Q:給料がギリギリで貯金ができません。どうしたらアップする?
答える人/新井千晶(キャリアコンサルタント)
A:自分の「コア」を見直してみよう
Domani世代は、ビジネスパーソンとしていちばん年収が上がっていく時期です。50代になる前に、今のうちにどこまで上げていけるかが勝負といえそうです。
もし今いる会社で勤務をしていても、5年以上年収が上がっていないのであれば、外に出ることを選択肢に入れたほうがいいでしょう。方法としてはいくつかありますが、おすすめの3つをご紹介します。
1、英語のスキルをつけて転職
外資系企業は全体的に高いです。業界にもよりますが、日系と外資とでは年収200~300万円ほどの差があります。また日系企業であっても、英語を全く使わないポジションに比べ、英語を使うほうが高い年収が得られます。
2、マネジメント経験を積んで転職
リーダーとして教育をするのではなく「人事評価」に関わるところまでやれるかどうかが大事です。最初から管理職になれなくても、積極的に若手教育などを担当し、「候補」として見てもらえるようにしていくといいでしょう。
3、コアキャリアをつくる
いろいろなことにチャレンジすることは素晴らしいのですが、手を広げすぎて、どれもこれも中途半端、とならないように。給料アップのためには、自分の「コア」となるキャリアを見直し、確立することが重要です。「自分はこれができる! ここは任せて」という、自分の軸を早めにつくるようにしましょう。
まずは相談も含め、エージェントに登録に行ってみてください。自分の経験ではどんなポジションの紹介がくるのか、だいたいどれくらいの年収になりそうかなど、アドバイスをくれるはずです。
キャリアコンサルタント
新井千晶(あらい ちあき)
エンワールド・ジャパン株式会社シニアコンサルタント。人材業界で約15年。現在はミドル・シニア層の転職相談やヘッドハンティングをしている。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)。プライベートでは30代後半で結婚し、1歳の子どもを育てるワーキングマザー。
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。