【目次】
・電動歯ブラシの選び方のポイント
・おすすめの人気メーカー
・オーラルケアにおすすめの電動歯ブラシ
・電動歯ブラシ用の歯磨き粉もチェック
・電動歯ブラシを使った効果的な磨き方
電動歯ブラシの選び方のポイント
電動歯ブラシの製品ラインナップは年々増える傾向にあり、機能や価格帯もさまざまです。このため、どの商品を買えば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか?はじめに、自分に合った電動歯ブラシを選ぶポイントを見ていきましょう。
駆動方式や機能で選ぶ
電動歯ブラシには「振動式」「回転式」「音波式」の3種類があり、種類によって使い勝手が変わります。
「振動式」はほかの方式に比べて振動回数が少ないため、ある程度自分でブラッシングをする必要があります。その代わり価格が安く、普通の歯ブラシと同じ感覚で磨けるので、初心者用や手磨きの補助用としておすすめです。
丸型のブラシが特徴の「回転式」は、一般的な歯ブラシでは届きにくい箇所も、しっかり磨けます。しつこい歯垢も良く取れますが、回転力が強く、歯茎を傷めることがあるので、磨き方に注意が必要です。
「音波式」は振動式と比べて振動数が格段に多く、歯に軽く当てるだけで磨けます。振動幅が小さいため、歯茎へのダメージが軽いのもポイントです。
付属品や価格もチェックして
電動歯ブラシは一般的な歯ブラシと違って価格が高いため、使いにくいからといって安易に買い替えるわけにはいきません。購入前に本体の重さや持ちやすさ、充電器やスタンドのデザイン、ブラシの形状などをチェックしておくと、失敗の可能性を減らせます。
ブラシは交換できますが、基本的には本体と同じメーカーのものしか使えません。特殊なブラシを使いたい方は、「替えブラシ」のラインナップもチェックしましょう。よく分からない場合は、あらかじめ数種類のブラシがセットされたものがおすすめです。また、高性能な歯ブラシほど、価格も高くなります。使わない機能があっても無駄になるため、「機能と価格のバランス」の取れたものを選びましょう。
おすすめの人気メーカー
電動歯ブラシの特徴は、メーカーによっても変わってきます。お気に入りのメーカーが見つかれば、買い替えるときも迷わずに済むでしょう。人気の電動歯ブラシメーカーを3社紹介します。
(1)ブラウン
「ブラウン」はドイツの小型家電メーカーです。同社の電動歯ブラシ「オーラルB」シリーズは、回転式を採用しており、歯の1本1本をパワフルに磨き上げます。
歯茎を傷めにくい「やわらか極細毛ブラシ」や、黄ばみの元「ステイン」を除去する「ホワイトニングブラシ」、歯間の汚れをしっかり落とす「歯間ワイパーつきブラシ」など、替えブラシの種類も豊富です。「ポケモン」のキャラクターが歯磨きを応援してくれるキッズ専用モデルもあり、親子で楽しく歯磨きできます。
(2)オムロン
「オムロン」の電動歯ブラシは、歯と歯茎に優しい音波式です。タテとヨコの振動を組み合わせた独自の「マルチアクション音波」により、隙間の歯垢もきれいに落とせます。本体がスリムで軽く、持ちやすいのも特徴です。充電タイプのほか、職場や旅先に持って行ける乾電池タイプも揃っています。
(3)パナソニック
「パナソニック」の電動歯ブラシは、歯科医師推奨のブラッシング法に近い「W音波振動」が魅力です。家電メーカーだけあって、充電器の性能も良く、2分で1回分の充電が完了する「クイックチャージ」機能がついています。うっかり充電を忘れていても、2分待てば使えるので、忙しい朝に助かるでしょう。携帯用の乾電池タイプの品揃えが豊富で、化粧ポーチに収まるポケットサイズなど、使いやすい商品が見つかります。
オーラルケアにおすすめの電動歯ブラシ
続いて、毎日のオーラルケアにおすすめしたい、電動歯ブラシを具体的に紹介します。
超音波式 フィリップス「ソニッケアー クリーンケアー」
フィリップスの音波式歯ブラシ「ソニッケアー」シリーズには、初めて電動歯ブラシを使う方でも安心の、「イージースタート機能」が付いています。ブラッシングのパワーが、最初の14回までは低めに、その後は徐々に上がっていくように設定されているので、無理なく電動歯ブラシに馴染めます。
「クリーンケアー」はソニッケアーシリーズの中でも低価格のモデルですが、機能がシンプルというだけで、歯磨きの性能は変わりなく、替えブラシも同じものを使えます。音波式の電動歯ブラシの中でもコストパフォーマンスが高く、最初の1本としておすすめです。
商品名:フィリップス ソニッケアー クリーンケアー
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歯医者帰りの歯に パナソニック「プリニア スマート」
パナソニックの「プリニア スマート」は、ワンタッチボタンや充電お知らせランプなど、便利な機能が満載の電動歯ブラシです。「30秒お知らせタイマー」が付いていて、磨き残しや磨き過ぎを防ぎます。
標準のブラシのほか、歯並びの悪い部分や矯正器具の周辺を磨きやすい「ワンタフトブラシ」と、黄ばみを取る「ステインオフブラシ」が付属しており、歯の悩みに合わせて使い分けできます。すべて使いこなせば、まるで歯医者帰りのような、ピカピカの歯に近付けるでしょう。本体が90gと軽く、長時間使用しても手が疲れないのもポイントです。
商品名:ジーシー プリニア スマート
