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LIFESTYLE夫婦関係

2020.05.25

女性100人にアンケート!夫婦別性に賛成ですか?反対ですか?理由も聞いてみました

入籍後も「仕事では旧姓を使う」という人は珍しくありません。とはいえ、現在の法律では「どんなシーンでも」それができるというわけではなく…。現状に不都合や不便を感じている「別姓賛成派」、いや「伝統だって大事」という「反対派」、双方の考えを聞いてみましょう。

夫婦別性とはどのような状態のこと?

「夫婦別姓」とは、結婚・入籍後でも夫婦がそれぞれ結婚前の姓を名乗ることをさします。女性が仕事を続ける上で「姓を変える不便さ」から、仕事上で旧姓を使うことは珍しいことではありません。ですが、職場によっては戸籍姓しか使用を認められない場合もあることなどから、夫婦別姓を制度として認める(選択的夫婦別氏制度)動きもあります。

【質問】あなたは夫婦別性に賛成ですか・反対ですか?

賛成派が8割以上ということからもわかるように、夫婦別姓は多くの女性にとって抵抗はなさそうですが、その解釈や程度はやや曖昧です。「戸籍上・法的には夫婦同姓」のうえで、仕事上で「通称(=旧姓)使用」という認識が多いようですが、中には「公的書類などでも旧姓を使いたい」という人も。

・賛成……83.6%
・反対……16.4%

※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名。

【賛成派】夫婦別性についてこう考える

多くの人のコメントに出てくる「面倒」「大変」「わずらわしい」といった実感のともなった言葉。どんなシーンでどんな「面倒」に直面したか、経験者の声を聞いてみましょう。

書類など苗字の名義変更が必要になって大変

・いろいろな書類の変更が大変だから (40代・栃木県・子ども1人)
・結婚したときに名字が変わって、各方面の手続きが面倒だったから。 妊娠で仕事を辞める前までは、会社では旧姓のままでいたから (40代・埼玉県・子ども1人)
・いちいち、名義を変えるの面倒くさい (40代・福岡県・子ども1人)
・夫婦別姓で悪いことが感じられない。ずっと働くなら旧姓のままが楽だし、パスポートや免許証、各種保険等の手続きの手間がなくなる (30代・東京都・子ども2人)
・名前を変えると変更しなければいけない事が多くて面倒くさいから (30代・香川県・子ども2人)
・結婚したときや離婚したときの名義変更がとっても大変なので (30代・千葉県・子ども1人)
・名字が変わる負担がなくなるから (40代・兵庫県・子ども3人)
・名前変更に時間がかかる。あまりない名字のため愛着があり、残したいと思った (30代・愛知県・子ども1人)
・子どもの名字など問題点があるにせよ、結婚して姓が変わることによる手続きなどの手間が多すぎる。印鑑の用意も面倒。名字が変わったら手続きが自動的に行われたり、旧姓との紐付けができたりすれば同姓でもよいが、それぞれ夫婦、家族のやり方のひとつとして選べればいいと思う (30代・千葉県・子ども2人)

個人の自由

・好きなようにしたらいいと思う (30代・兵庫県・子ども2人)
・自分は姓は変わった方だが、別性でも本人が望めばそれでもいいと思う (40代・千葉県・子ども2人)
・個人の自由として必要なことだと思います (40代・長崎県・子ども1人)
・人それぞれの考え方を大事にしたい (30代・東京都・子ども3人)
・理由は色々あるみたいなので、その人の都合でいいと思う (30代・愛知県・子ども3人)
・いろんな形があってもいいのではないでしょうか (40代・北海道・子ども1人)
・自分自身は家族はみんな同じ姓がいいと思うが、選ぶのは本人たちの自由でいいと思う。ほかにも別姓の国はあるので(40代・新潟県・子ども3人)
・独身時代の仕事の継続の問題点や、相続で夫婦別姓を選ぶのも悪くないと思う。 同一の姓を名乗るほうが確かに「新しい門出」とは思うけど、夫婦の形ってその夫婦の数だけあると思う (30代・大阪府・子ども2人)

