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2019.11.20

iPhoneを機種別に比較してみたら…|賢い選び方・おすすめシリーズも紹介

Apple Storeや大手キャリアでは、iPhoneの最新モデルだけでなく、新品の「型落ちiPhone」を取り扱っています。「最先端の機能は必要ない」「安く購入したい」という人に人気で、最新モデルよりも使い勝手が良いケースも。型落ちの人気機種をチェックしてみました!

【目次】
iPhoneは最新機種じゃなくてもいい?
iPhoneを選ぶときのポイント
iPhoneを機種別に比較してみよう
型落ちのiPhoneを買う場所は?
おすすめのiPhoneシリーズ

iPhoneは最新機種じゃなくてもいい?

iPhoneは毎年最新機種が登場しますが、毎年買い替えるのは現実的に難しいものです。最新機種は旧製品にはないような新しい機能を持っていますが、最新機種でなくてもその能力は十分に発揮することができます。

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(C)Shutterstock.com

旧モデルでも十分なスペックがある

iPhoneは最新機種が発売するたびに規格やデザインが変わり、新たな機能が追加されます。しかし、基本的なスペックに関して言えば一気に性能がアップすることは稀で、前の世代と大きな差はないこともあります。機能的な部分で言えばカメラ性能がグッと上がり、iPhoneのコアとなるチップ数も変化をします。「一眼レフのような高精度の写真が撮りたい」「3Dゲームの動作効率を上げたい」という人は、最新機種を選んだほうが快適さを実感できます。通常の使用であれば、実用面において不便さを感じることはほとんどありません。

古いiPhoneにしかない機能もある

歴代のiPhoneには、ホームボタンが付帯していましたが、2017年に販売された「iPhone X」シリーズからは全面ディスプレイ式となり、ホームボタンがなくなりました。「アプリ操作中、ホーム画面に戻るにはどうすれば良いの?」と戸惑った人もいるでしょう。「iPhone X」以降は、顔認証システム「Face ID」が導入され、画面を見つめるだけでロックが解除できます。精度は非常に高いものの、誤認識もゼロではなく、以前の指紋認証機能「Touch ID」に利便性を感じるケースもあるでしょう。このように「使い慣れた機能のある古いiPhoneのほうが動作効率が良い」という人もおり、必ずしも最新機種が使いやすいという訳ではありません。

iPhoneを選ぶときのポイント

前述の通り、最新式のiPhoneが万人にとって使いやすいとは限りません。「機器には疎い」と思う人でも、ポイントを押さえれば自分にぴったりなiPhoneが見つかります。

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手に馴染むサイズ感

最近ではスマホが大型化する傾向があり、初代のiPhoneのディスプレイが3.4インチだったのに対し、20017年発売のiPhone 8は4.7インチ(67.1×138.3mm)、2018年発売のiPhone XSは、5.8インチ(70.9×143.6mm)にまでサイズアップしています。大きなスマホのメリットは、画面が見やすく文字が打ちこみやすい点でしょう。スマホでゲームや映画を楽しむ人にとって、大型スマホはこの上なく快適に感じることができます。小さなスマホは手になじみやすく、ジャケットのポケットに収納できるのがメリットです。片手でパパッとスマホを操作したい人は、4.7インチ前後の小型サイズが便利です。手に持ったときの重量感やフィット感をしっかり考慮して選びましょう。

カメラ機能の画質

iPhoneシリーズにはカメラ機能も付いており、カメラの画質も良いと好評です。カメラの良し悪しを見分けるポイントは「画素数」「レンズ」です。画素数は数値が高いほどキメの細かい画像になり、写真を大きく引き伸ばしても画像が乱れません。現在のスマホの画素数は、800~1200万画素数以上が主流レンズの枚数・大きさ・透明度・色調・集光性・F値などによっても写真の質が大きく左右されます。ズーム数や手ブレ補正やポートレートモードの有無、ビデオ撮影の拡張ダイナミックレンジなどもチェックしましょう。素人がスペック表を見ただけでは良し悪しが分からないため、店頭で試し撮りをするか、レビューを参考にすることをおすすめします。

ストレージ容量も確認

データの入る外部記憶装置のことを指す「ストレージ容量」が低下するとパフォーマンスが下がるため、自分の使用スタイルに合わせた容量を選ばなければなりません。iPhoneは一つのモデルにつき、複数のストレージ容量が用意されています。例えば、iPhone 8は64GBと256GBの二つがあります。写真の保存で考えれば64Gは1.25MBの写真が5万1200枚256Gは20万4800枚が撮りためられる計算になります。アプリの中でも「ゲームアプリ」や「メールアプリ」は容量を圧迫しやすいので、頻繁に使用する人は64GB以上が安心かもしれません。

iPhoneを機種別に比較してみよう

iPhoneが日本で最初に発売されたのは、2007年で、初代「iPhone 3G」から始まり、現在は最新機種のiPhone XSシリーズがラインナップされています。2016年以降に発売された機種に特化して、価格や性能を比較してみましょう。

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旧モデルの方は価格は低い?

