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LIFESTYLE 子育ての悩み

2021.01.06

新生児の体重はどう増えていく?量り方は?体重が増えない原因と対処法も紹介

 

赤ちゃん用の体重計は必要?

新生児の体重を量るには、赤ちゃん用の体重計(ベビースケール)があると便利です。5gや10gごとなど細かい単位で体重を量れます。しかし、あくまでも赤ちゃん用の体重計のため、使用できる期間はそれほど長くありません。

購入するほどではないけれど一時的に利用したいという場合には、レンタルを活用するのがおすすめです。デパートやショッピングセンターの授乳室などには、赤ちゃん用の体重計が設置されているケースがあります。

大まかな数値でよければ、普通の体重計で代用することも可能です。パパやママが赤ちゃんを抱っこした状態で量った体重から、パパやママ自身の体重を差し引くことで、赤ちゃんのおおよその体重を算出できます。

赤ちゃんの体重が増えない原因

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新生児が成長するペースには個人差があるとはいえ、体重が増えにくいと不安になるものです。新生児の体重が増えない場合、個人差のほかにどのような原因が考えられるのでしょうか?

よく寝るので授乳回数が少ない

生まれてからしばらくの間、新生児の赤ちゃんは多くの時間を寝て過ごします。1回の寝る時間は赤ちゃんによって違い、2~3時間おきに起きてミルクや母乳を飲みたがる赤ちゃんもいれば、5時間以上まとまって寝る赤ちゃんなどさまざまです。

よく寝る赤ちゃんの場合、2~3時間おきに起きる赤ちゃんに比べて授乳回数が減るため、1日に飲む母乳やミルクの量が少なくなっているのかもしれません。その結果、体重が増えにくくなっている可能性が考えられます。

母乳が足りていない場合も

新生児の体重が増えない原因のひとつとして考えられるのが、母乳不足です。赤ちゃんは母乳から栄養を取って成長しているため、母乳が足りないとなかなか体重は増えません。しかし、一言で母乳不足といっても「なぜ足りていないのか」についてはさまざまな要因が考えられます。

例えば、作られる母乳の量が少ないケースや、赤ちゃんの母乳を吸う力が弱いケースです。最初のうちはママも授乳に慣れていないので、授乳の姿勢が適切でないことから、赤ちゃんが母乳をうまく吸えていない可能性もあります。

早産児・低体重児・先天性疾患の疑い

妊娠37週より前に生まれた赤ちゃんのことを「早産児」、2500g未満の体重で生まれた赤ちゃんのことを「低体重児」と言います。早産児や低体重児は、母乳を吸う力が弱かったり、消化器系の機能が発達していなかったりするため、体重が増加しにくいことがあります。

また、赤ちゃんに何らかの病気が隠れている可能性も0ではありません。先天性疾患もさまざまですが、その種類によっては、体重増加に影響が出る場合もあります。先天性疾患は、生後しばらくしてから分かるケースもあるため、体重が増えないこと以外にも何か症状が出ていないか、赤ちゃんの様子には十分に注意しておきましょう。

体重が増えないときにできる対処法

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新生児の体重が増えない場合、状況によっては何らかの対処が必要になります。体重増加に不安があるときに行いたい対処法を紹介しましょう。

授乳のリズムを見直してみる

新生児の授乳間隔は、3時間おきが目安です。しかし、必ずしも3時間ごとに授乳する必要はなく、基本的には赤ちゃんが欲しがったときに授乳します。授乳間隔が開きすぎていると感じた場合は、一度授乳のリズムを見直してみましょう。

例えばよく寝る赤ちゃんの場合、どうしても授乳回数が少なくなってしまいます。授乳の回数が少なくても、体重が順調に増えているのなら問題はありません。しかし、なかなか体重が増えない場合は、途中で一度起こすようにして、3時間ごとなど決まったタイミングで授乳をしてみましょう。

ミルクと混合にしてみる

新生児のうちは、母乳が十分に出ないママも少なくありません。母乳は赤ちゃんが吸うことで徐々に作られる量が増えていくため、最初のうちは量がそれほど多くないこともあるのです。

母乳が足りていない可能性がある場合には、ミルクと混合にしてみましょう。このとき、最初からミルクをあげるのではなく、まずは母乳を与えてから足りない分をミルクで補うのがポイントです。赤ちゃんが母乳を飲まなくなると、作られる母乳の量はさらに減ってしまいます。まずは母乳を与え、足りないようなら30~40mlなどの少量のミルクを足すことから始めましょう。

ひとりで悩まず周囲の人や病院に相談しよう

授乳間隔の見直しやミルクを足すなどしても体重が増えていかないときには、周囲の人や病院に相談するのも一つの方法です。自分1人で悩んでいると、それがストレスとなり、母乳の出に影響が出てしまいます。

周囲の人に話すことで、過去の経験を聞けて安心したり、気持ちが軽くなったりして、よい方向に向かうケースもあります。また、何らかの病気が隠れている可能性もあるため、心配な場合は病院で相談するのがおすすめです。先天性疾患などがある場合でも、早めに判明すれば対処しやすくなります。

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監修・小児科専門医

杉田 亮

小児のスキンケアに力を注いでいる、兵庫県三田市「すぎたファミリークリニック」院長。小児科専門医。1979年生まれ、福岡県久留米大附設高出身。2006年、大阪大学医学部医学科卒。大学在学中に休学してニュージーランドへラグビー留学した異色の経歴を持つ。周辺地域の小児夜間診療体制が十分とは言えず、クリニックとしては異例の夜間診療も行っている。HP:https://yurinokidai.com/

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