女性の社会進出や職場で困ることが減る

・職場においては、現在も旧姓のまま仕事を続けているので、別姓に賛成 (40代・東京都・子ども1人)
・仕事をバリバリこなして、旧姓のまま働きたい人もいるだろうから (40代・千葉県・子ども2人)
・仕事をしていく上で、名前が変わるのはとても不便だし、手続きも面倒だから (40代・長崎県・子ども2人)
・仕事をしている方なら、旧姓の方がやりやすいと思うから (40代・千葉県・子ども1人)
・会社で名字が変わったとき、得意先に説明するのが面倒だった。離婚で元に戻った時にもいろいろ言われそう (40代・山梨県・子ども3人)
・現代社会では女性の企業進出も非常に多く、取引先や関係各所に氏名の変更を申し出るのは非常に手間になります。また、同様に万が一離婚した際にもう一度全ての姓を変更しなければならなくなるので、より面倒です (30代・沖縄県・子ども1人)
・会社で苗字が、変わると仕事がしづらい (40代・北海道・子ども1人)
・私も名字を変えたとき、仕事でのサインや呼び名で混乱してしまったことがあるため (30代・山梨県・子ども1人)
・仕事上名刺などをわざわざ変更したりするのが大変だと思うので (40代・埼玉県・子ども1人)
・仕事をしているので名字を変えるのが嫌だった。ずっと同じ名前で働きたかった。 (30代・宮城県・子ども1人)

同じである必要性がない

・仕事で旧姓使用をしていたが、そもそも結婚したら、性を変えるとは意味がない (40代・千葉県・子ども1人)
・相手の姓に変わる必要性がない。姓も変わり相手側の所有物のようになる (40代・北海道・子ども2人)
・子どものころから馴染みのある名字でこれからも生きていきたい気持ちがわかるから。 夫の姓を名乗る意味がわからないから (30代・鹿児島県・子ども1人)
・わざわざそろえる必要がないと思うので (30代・東京都・子ども3人)
・たぶん(夫婦間で)違う名字でも困らないと思う。 本人たちがよければそれでいいと思う (40代・神奈川県・子ども2人)
・別姓にしたところで問題が起きるとは思えない (30代・福岡県・子ども1人)
・女性側の名字を代々残したい家系もある。結婚後、何で女性だけがいろいろな書類を変更しなければならないのか。非常に面倒 (40代・茨城県・子ども1人)
・苗字を残したくても子どもが女の子だけで残せないうちがたくさんあるから (30代・埼玉県・子ども2人)
それぞれの家系を守るため (40代・茨城県・子ども2人)

生まれたときの名字を大事にしたい

・ふたりが同姓を名乗りたいならばそれもOK。 生まれもった名字をなくしたくないのも本音。 長い間旧姓で仕事などで通してつき合いがあればそれもOK (40代・山形県・子ども2人)
・結婚前の名前にも思い出があるので、別に使っていいと思う (40代・兵庫県・子ども2人)
・それぞれ自分の姓を大事にしたい気持ちがわかるから (40代・鳥取県・子ども2人)

籍に入った方だけが変えるのは不公平

・女性も男性と平等であるべき (40代・愛知県・子ども2人)
・職場結婚だと気まずい 気持ちの問題でもあるが、婚姻の後の手続きが面倒なのと、職場結婚のとき気まずい (30代・神奈川県・子ども1人)
・自由に選べるといい。姓を自由に選べることに賛成 (40代・熊本県・子ども2人)

面倒くさい

・名前を変えるのが面倒くさい (30代・北海道・子ども1人)

別姓にしているから

・営業職で名前を覚えてもらうことが大事なので、途中から変えたくなかった。こうして私が別姓を実践してよかったので、やっぱり夫婦別姓には賛成です (30代・東京都・子ども1人)