旧モデルは、Apple StoreやApple製品取扱店で購入することができます。Apple StoreはiPhoneの正規のオンライン販売所であり、安心して購入することができます。2019年9月現在の価格では、iPhone 7(32GB)は5万800円~、iPhone 8(64GB)は6万7800円~、iPhone XR(64GB)は8万4800円~、iPhone XS(64GB)は11万2800円~です。古い機種であればあるほど価格は安く、手持ちのiPhoneを下取りした場合は、1万円以上安くなるケースもあります。

サイズや機能の違いをチェック

「iPhone 7」「iPhone 8」「iPhone XR」「iPhone XS」のサイズと機能の違いを比較してみます。

iPhone 7は4.7インチイヤホンジャックや物理ホームボタンが廃止され、デザインがよりシンプルになっているのが特徴です。iPhone 6(A9チップ)の最大2倍の速さで動作するコア及び1/5の電力で動くコアを持つ「A10 Fusionチップ」が採用されています。

iPhone 8はiPhone 7同様の4.7インチですが、「ワイヤレス充電」が付帯され、チップにはより高効率な「A11 Bionicチップ」が採用されているのがポイントです。

iPhone XRになるとサイズが6.1インチにまで大型化し、従来の「Touch ID」 から「FaceID」に切り替わっている他、パワフルなチップと言われる「A12 Bionicチップ」が採用されています。

なお、iPhone XSは、XRとスペックはほぼ同じですがサイズは5.8インチとやや小型です。

カメラの画質も異なる

iPhone 7・8・XRは共通して「シングルレンズ」で1.8絞り値(F値)、12MP(1200万画素)、デジタルズーム5倍が採用されています。

一方でiPhone 7 Plus・8 Plus・XSには、広角と望遠に優れた「デュアルレンズ」が搭載され、光学ズーム2倍、デジタルズーム10倍と性能がアップしているのが特徴です。そのため、少し離れたところからの撮影でもきれいにくっきり写真を撮ることができます。iPhone 7 Plus・8 Plusにはポートレート撮影ができる「ポートレートモード」がありますが、iPhone XS・XR以降はその機能がさらに進化し、初心者でも奥行きを生かしたプロ顔負けの美しい写真が撮影できます。

型落ちのiPhoneを買う場所は?

自分に必要な最低限の機能やスペックを備えつつ、コストをできるだけ抑えたいという場合は、型落ちした手頃な価格のiPhoneがおすすめです。購入時は、ジャンク品と呼ばれる粗悪なiPhoneに注意しましょう。

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Apple Storeとキャリア

型落ちのiPhoneは主にApple Storeやau・docomo・ソフトバンクなどの大手キャリアで購入ができます。また、一部機種に関しては、UQ mobile、BIGLOBEモバイル、Y!mobileなど格安スマホを販売している場所でも取り扱いがあります。

直販のApple Storeは「SIMフリー」で、大手キャリアよりも安価になるのがメリットです。古い機種の下取りサービスを活用すればさらにお得になります。大手キャリアの場合、「SIMロック」された状態で販売され、価格は直販のApple Storeより高くなりますが端末購入と同時に回線契約ができ、分割払いや割引プログラムなどが利用できるのが魅力です。

中古はジャンク品に注意しよう

中古の型落ちiPhoneを安価に購入できる場所としては、リサイクルショップ中古携帯ショップなどがあります。基本的には、動作確認済みで見た目はきれいですが、バッテリーの減りが早かったり、過去に水没して機器が劣化したりしているケースが少なくありません。素人が外観から判断するのは難しく、長く使えないジャンク品をつかませられる可能性もゼロではないでしょう。直販店や大手キャリアには、端末の製品保証がありますが、中古品は不具合があってもサポートが受けられないので注意が必要です。

おすすめのiPhoneシリーズ

iPhone 4やiPhone 5などの古い機種はiOSのバージョンアップ対応が終了しているため、型落ちを購入するならiPhone 7以降の機種を選ぶのがおすすめです。

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安く買いかえるなら「iPhone 7」

「iPhone 7」の価格はApple Storeを参考にすると32GBで5万800円~と手頃です。iPhone 6にはなかったIP67等級の防水・防塵性能や、「iD」「QUICPay」「Suica」などの電子マネーが搭載されています。iPhone 8はiPhone 7よりもやや処理能力が速くなり、カメラの性能も上がっていますが、日常的に使用する分には大きな差がありません。ワイヤレス充電ができないという点が気にならなければiPhone 7はとてもお買い得と言えます。

大画面で使いたいなら「iPhone 8 Plus」

「iPhone 8 Plus」はコード不要の「ワイヤレス充電」が可能で、心臓部にはXと同じ「A11 Bionicチップ」が搭載されています。デュアルレンズとポートレートモードにより、自然なボケ感のある写真が楽しめるのもポイントです。四つの照明エフェクトによる「ポートレートライティング機能」を使うと、本格的なスタジオで撮影したような写真を撮ることができます。

デザインも重視するなら「iPhone XR」

「iPhone XR」は、2018年10月に発売された新型でiPhone 8 Plusのさらに上をゆく6.1インチです。次世代のNeural Engineを 搭載した「A12 Bionicチップ」で、セキュア認証には最新式の「Face ID」が使われています。他の新型機種にないiPhone XRの魅力と言えば、豊富なカラーバリエーションでしょう。イエローやコーラルなどの全6種類がそろい、自分の個性に合ったカラーが見つかりそうです。カメラのレンズはシングルカメラですが、背景を自然にぼかす「ポートレートモード」が使えます。

まとめ

絶対に必要な機能がない場合は型落ちiPhoneでも不便さを感じることは少ないはず。iPhone 7以降は、電子マネーFeliCaにも対応しており、日常での利便性が高いモデルです。カメラの性能や処理能力の速さを重視する人は、「Plusシリーズ」や「XSシリーズ」を検討してみましょう。

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