほかはすべて同じだ」のように使えます。

また、相違ないとは、「まちがいがない」「確実である」という意味で使われる言葉です。たとえば、次のように使います。

・彼の証言は事実で相違ないと思われる。

・今回の取引の代金を相違なく受け取った。

 

相違と類似する意味の言葉

相違と似た意味で使われる言葉としては、次のものが挙げられます。それぞれの使い方やニュアンスについて見ていきましょう。

カップヨーグルトを両手に1つずつ持ち、違いを確認している女性 イラスト

(C)Adobe Stock

相違と類似する意味の言葉
  1. 差異
  2. 食い違い
  3. 齟齬

差異

差異(さい)とは、ほかのものと異なる点、ものとものの違いを意味する言葉です。差(さ)とも表現できます。

・彼とわたしの差異は、努力を継続できるかという点もあるが、もともとの能力も異なる。

・小さな差異が気になって、前に進めない。

 

差違(さい)と、表記することもあるようです。

食い違い

食い違い(くいちがい)とは、食い違うこと、あるいは食い違うポイントのことです。食違い(くいちがい)と表記することもあります。

・事故目撃者の証言が食い違っている。実際のところはどうだったのだろうか。

・駅前開発の推進派のなかで、意見に食い違いが見られるようだ。次の会議までには、食い違いを調整しておくほうがよいだろう。

 

また、塀や土手などが互い違いになるように作ってあることも、食い違いと呼びます。

・塀が食い違いに作ってあり、おしゃれに見える。

・彼女とわたしは、毎日土手の食い違いのところで別れる。

 

齟齬

齟齬(そご)とは、物事がうまくかみ合わないことや食い違うことです。こちら側の意図と異なるように相手が理解し、ゆきちがいが生じたときなどにも使います。また、鉏鋙(そご)と記載することもあります。

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