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ホワイトニングも ブラウン「オーラルBジーニアス9000」
ブラウンの「オーラルBジーニアス9000」は、六つのブラッシングモードにより、ホワイトニング、歯ぐきの腫れ、口臭など、あらゆる口の悩みに対応できる電動歯ブラシです。「モーションセンサー」を内蔵しており、スマホアプリと連動して磨き残しや磨き癖を教えてくれるので、が自然に身に付きます。
また、ブラシ圧を感知して光でお知らせする「押し付け防止センサー」や、「やわらか極細毛ブラシ」が付いていて、力を入れ過ぎてしまう方や歯茎が弱っている方も安心です。海外充電や、スマホ充電にも対応したおしゃれなトラベルケースが付いています。
商品名:ブラウン オーラルBジーニアス9000
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携帯に便利 オムロン「メディクリーンPORTABLE」
携帯用の電動歯ブラシをお探しの方には、オムロンの「メディクリーンPORTABLE」がおすすめです。ケースにセットすると、一般的な旅行用歯ブラシセットと変わらないほどコンパクトで、バッグに入れても邪魔になりません。
ケースが充電器を兼ねており、コンセントのほか「パソコンのUSBポート」からも充電できます。乾電池式と違っていつでも充電できるため、長期の出張や旅行はもちろん、オフィスに常備したいときにも重宝します。また、「静音モード」が付いているので、騒音が気になる時間帯でも安心です。ケースの色はピンク、ブラック、ブルー、ホワイトから選べます。
商品名:オムロン メディクリーンPORTABLE
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電動歯ブラシ用の歯磨き粉もチェック
電動歯ブラシは水だけでも十分きれいに磨けますが、歯周病予防や美白など、歯に良い成分が入った歯磨き粉を併用すると、一層効果が高まります。ただし一般的な歯磨き粉は、まわりに飛び散ったり、泡が出過ぎたりして、磨きにくいこともあります。
また、研磨剤入りの歯磨き粉は歯を傷つけてしまう恐れがあるので注意しましょう。電動歯ブラシ用に開発された、専用の歯磨き粉を2点紹介します。
歯周病予防 サンスター「GUMデンタルジェル」
サンスターの「GUMデンタルジェル」は、研磨剤不使用で、発泡性が低いジェルタイプの歯磨き粉です。飛び散りにくいので、パワフルな回転式歯ブラシでも安心して使えます。「GUM」シリーズの特徴である、「殺菌作用」と歯茎の「抗炎症作用」は健在で、歯周病の予防効果が期待できます。電動歯ブラシ用と記載されていますが、普通の歯ブラシでも問題なく使えます。
商品名:サンスター GUMデンタルジェル
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低研磨性 GC「音波&電動用歯磨きペースト」
音波式歯ブラシには、GCの「音波&電動用歯磨きペースト」がおすすめです。飛び散りや泡立ちが少なく、消炎効果や殺菌効果も期待できます。歯の再石灰化を促す「フッ素」が配合されており、子供の虫歯予防にも有効です。さわやかなグレープルーツ味なので、辛い歯磨き粉が苦手な小さな子供も、無理なく使えるでしょう。
商品名:GC 音波&電動用歯磨きペースト
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電動歯ブラシを使った効果的な磨き方
回転式や音波式の電動歯ブラシは、自分で歯ブラシを動かさなくても良い反面、正しく使わないと本来の性能を活かせません。最後に電動歯ブラシの効果的な持ち方や、磨き方を見ていきましょう。
基本的な握り方は2タイプ
電動歯ブラシには、「パームグリップ」と「ペングリップ」の、2通りの握り方があります。基本的には持ちやすい方法で構いませんが、歯ブラシの重さや手の力、磨きたい場所に合わせて変えてみても良いでしょう。
手のひら全体でグリップ部分を握る「パームグリップ」は、重い電動歯ブラシに適した握り方と言えます。ただし、力を入れ過ぎるクセがある方は、歯茎を傷めることがあるので注意が必要です。
一方のペングリップは、指先でペンを持つように握ります。余計な力がかからず、歯や歯茎へのダメージも軽いのが特徴です。また、ブラシの当て方を細かく調整できるので、歯間や奥歯、歯の付け根などを磨くときに便利です。
磨く部位ごとに当て方を変える
電動歯ブラシでは、部位ごとにブラシの当て方を変えていくと、効率的に磨けます。歯の表面を磨くときは、歯ブラシを横に持ち、歯に対して毛先を垂直に当てます。歯の形に合わせて、多少斜めに傾けるようにしていくと、よりしっかり磨けるでしょう。
歯と歯茎の境目である「歯周ポケット」には、ブラシを45°に傾ける「バス法」がおすすめです。ただし回転式歯ブラシは、歯茎を傷めることがあるので、角度は気にせず毛先を優しく当てるようにします。
歯の裏側は、横に持つと磨きにくいため、ブラシを立てたり、斜めに持ったりして調整します。
見えにくく磨き残しの多い「下の奥歯」は、電動歯ブラシのメリットをもっとも生かせる部位です。ブラシの先端部分をしっかり当て、汚れをかき出しましょう。
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