Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE インタビュー

2024.08.19

中林美和・kanonインタビュー「お互いのことを包み隠さず話せる関係性」

——例えば、喧嘩するとしたらどんなことが?

kanon:喧嘩じゃないですが、門限に関してはとても厳しくて、高校生の時は19時が門限でした。何かペナルティがあると、どんどん門限が早くなります(笑)。

中林: 18時とかね(笑)。

kanon:高3のころは門限に間に合うように走って帰っていました。何か予定があるときは「今日はこういう予定があるので遅くなります」と伝えて許可をもらっていました。

中林:遅くなるっていう日は、迎えにいっちゃう(笑)。当時は結構厳しくしていました。

kanon:門限以外は怒られたことがなくて、喧嘩もしないです。

中林:喧嘩は記憶にないし、kanonに対してイライラすることもほとんどありません。20歳をすぎた今、門限はありませんが、誰とどこに行くかをkanonからシェアしてくれますし、夜ご飯のいるいらないも連絡してくれます。kanonから「〇〇と渋谷にいる」と連絡があったときに「ママも渋谷にいるけど(車に)乗ってく? 迎えに行こうか?」なんてやりとりもよくあります。でも「大丈夫」ってバッサリされることもしばしばです(笑)

トーク中の中林美和さん

「娘たちは誇らしく、私を助けてくれる天使のような子たち」

おふたりが全く無理をしている感じがなく、インタビューをしていても自然にその関係が築けていることがうかがえる素敵な関係。何か秘訣があるのか聞いてみるとーー

中林:ひとつ言えるとしたら、娘のことをすごく褒めているし、かわいいとか大好きときちんと口にして伝えるようにしているということ。

kanon:褒められて伸びるタイプなので、あまり褒められてないなと思ったら「ママ褒めてよー」って言ってます(笑)。そうすると、本当にいろいろなことを褒めてくれるんです。

中林:kanonの気持ちを盛り上げられるようにしていますね。

kanonさん

——この夏から海外留学をするkanonさん。中林さんは寂しくてたまらないのではないでしょうか

中林:そうなんです。

kanon:私より母が辛いと思います。

中林:いつでも(留学先に)行ける準備をして、日本で過ごすつもりです。

kanon:引っ越しの際も一緒に来ます(笑)。4人兄妹なんですが、すでにほかの兄弟は家を出ているので、私が最後の1人なんです。

中林:今はkanonと2人暮らしですが、娘たちが20歳をすぎて改めて感じるのは、大変な時期は本当に一瞬だったということ。今では抱っこもできないし、ぎゅーっとしたい!と思ってもできない。だからこういうことができるのは、すごく愛おしくてかけがいのない時間だったと心の底から思います。だからお子さんが小さい方は、今のうちにできるだけたくさんのスキンシップをしてほしいです。

kanon:でもママ、今もやるじゃん(笑)。

中林:(笑)。娘に自分のことを丸っと見せていることがいい関係を築けている理由かもしれません。

中林美和さん、kanonさん親子のツーショット

——最後に、お互いの存在のここが誇らしいというところを教えてください。

kanon:相談をするとどんなことに対しても客観的な意見をくれるところ。最終的には絶対的に私の味方でいてくれるのですが、客観視して「相手はこう思ってるんじゃない」とか「kanonはこういうふうに考えすぎだよ」と的確なアドバイスをくれるからすごく頼りになります。

中林:(照れながら)ありがとうございます。

kanon:こちらこそありがとうございます。

中林:kanonはすごくまっすぐで、ブレない芯のある子です。私が育てたんじゃないかと思うくらい、強くてすごく素敵な人だと思います。

——小さい頃から、芯のあるお子さんでしたか

中林:小さい時からそうでしたね。

kanon:負けず嫌いなんです。

中林:親バカですが本当にいい子でびっくりするほど。天使のような子たちです。

そう話す中林さんの目には大粒の涙が。そしてその思いがkanonさんにも伝わり、目を潤ませるひと幕も。そんな中林さんに、お子さんたちが成人し、20歳まで育て上げた自分のことを頑張ったと思うか尋ねてみるとーーー

中林:すごく頑張ったと思います。私を助けてくれる存在として神様が素敵な娘たちを授けてくれたと思っていますが、私自身本当によく頑張ったし、2人を見ていると頑張ってよかったなと心から思います。苦しくて辛い時期もあったけれど、ひとつもムダじゃなかったんだって。

中林美和・kanon親子

写真をすべて見る
中林美和

(なかばやし みわ)1979年生まれ。16歳から小学館『CanCam』専属モデルとして活躍し表紙モデルになる。23歳で結婚、出産を経て小学館『SAKURA』メインモデルとして復帰。ママモデルの先駆者的存在となり、9年間表紙モデルを勤める。他、セブン&アイ出版 『saita』の表紙モデル、光文社『VERY』、宝島社『&ROSY.』など多数の女性ファッション誌、ビューティー誌で活躍する。著書に『中林美和のハートフルデイズ』、初のエッセイ『おんぶにだっこにフライパン!』など5冊を発売。 2017年アロマテラピーアドバイザーの資格を取得。2018年オーガニックスパブランド「MAROA」を立ち上げ、代表兼プロデューサーとして活動する。

 

kanon

(かのん)2002年12月11日生まれ。幼少期からインターナショナルスクールに通い、現在は慶應義塾大学で経済学を学ぶ日英バイリンガル。SNSで弾き語りやライフスタイルを発信しつつ、モデル、ポッドキャストMC、翻訳・通訳、ウェブデザインなど、幅広い分野でマルチに活動している。https://www.kanon-official.com/

ヘア&メイク/福川雅顕 スタイリスト/福留愛理 構成/岡野亜紀子

1 2

あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!