漏れる、汚れる…どうする!? 鬼門の『生理2日目』
私の職業は医師(乳腺外科医)です。現在は乳腺専門クリニックで勤務していますが、いちばん多い仕事は外来業務。患者さまと対面する仕事なので、デスクワークをしている会社員の方々と同じくらい椅子に座っている時間が長いんです。
そんな労働環境で毎月困るのが月経、つまり生理のとき。診察で外来が混雑していると、思うようにお手洗いに行けません。経血量の多い生理2日目にナプキンやタンポンを交換できず、洋服が汚れてしまうことが今まで本当に幾度となくありました。
対策として夜用の大きなナプキンをつけたり、タンポンを入れたりしたことも。でも、大きくて分厚いナプキンはつけ心地が悪いし、タンポンを長時間入れておくのは心配。(タンポンを長時間入れていると「トキシックショック症候群」のリスクがあります)
ほかに何か使えるものがないかなと探していたところ…
〝ソフィ〟のシンクロフィットに救われた
そこで出合ったのが〝ソフィ〟のシンクロフィットです。シンクロフィットとは、ナプキンでもタンポンでもない、膣口に押し当てて使う生理用品のこと。使うときにはナプキンと併用します。
これがもう…使い始めたらすごく楽! たくさんの人に知ってほしいので、早速シンクロフィットのおすすめポイントをお伝えしたいと思います。
その1. 装着が簡単
個包装を開けるとポケットがついているので、そこに指を入れて膣口に押し当てるだけ。タンポンのように膣内まで入れる必要がなく、誰でも簡単に装着できます。最初はつけ心地に違和感があるかもしれませんが、慣れたら何も感じなくなります。
▲個包装された状態のシンクロフィット
▲個包装から出した状態。左の写真のように、指を入れるポケットがついています。
右の写真がポケットの裏面で、見えている面が経血を吸収する部分です。ここを膣口に押し当てて装着します。
その2. かさばらない
生理用ナプキンとシンクロフィットの大きさを比べてみました。
▲左が生理用ナプキン、右がシンクロフィット
写真のとおり小さいメイク用ポーチに入れておけるサイズで、突然生理になったときも安心です。交換するとき、ポケットの中に入れていますが目立ちません。握りこぶしの中にも入るので、握りしめた状態でお手洗いに行くこともできます。
その3.漏れない
経血量には個人差がありますが、私の場合はシンクロフィットがかなりの経血を吸収してくれます。ナプキンが汚れていないことも多いし、漏れることもなくなりました。それに、経血がドバっとでてナプキンに広がっていく、あの不安や焦りから解放されたのも大きい。心理的な負担まで減ったんです。
「はさんでいるだけだから取れちゃいそう」という心配もあるかと思いますが〝シンクロフィット〟という商品名なだけあって、動きにフィットしてずれる心配もなく、夜に使うのもおすすめです。
その4.生理用品のゴミが減る
シンクロフィットも個包装のラップも、トイレに流すことができます。用を足すとき一緒に落ちてくれるので、シンクロフィットに直接触れる必要もありません。ナプキンを使う量が減ってゴミも減ります。
ピルやミレーナなど、生理の負担を軽減する方法はほかにもありますが…シンクロフィットは婦人科に行く必要がなく、どの年代の方も気軽かつ手軽にトライできるアイテムです。
ぜひ一度、使ってみてください!
Domani Labメンバー
杉山迪子
乳腺専門クリニック マンマリアツキジに勤務する乳腺外科医。
乳がん・乳腺の知識をわかりやすく発信すること、乳がん患者さんが役立つ楽しい情報を発信することをライフワークにしている。ファッション、美容、料理、娘との旅行が大好き。
Instagram:https://www.instagram.com/michiko_612/
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