Q:小学生の子どもがスマホ依存症。やめさせる方法は?
答える人/畑川 麻紀子(Jimokids代表)
A:否定ではなく、スマホの便利さや付き合い方を共有
そもそも、スマホって悪いものなのでしょうか? ママにとってスマホは必需品ですよね? もし、お子さんに「スマホはダメ!」 と否定的に伝えたとしたも、お子さんの心は動かないでしょうね。ママだって依存してると思われるだけです。子どもはちゃんと親のことを見ていますから(笑)。
むしろ、お子さんと一緒にスマホのよさをまずは共有するというのはどうでしょう。「ママの子どもの頃はスマホなんてなかったよ!」とか、スマホのおかげでコミュニケーションの方法も、情報の収集量も格段に向上したという事実を、認めてしまうのです。うちの子どもの場合、興味関心のある分野の動画を見つけ出し、いい意味で知識をぐんぐん吸収しています。現代の子ども達には、スマホをちゃんと使いこなせないと困るのも事実だと思います。
その上で、ママの不安も伝えてみてはどうでしょうか。視力の低下や友達とSNS上のトラブル、時間の使い方、など。そしてルールも明確に(時間制限アラームをかける、守れないならスマホ両親に預けるなど)。これからの未来を担う子ども達ですから、ぜひ否定ではなく、スマホとのポジティブな向き合い方を伝えてあげてください。
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Jimokids代表
畑川 麻紀子(はたかわ まきこ)
大学在学中に学生結婚、卒業後は大手IT企業に就職、希望していた新規事業部門にて事業の立ち上げを経験。25歳で第一子を出産後は管理系部門へ異動し、育児と並行して、監査関連の複数の国際資格を独学で取得。第二子育休明けにビジネススクールの入学を決心し、卒業(MBA取得)と同時に会社を退職。
在住地区のビジネスプランコンテストにて特別協賛賞を受賞後は「JimoKids」ブランドを立ち上げ、子ども向け交流イベントの企画・運営を推進。来春には子どもの集えるスペースをOPEN予定。
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