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LIFESTYLE 職場の悩み

2025.04.29

年間休日の最低基準とは? 法律・企業の実態・ホワイト企業の目安を徹底解説【社労士監修】

ホワイト企業の年間休日は何日? 理想的な働き方を考える

働きやすさを支えるのは、単なる休日数だけではありません。ここからは、年間休日120日でもしんどい職場の実態や、いわゆる「ホワイト企業」と呼ばれる企業の取り組みについてみていきましょう。

年間休日120日でも「しんどい」と感じる理由とは?

筆者の知人は、「前職は年間休日が多い分、出勤日は目が回るような忙しさで、職場の雰囲気もピリピリして居心地がよくなかったんだよね…。みんな心に余裕がないという感じ。これが結構しんどかった…」と言います。

また、「今の職場は、転職前の会社より年間休日は少ないんだけど、有給休暇は取りやすい。私は自分の予定に合わせて休みが取りやすい方が嬉しいので、今の職場の方がいいな」と語ってくれました。

このように、「カレンダー上の休日数=働きやすさ」とは限らないという点もおさえておきたいポイントですね。

ホワイト企業の年間休日の目安と労働環境

ホワイト企業の基準は一概にはいえませんが、「年間休日の数+有給休暇の取りやすさ+労働時間の適正化+職場の雰囲気」などの総合評価で判断されることが一般的です。例えば、次のような条件がそろっている場合、いわゆる「ホワイト企業」と呼ばれる傾向があるでしょう。

・年間休日120日以上
・年次有給休暇の取得がしやすい
・原則残業がない
・ハラスメント防止対策をしている

ただ、どんな職場が働きやすいかは価値観によってさまざまですので、あくまで一つの目安として考えてみてくださいね。

働く人たち

(c) Adobe Stock

年間休日だけで判断しない! その他の重要なポイント

年間休日数という表面的な数字だけではなく、「本当に休めているか」はもちろん、「出勤日はどんな働き方か」をしっかり確認することが重要ですよね。

例えば、有給休暇の取得率や残業の実態、フレックス制度の有無など、柔軟な働き方ができるかどうかも大切な要素です。また、職場の雰囲気やハラスメント防止への意識、相談しやすい雰囲気があるかどうかも重要なポイントでしょう。

そのほか、リモート勤務の環境整備や、子育て・介護への理解があるかなど、自分のライフステージに合った支援体制があるかどうかもチェックしておきたいですね。

最後に

この記事では、年間休日の基準や実態について、実例を交えて解説しました。年間休日の数字だけを見ると、思わぬ誤算があることも。自分に合った働き方を考える上で、参考にしてみてくださいね。

画像ALT

執筆

塚原社会保険労務士事務所代表 塚原美彩(つかはら・みさ)

行政機関にて健康保険や厚生年金、労働基準法に関する業務を経験。2016年社会保険労務士資格を取得後、企業の人事労務コンサル、ポジティブ心理学をベースとした研修講師として活動中。趣味は日本酒酒蔵巡り。
事務所ホームページ:塚原社会保険労務士事務所

ライター所属:京都メディアライン

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