美白ケアは美白化粧品を使うことだけじゃない
「紫外線対策」と「保湿ケア」も併用して
美容皮膚科タカミクリニックの山屋雅美先生に伺いました!
セルフケアでシミを取ることはできませんが、シミを薄くする、シミをこれ以上濃くしない、シミを予防することはできます。
美白ケアは美白化粧品を使うことだけが大切だと思っている人も多いですが、「紫外線対策」と「保湿ケア」こそが必要です。紫外線は夏以外の季節や曇りや雨の日でも降り注いでいます。夏だけでなく1年中日焼け止めを塗り、スキンケアも保湿をしっかり行ったうえで美白アイテムを使用するようにしましょう。
美白成分&保湿成分配合の化粧水をたっぷりと
トータルビューティアドバイザー水井真理子さんによると
「化粧水はコットンよりも手でつけるのが肌に優しくおすすめですが、問題は量。少量をパパッと広げて終わり、ではなく、手のひらをくぼませてたっぷりの量をとり、それを2回重ねづけ。いつもの3倍量を目安につけてみてください。しぼんだキメがふっくら、それに見違えるような透明感も出て、くすみも小ジワも吹き飛びます」
保湿成分がきちんと入った良質な化粧水を、たっぷりと。さらに美容液を重ねれば、肌の水分量はさらにアップ。
40代が美白化粧水を選ぶときの重要ポイント
美白成分配合の化粧水を選ぶ
山屋雅美先生によると、美白アイテムの使用されている美白成分にはさまざまな種類があるそう。
代表的なものだと「アルブチン」「トラネキサム酸」などが挙げられます。これらの成分はメラニンの生成を抑制する働きを持っているものであり、シミを取る効果はありません。シミが気になったときに使うのではなく、普段からシミ予防のために使い続けるようにしましょう。
ただし美白成分の中でも特に有名な「ビタミンC誘導体」は、メラニン生成抑制効果と、シミを薄くしてくれるメラニン還元作用の両方を持っています。クリニックでの治療ほどの効果はありませんが、自宅でできるシミケアとしてぜひ取り入れてみると良いでしょう。
保湿力もチェックして
美白成分でシミをこれ以上増やさない努力も必要ですが、「保湿」も重要だと先述しました。化粧水を選ぶ際は、保湿成分が配合されているかどうかもチェックし、肌にうるおいもしっかり補いましょう。
保湿効果の高い成分はグリセリンやヒアルロン酸、バリア機能をサポートしてくれるアミノ酸やセラミド、スクワランなどがおすすめです。
40代におすすめのプチプラ&デパコス美白化粧水
さっぱり使える薬用シミ対策化粧水
毎日のシミ対策に使えるさっぱりタイプの美白化粧水。肌にうるおいを与えながら、ビタミンC誘導体*¹ が浸透し、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防いでくれます。透明感のある肌へ。
*¹ 3-O-エチルアスコルビン酸
▲ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水 ¥990(編集部調べ)
美白効果だけでなくシワ改善も兼ね備えるローション
うるおいとハリの復元力を高める成分配合の、まろやかな白濁ローション。美白効果・シワ改善を叶えつつ、濃密なうるおいで肌を保湿します。ベタつかず使い心地のいい使用感。
▲ONE BY KOSÉ ディープ ハイドレーター[医薬部外品]160mL ¥3,520(編集部調べ)
水とオイルにこだわった美白化粧水
水とオイルにこだわったシンプルなスキンケアアイテム。ビタミンCの力でメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防いで肌に透明感を与えてくれます。いきいきとした印象へ。
▲Mitea ORGANIC ホワイトニングセラムローション[医薬部外品] 120mL ¥1,991