【目次】
・窓掃除をする頻度ってどれくらい?
・窓掃除のコツとは?
・身近にあるもので窓掃除
・便利な窓掃除グッズ
・時間がないときにはロボットやサービスに頼るのも
窓掃除をする頻度ってどれくらい?
窓の掃除範囲を大きく分けると、ガラスの内側・ガラスの外側・網戸・サッシ・レールの5カ所です。窓ガラスにばかり意識が向きがちですが、網戸やサッシは意外と汚れが溜まります。大掃除のときにまとめて掃除する家庭も多いかもしれませんが、清潔さを維持するのためにも定期的に掃除することが大切です。窓掃除をする適切な頻度や適した時期について、まずは解説します。
月1~半年を目安にして
窓ガラスは、手垢・埃・カビ・油汚れ・結露などで汚れやすい場所です。汚れたまま放置してしまうと部屋の景観を損なうため、1カ月に1回ほどのペースで掃除をしましょう。月1の掃除で目につく汚れをササッと拭き取り、大掃除のタイミングで本格的に掃除をすればOKです。
網戸・サッシ・レールなどは、花粉・黄砂・土埃・カビなどの汚れが発生します。細かい部分が多いため、掃除をしなくても汚れは目立ちにくいかもしれません。しかし、汚れを放置し続けると頑固な汚れとなり落としにくくなってしまいます。半年に1回はしっかり掃除するのがベストです。
窓掃除に適した時期や天気・時間
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窓掃除は花粉・黄砂が落ち着く6月ごろと、年末の大掃除の2回を目安に行うと、効率よく汚れを落とせます。特に年末の窓掃除はマストといっても過言ではありません。1~2月は、部屋と外気の気温差で「結露」が発生します。結露は、埃やゴミなどの汚れと合わさることで「カビ」を発生させる原因になるのです。年末の大掃除のタイミングで汚れを落とすと、カビが予防できます。
また、季節だけでなく天気にも注意すると、効率よく窓掃除が行えます。窓掃除に適しているのは、くもりや雨などの湿度が高い日です。窓ガラスに付着した汚れが浮き上がりやすく、力を入れなくても楽にお掃除できます。時間帯は午後~夕方がおすすめです。日光が落ち着くことで光の反射が少なくなり、窓ガラスの汚れが見やすくなります。
窓掃除のコツとは?
いざ窓掃除を始めようと思っても「どこから手をつけたらよいかわからない」「どうやって掃除すればよいのかわからない」と悩み、諦めてしまう人は少なくありません。窓掃除をスムーズに進めるためには、ポイントを押さえることが大切です。窓掃除の手順やコツを紹介します。
外側から掃除を始める
窓は、部屋(内側)を外部(外側)から守る役割を持っています。外気に常に触れている外側は、内側と比べると土埃やゴミなどで汚れがつきやすい場所です。そのため、窓掃除は「外側」から始めます。外側の汚れが落ちることで、比較的汚れの少ない内側の汚れが目立つようになるのです。
これにより汚れの見落としが減り、掃除しやすくなります。窓ガラスと合わせて、網戸やサッシも外側から掃除すると効率的です。また、外側の窓掃除で汚れた掃除道具を、そのまま内側の掃除で使用してはいけません。汚れを内側に伸ばしてしまうことにもなりかねないので、内側の掃除に入る前に清潔にします。
洗剤や水が乾かないよう素早く行う
窓ガラスに吹きかけた洗剤や水が渇いてしまうと、うろこ状や白いラインの「拭き跡」が残ってしまうことがあります。また、洗剤や水に埃や砂が付着することで、新たな汚れを生み出してしまいかねません。せっかく掃除したにもかかわらず、かえって汚れを招いてしまうことになります。
窓ガラスを掃除するときは、洗剤や水が乾かないように素早く行うのがコツです。最初に全ての窓ガラスに洗剤や水を拭きかけるのではなく、1枚ずつ拭きかけるようにすると乾燥を防げます。
拭きムラに注意
光の加減によって窓の汚れを見落としてしまい、拭きムラができてしまうことは、窓掃除におけるよくあるミスです。しっかりと掃除したつもりでも、よく見ると拭けていなかった場所があり、かえって窓が汚く見えてしまうことがあります。汚れを見落とさないためには、窓の上から下に向かって「コの字」を描くように拭くのがコツです。効率よく掃除できるだけでなく、拭き残しが減ります。
水拭きした後に乾拭きすることも大切なポイントです。自然乾燥にしてしまうと、窓ガラスに拭き跡が残ってしまいます。きれいに仕上げるためには、乾拭きで窓ガラスに残った洗剤・水分をしっかりと拭き取るのが大切です。
身近にあるもので窓掃除
艶出し効果がある新聞紙
新聞紙を印刷するときに使用されているインクは、窓ガラスに付着した手垢や油などの汚れを分解してくれます。艶出し効果もあるため、窓ガラスの掃除にぴったりです。
新聞紙で窓ガラスを掃除するときは、新聞紙一面を手のひらサイズに丸めて「新聞紙ボール」を作ります。水分をふくませたら汚れが気になる部分を中心に拭いてください。その後、上から下に向けてコの字を描くように拭いていくと効率がよいです。最後に新聞紙ボールで乾拭きすれば、拭き残しや拭きムラが残る心配がありません。拭き掃除をスムーズに進めるためにも、掃除前に新聞紙ボールを4~5個ほどまとめて作っておくと便利です。
