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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2024.09.18

「10月時候の挨拶」とは? 上旬・中旬・下旬の挨拶例と書き方を紹介

10月の時候の挨拶・ビジネスで使える「口語調」の慣用句
  1. 秋たけなわのこの頃
  2. 菊薫る季節となりました
  3. 実りの秋を迎えました

秋たけなわのこの頃

秋が深まってきた時期に使えるこの表現は、落ち着いた雰囲気と共に相手への気遣いが感じられます。季節の豊かさを伝えるのに適したフレーズです。

菊薫る季節となりました

菊の香りが漂う秋の季節を表現する言葉です。10月の季節感を盛り込みながら、相手に温かい印象を与えます

実りの秋を迎えました

実りの季節であることを伝えるこの表現は、収穫の豊かさを感じさせます。特に、相手の繁栄や成長を祈る際に使いやすい言葉です。

10月の時候の挨拶・お礼状等で使える例文は?

10月に出す、案内状やお礼状等で使える例文を紹介します。時候の挨拶を冒頭に書き、本題を述べ、最後に結びの挨拶で締めくくるのが基本の流れです。10月にふさわしい表現を取り入れ、相手に温かみと丁寧さを伝えましょう。

例文1
拝啓 秋冷の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
〈本題〉
今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。

敬具

例文2
拝啓 紅葉の候、朝夕は冷え込む日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
 〈本題〉
寒暖差が激しい季節ですので、どうぞご自愛くださいませ。

敬具

季節感を大切にしつつ、相手の健康や繁栄を祈る一文を添えることで、印象深い案内状やお礼状等を作成することができます。

【書き出し】10月上旬に使える挨拶例文

10月上旬は、秋の始まりを感じられる爽やかな時期です。漢語調では、格式高く秋の到来を感じさせる表現が適しています。特に「寒露の候」は、10月8日頃から使用できますので、早秋の挨拶として覚えておくと便利ですよ。口語調の挨拶では、「秋晴れの心地よい季節となりました」など、過ごしやすい気候に触れつつ、相手の健康を気遣う表現が好まれるでしょう。

【漢語調の例文】

「清秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」

「寒露の候、ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます」

【口語調の例文】

「秋晴れの心地よい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」

空

(c) Adobe Stock

【書き出し】10月中旬に使える挨拶例文

10月中旬の挨拶では、「秋冷の候」「菊花の候」といった表現が使われます。口語調の挨拶では、季節の美しさや過ごしやすさを伝えつつ、相手の体調を気遣う言葉を添えるといいでしょう。

【漢語調の例文】

「秋冷の候、皆様ますますのご繁栄のこととお慶び申し上げます」

「菊花の候、貴社ますますのご隆盛をお祈り申し上げます」

【口語調の例文】

「朝夕の涼しさが増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか」

【書き出し】10月下旬に使える挨拶例文

10月下旬は秋も深まり、寒さが感じられる時期。寒暖差が激しくなるため、口語調の挨拶では相手の体調を気遣う表現が効果的でしょう。漢語調では、季節の移ろいを上品に伝える言葉が求められます。

【漢語調の例文】

「晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」

「霜降の候、貴殿におかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます」


【口語調の例文】

「朝夕の冷え込みが厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか」

【結び】10月上旬に使える挨拶例文

10月上旬は、過ごしやすい秋の始まりを迎えます。秋ならではの話題を取り入れた結びの挨拶が効果的です。

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