経験値やスキルを向上しやすい
お人好しな人は、断わるのが苦手。そのため、何でも「YES」と引き受けることになりがちです。その分、仕事量は増えますが、見方を変えれば、それは能力を磨くチャンスが増えるということ。人よりも多くのことを経験することになるのです。
また、いろいろな仕事をすることは、専門外の知識や経験値が上がることを意味します。いつのまにかできることや知っていることが増え、周りから「博識で多才」と評価されることもあるでしょう。
デメリットは？
お人好しであることのデメリットも見ていきます。人に利用されたり、騙されたりすることを避けたい場合、注意するポイントも押さえておきましょう。
押し付けられやすい
繰り返しになりますが、お人好しな人の特徴は「断れないこと」。そのため、誰もやりたがらないことや、嫌がることを押し付けられやすいでしょう。それが続くと、かなり我慢することになるため、ストレスが限界に達する可能性があります。
押し付けられることは、自分の時間を消費することにもつながります。本当にやりたいことができず、自分の時間を犠牲にするのは、誰もが息苦しく感じるはず。できれば避けたいことなのではないでしょうか？
非情になりきれない
お人好しな人は、情に厚い人が多く、その分非情になりきれません。非情になるのはよくないと思うかもしれませんが、ことビジネスシーンにおいては、それが必要になることも。非情になれるからこそ、相手や自分を救うというケースもあるということは否めません。
お人好しな人が非情になれないのは、相手に同情してしまう、相手に嫌われたくないという気持ちが先走るからかもしれません。しかし、交渉や勝負の場において、他人に情をかけることはマイナスに作用しがちです。かえって相手のためにならない可能性があることを意識したいですね。
嫌われる場合もある
お人好しな人は、人の言うことを素直に聞き、誰に対しても優しく接するため、「八方美人」と見なされがち。八方美人は「自分の利益のために、だれにでも愛想よくする人」なので、お人好しとは根本が違いますが、その差に気づく人は少ないでしょう。また「男性に媚びを売っている」と勘違いされる場合もあります。
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お人好しな性格を変えるには
自分の人生を、ずるい他人に利用されたくないと考えるなら、お人好しな性格を変えるという選択肢もあるでしょう。気になる人は、次のことを参考にしてください。
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本音と建て前を意識する
世の中には騙してお金を搾取しようとする人や、人を踏み台にしてのし上がろうとする人がいます。嫌な思いをしたくなければ、「相手を疑ってみること」からはじめてみては。人は誰しも、言動と心が一致しているとは限りません。「この人の言っていることは本音か、それとも建前か」と疑い、相手をよく観察しましょう。
おいしい話や甘い言葉ばかりが並ぶようなら、相手を信じるのは少し待って。返事をする前に一呼吸おいて考えるようにしてください。
断ることを覚える
相手に嫌なことを押し付けられたら、「NO」と断る勇気を持ちましょう。「断ったら嫌われるのではないか」と思うかもしれませんが、相手はまったく気にしていないというケースもあります。また、嫌われて本当に困る相手かどうかを考えるのもいいですね。「NO」と伝えただけで態度が変わるなら、最初からそれだけの関係だったのかもしれません。
どうしても断りきれない場合は、早い段階で周りに相談を。アドバイスをもらう、協力してもらうなどして、自分が傷つくのを避けるようにしてください。
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最後に
お人好しな人は、「自分はどうしたい」かよりも「他人はどう思うか」を基準に生きがちです。そうなると、他人の言動次第で自分の人生が決まるため、他人に振り回されてばかりということも。それで自分は本当に幸せなのか、自問自答する時間を持つのもいいでしょう。お人好しでいることは、本当に自分にとってプラスになるのか、ぜひ一度考えてみてください。
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