シンガポールの動物園なら子どもも大人も大満足♡
子連れにおすすめしたい観光地がたくさんあるシンガポールの中でも、特に必見のスポットといえるのが動物園。「海外旅行でわざわざ動物園?」と思うことなかれ!子どもも大人も楽しめること間違いなしの見所がたくさんあるんです。今回は動物たちをすぐ近くで見られる「シンガポール動物園」、夜の暗闇の中で動物を観察できる「ナイトサファリ」、そして昼間の動物園がナイトスポットに様変わりする「レインフォレスト・ルミナ」のおすすめ3スポットをご紹介します。
あの動物がすぐそこに!「シンガポール動物園」
最初におすすめしたいのが、様々な種類の動物たちを驚くほど近い距離で見られる「シンガポール動物園」です。シンガポール動物園がほかの動物園と違うポイントは、檻や柵を使わずに川や地形を境界にした独特な展示方法をしていること。より自然に近い環境に生きる動物たちを間近で見ることができ、その生き生きとした姿が人気を集めています。
園内に入り、さあいよいよ動物園だ!…と思ったらいきなり木の上に小さな猿を発見!何の柵も仕切りもない、ただ通り道に生えた木の上に猿が普通に登っている姿は、初っ端からなかなかの衝撃です。でも、まだまだこんなもんじゃないのがシンガポール動物園のすごいところ。
おすすめ1:ジャングル・ブレックファスト
私たちが最初に向かったのは、こちらの「アーメン・レストラン」。かつてシンガポール動物園で暮らしていたスター的存在のオランウータン、アーメンの名前を冠したレストランです。
動物園に来て早々なぜレストランなのかというと、「ジャングル・ブレックファスト」という、シンガポール動物園に来たら欠かせないアトラクションを体験するため。なんとここでは、朝ご飯を食べながら間近でオランウータンを見られる上、一緒に写真まで撮ることができるんです!
ビュッフェ形式のブレックファストをのんびり食べていると、ついにオランウータンがやってきました!飼育員の方からフルーツをもらっています。実はシンガポール動物園ではオランウータンが放し飼いにされており、園内の木の上を自由に動き回っているのだとか。そのためオランウータンは毎日決まった時間に、木とロープを伝って自分でここまでやって来ます。てっきり飼育員さんが連れて来るのだと思っていたので、その登場の仕方にびっくり。
たくさんの人がいるにも関わらずあまり気にしていない様子でフルーツを食べ続けるオランウータンたち。オランウータンと撮影をしたい人は列に並び、順番が来たらすぐ目の前に立って写真を撮ることができます。自分のカメラやスマホを渡すとスタッフの方が撮影してくれるので、家族や友達みんなで写真に収まることができるのもうれしいポイント。こんな貴重な機会を逃すわけにはいかないということで、早速列に並んでパチリ。子どものオランウータンのつぶらな瞳にすっかりやられました…笑
ジャングル・ブレックファストは毎日午前9:00から10:30まで。ぜひ朝一でオランウータンたちに会いに行ってみてください。
おすすめ2:フラジャイル・フォレスト
とにかく動物との距離の近さに驚かされるシンガポール動物園ですが、その最たるものとも言えるのがこちらの「フラジャイル・フォレスト」。
室内で小動物たちが放し飼いにされており、蝶や鳥、哺乳類に爬虫類まで、多種多様な動物たちと出会うことができます。まさに森のような空間です。
なんと、この距離を動物が平気で横切っていきます。ものすごく人に慣れているというか、むしろ眼中にもない感じ…。動物たちが暮らしているところにこちらがお邪魔するという感覚です。
突然足元をワオキツネザルが走り抜けて行くという、信じられない光景も。
大迫力のイグアナもめちゃくちゃ近い!あまりの大きさにリアルな置物かと思うほど。
さらにこんなかわいらしいマメジカも!なかなかお目にかかることのない珍しい動物たちが活発に動き回る姿を、本当に近くから見ることができます。あまりに次々と現れるので、絶え間なくずーっと驚いていました。笑
フラジャイル・フォレストは室内にあるため、気づかず通り過ぎてしまわないようご注意を。シンガポール動物園に来たら必見の場所です!
まるで冒険!「ナイトサファリ」
シンガポールに来たら、ぜひ夜も動物を見に行ってください。「ナイトサファリ」はその名の通り、日が落ちてから開園する動物園。徒歩、もしくはトラムに乗って、暗闇の中の動物たちを見て回ることができます。じっくり散策したいときは徒歩で、小さな子どもがいるときやあまり時間のない場合はトラムを使うのがおすすめ。
夜の動物園なんて、ワクワクするに決まってる!ということで、今回はトラムに乗って出発です。トラムの場合イヤフォンで動物について解説を聴くこともできます。日本語にも対応しているので安心。動物たちの生態はもちろん、乱獲などの動物にまつわる問題も説明され、とても勉強になります。
あくびをするライオンを激写!夜行性のはずのライオンですがなんだか眠そう…。
こちらなんだかホラーな写真になってしまいましたが、実は「夢を食べる」でおなじみのマレーバク。トラムのすぐ真横を通り過ぎていきました。昼間の動物園と同様、こちらも檻や柵を使用しない展示をしているので、こんなふうに信じられないほど近くを動物が通る瞬間があります。それにしても近い!
草食動物の群もすぐそこに。暗さと背景の豊かな木々も相まって、まるで野生の動物たちを見ているかのようです。そういえば、普段ならこんな自然の中にいたら蚊に刺されまくる私ですが、シンガポールでは虫刺されに悩まされることがありませんでした。実は、シンガポールでは国が徹底的に蚊を駆除しているのだとか!シンガポールは熱帯なのになぜ?と思ったら、なるほどそういうことだったんですね。
ナイトサファリは24:00まで開いているので、動物園に行きたいけど昼間は時間がないという場合も◎。ジャングルや森の中を冒険しているかのようなワクワク感は、子どもから大人までおすすめです。
レインフォレスト・ルミナ
シンガポール動物園が閉園する日没後、同じ場所で楽しめるのが「レインフォレスト・ルミナ」です。緑あふれる動物園の敷地内が、イルミネーションやバーチャル映像を楽しめる散策コースに大変身。好評につき今年の6月から第2弾がオープンした、人気のイベントです。
早速夜の散歩に出発。ライトアップされたコースを歩いていると…
バーチャル映像の動物が現れました!こちらはホワイトタイガーの「タイリー」。ほかにもオランウータンやカワウソ、カメレオンなどのかわいいキャラクターたちが登場します。
映像を見るだけでなく、参加して遊べるアトラクションも。こちらは地面にある丸い光るプレートの上でジャンプすると、バーチャル映像の動物たちが飛び上がるというもの。プレートによって飛び上がる動物が変わるので、思わず何度もジャンプしてしまいました。
朝から夜まで楽しめる、シンガポールの動物園。今回紹介した以外にも、川下りをしながら水辺の動物たちに出会える「リバーサファリ」や、世界中の鳥を見ることができる鳥類専門の「ジュロン・バードパーク」もあります。シンガポールに来たらぜひ大自然の中の動物たちを見に行ってみては?
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取材・文/竹村史菜 協力/シンガポール政府観光局