サッシは使い古しの歯ブラシで
使い古しの歯ブラシは、細かい部分が多いサッシやレールの掃除に最適です。歯ブラシで掃除をする前に、掃除機や箒などで土埃やゴミなどの大まかな汚れを取り除きます。大きな汚れが取れたら、次は細かい汚れです。掃除したい部分に水を拭きかけ、歯ブラシで汚れをゴシゴシと擦りながら掃除します。隅に汚れが固まっている部分は、竹串やつまようじで汚れを取り除いておくと楽ちんです。
最後に汚れを水で洗い流し、新聞紙や雑巾を使って乾拭きしておきます。水を流すときは、口が小さいじょうろやペットボトルを用意しておくと簡単です。マンションやアパートなどで水を流すことが難しい場合は、水分を含ませた新聞紙や雑巾で拭けば問題ありません。
便利な窓掃除グッズ
窓掃除は、定期的に行う必要があるからこそ素早く・きれいに終わらせたいものです。窓掃除の効率がアップする道具を取り入れることで、いつもの掃除の手間を減らせます。
汚れを落とす重曹やクエン酸
油汚れ・手垢などは「酸性」、水垢・窓のくもりなどは「アルカリ性」です。反対の性質を持つ洗剤を使用することで、汚れを分解・中和し落としやすくできます。酸性の汚れにはアルカリ性の性質を持つ「重曹」、アルカリ性の汚れには酸性の性質を持つ「クエン酸」がおすすめです。クエン酸は、カビ菌を除菌する効果があり、カビが気になる場所に使えばカビ予防になります。
水100mlに対して重曹は小さじ1杯、クエン酸は小さじ1/2杯をそれぞれ混ぜることで「重曹水」と「クエン酸水」の完成です。気になる場所に吹きかけ、5分程放置して拭き取ります。どちらも天然素材のため、赤ちゃんがいる家庭の掃除にもおすすめです。
100均でも購入可能なスクイージー
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「スクイージー」というT字型の水切りワイパーを使用すると、より楽に窓掃除ができます。T字の先端部分にゴムがついており、窓ガラスに残りやすい水滴をしっかり落とせるのです。100円ショップやホームセンターなどで安価に購入できます。大きなものであれば40~50cm程ありますが、25cm程のものを選ぶと広い場所・狭い場所のどちらにも対応でき、扱いやすいです。
窓ガラス全体濡らした後、スクイージーを上の角から下の角に向けてコの字を描くように動かして水を切ります。隙間がある状態で滑らせると、水滴や汚れが残り、きれいに仕上がりません。力を入れ過ぎず滑らせるように使うのがコツです。
水のみできれいになるメラミンスポンジ
メラミンスポンジは、とても硬いことで知られる合成樹脂「メラミン樹脂」を原料としたスポンジです。水のみで頑固な汚れも簡単に落とせます。細かい網目が組み合わさってできており、汚れを削るようにして落とせるのが特徴です。柔らかい・傷つきやすい素材に使用するのは避けてください。また、メラミンスポンジは、網戸についた黒ずみを落とすのに便利です。擦ったときに小さなゴミが落ちることがあるため、足元に新聞紙やビニールシートなどを敷くと、掃除の後片付けが楽になります。
時間がないときにはロボットやサービスに頼るのも
仕事やほかの家事に追われていると、窓掃除は後回しにしてしまいがちです。しかし、放置し続けると汚れが溜まり続け、落としにくくなってしまいます。時間がないときは「窓掃除ロボット」や「プロの掃除サービス」に頼るのも、一つの方法です。
自動できれいにしてくれる窓掃除ロボット
床掃除をしてくれる掃除ロボットがあるように、窓掃除をしてくれる掃除ロボットも存在します。センサーで窓の大きさや幅を測定し、自動で窓掃除をしてくれるため、とても楽です。
大抵の窓掃除ロボットは、空気や磁力を利用して窓に吸着します。落下防止機能やバッテリーを自動で把握する機能もあるため、落下の心配がありません。稼働した後は、他の家事や自分・家族の時間に充てることができます。窓掃除ロボットは、1台2万円~と高価です。何度も買い直すことがないように、購入前にレンタル利用してみてもよいかもしれません。
窓掃除のプロに依頼
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どうしても掃除する時間がなかったり、手間を感じてしまったりするのであれば、掃除サービスに窓掃除を依頼するのも手です。プロに依頼すれば、窓ガラス・網戸・サッシなどの掃除はもちろん、窓に関わるあらゆる汚れを落としてくれます。専用の洗剤や道具を使用して掃除してくれるため、普通に掃除するよりも素早く・きれいに仕上がります。窓ガラスだけ・サッシだけなど、部分的に掃除を依頼することも可能です。
徹底的に掃除してもらうことで、その後のお掃除の手間が減らせるメリットもあります。公式サイトで見積もりを出すことも可能なため、まずは相場や料金を調べてから依頼すると確実です。
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