【反対派】夫婦別姓についてこう考える

一方で、全体の約16%は「夫婦同姓」を大事にしたいという考え。姓の変更にともなうわずらわしさを考えると、「反対(=同姓でもいい)」という考えのようです。さらには、「子どもができたときのことを考えると」「日本の伝統だから」など、各家庭で大事にしているものが伺える意見もありました。

子どもがいると不都合

・子どもがいるので、別姓なんてありえない (30代・静岡県・子ども2人)
・子どもができたときにどっちの姓を名乗るのか。どうしてママとパパが名字が違うのかなど、子どもが不安になることがあると思う (30代・長野県・子ども3人)
・同じ姓を名乗ったほうが、子どもも混乱しないし、一家の団結感がある (30代・千葉県・子ども1人)
・子どもをも場合は、不都合が多いのが目に見えています (30代・兵庫県・子ども1人)

結婚の意味がない

・苦難を乗り越えてようやく結婚したのに、別姓にあえてするのでは乗り越えた意味がないのでは (40代・神奈川県・子ども2人)
・家族になった気がしない (40代・大阪府・子ども3人)

けじめがない

・結婚していないのと同じで、けじめがついていない印象を与えてしまうと思います (40代・山梨県・子ども2人)

制度がまだメジャーでなく、わずらわしいことがある

・反対というか、まだ世の中その制度がメジャーではないので、わずらわしさが多いと思います (40代・新潟県・子ども2人)
・反対ではありませんが、統一したほうがややこしくないし別姓にする必要性が感じられない (30代・京都府・子ども1人)
・紛らわしい (30代・新潟県・子ども1人)
・困惑する (40代・千葉県・子ども2人)

同じほうが結婚の実感がある

・別姓でもいいと思うけれど、同じほうが結婚したという実感がある (30代・京都府・子ども2人)

同姓が伝統だから

・家族の制度や戸籍など、日本の伝統は守っていきたい気がします (30代・東京都・子ども1人)

【ちなみに】あなたの家族は夫婦別性をとっていますか?

夫婦別姓実践中の人は7.4%。この場合、入籍をしていながら「職場での旧姓使用」というケースをさします。職場によっては「旧姓使用は当たり前」のところがあれば、「入籍後の姓を使う(書類手続き上の問題などから)」というところもあり、職場環境によって開きがありそうです。

・はい……7.4%
・いいえ……92.6%

※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名。

「面倒」という理由以外に「アイデンティティの喪失」をあげる人も

「現在の日本の法律では、夫婦別姓を実践するには2つの方法があります」というのは、夫婦問題を多く扱う弁護士・正木裕美さん(アディーレ法律事務所)。

ひとつは、入籍をしていながら「職場での旧姓使用(通称使用)」するもの。もうひとつは、法律婚はせずに「事実婚により夫婦別姓を実現する」というもの。

どちらを選んだとしても、入籍後は戸籍の姓でしか使用できないものもあり、「たとえば、社会保険・健康保険など公的手続き、銀行口座の開設、確定申告、商業登記、クレジットカードなど。また、子どもができれば、夫婦の戸籍に入り、本名を名乗ることになります」(弁護士・正木裕美さん)。

こんな現状を「不便」「大変」ばかりか、夫婦同姓の強制によって「アイデンティティを喪失する」と感じる人がいることも事実。海外のような「選択的夫婦別姓制度」も検討されていますが、「入籍後も、あらゆる場面で旧姓を使用するのは、まだ不可能なのが実情です」(弁護士・正木裕美さん)。

写真/Shutterstock.com

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弁護士

正木裕美

アディーレ法律事務所所属。男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。過去『ザ・世界仰天ニュース』(日本テレビ)に出演のほか、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)等のコメンテーターをはじめ、多数メディアに出演中。

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