【目次】
今年も花粉の季節がやってきた!
今年もついにこの時期がやってきてしまいました……そう、いよいよ花粉の季節です。せっかくあたたかくなってきたのに、花粉症の人は素直に喜べないですよね。これから花粉との戦いが始まるんですから。ということで、今回は掃除のプロに聞いた室内の花粉対策をご紹介します。花粉は屋外だけじゃない、室内でも油断大敵ですよ!
(1)花粉の意外な侵入経路「給気口」、きちんと掃除できてる?
みなさんは「給気口」のお掃除、きちんとしていますか?と突然言われてもイマイチピンとこない人も多いかもしれませんが、「給気口」とは外気を取り入れるために取り付けられている設備のこと。マンションなどに設置が義務付けられているので、きっとあなたの家にもあるはずです。外気を取り入れるためのものということは、花粉もここから侵入してしまうということ!そのため、花粉が気になる季節はこの給気口の掃除や、フィルターの取り付け・交換をするのが大切です。
そもそもこの給気口のフィルター、市販されていること自体知らなかった人も多いのでは? 給気口の形は部屋によって様々なので、おうちの給気口の形を確認してみてくださいね。
(2)花粉の付着を防ぐには「柔軟剤スプレー」が効果的!
花粉を部屋に入れてしまう原因のひとつが、外で来ていた洋服などに花粉が付いたまま帰ってきてしまうということですよね。洋服やストールなど布地に花粉が付着してしまう原因は、実は「静電気」。そして、柔軟剤には静電気を防止する効果があるんです。水に柔軟剤を入れるだけで簡単に作れる“柔軟剤スプレー”で、衣類への花粉の付着を予防しましょう。
【柔軟剤スプレーのつくり方】
1:スプレーボトルや霧吹きを用意する。
2:500mlの水に対して15~25mlの柔軟剤を入れる。
(3)花粉は加湿器を使って床に落とす!
どんなに気をつけていても、花粉を完全に部屋に入れないというのは難しいですよね。続いて侵入してしまった花粉を上手に除去するための、ポイントをご紹介します。
まずは、加湿器で部屋の湿度を50~60%にし、花粉に水分を吸わせることで床に落としましょう。ちなみに、洗濯物を部屋干しすることで部屋を加湿するというのも効果的。この方法なら、花粉が気になって外に干したくない今の季節に一石二鳥ですね。
【部屋干しの嫌なニオイはを軽減するには?】
部屋干しはニオイが気になる……そんなときは洗濯物がなるべく早く乾くように干すのがポイント!今すぐできる3つの干し方をご紹介。
方法1:裏返し干し
縫い目の多い裏面は乾きにくいので、洗濯物を裏返して裏面を表に出して干した方がよく乾きます。
方法2:ジグザグ干し
バスタオルやシーツなどの大きいものは、横長にもって長い辺をジグザグにし、ピンチハンガー(洗濯バサミがたくさん付いたハンガー)に干しましょう。こうすることで重なり部分ができずに、乾きやすくなります。
方法3:アーチ干し
ピンチハンガーには、面積の大きなものや分厚いものなど、乾きにくいものを外側に干すようにすると◎。真ん中に区間をつくることで上昇気流が起こり、乾きやすくなります。
(4)落とした花粉は徹底的に拭き掃除
花粉を落としたら、次は徹底的に拭き掃除をします。掃除機を使ってしまうと、排気の勢いで花粉が再び舞い上がってしまうのでNG。時間帯は朝がおすすめです。
(5)エアコンにフィルターを取り付ける
エアコン自体に花粉除去機能はありませんが、エアコンは部屋の空気を循環させているので、市販されている“空気清浄フィルター”を取り付けることで空気清浄機能をプラスできます。もちろん、エアコンクリーニングをするのも効果アリです。
花粉はなるべく部屋に入れないこと、入れてしまった花粉は適切に除去することが大切なんですね。花粉症の人も、家族に花粉症の人がいる人も、花粉症になりたくない人も、ぜひ紹介した対策を試してみてくださいね。