メリハリの意味って?
「メリハリ」は、「メリハリのある生活をしよう」「仕事にメリハリをつける」などのように日常的に使われる言葉です。普段の会話の中でも使うことの多い言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか?言葉の意味と由来、メリハリの必要性について、まずは解説します。
物事をはっきりさせること
メリハリは漢字で「減り張り」と書きます。もともとは邦楽の世界で使われていた「メリカリ(減り上り・減り甲り)」から変化した言葉です。「減り」が低音、「上り・甲り」が高音を表していて、「メリカリ(メリハリ)をつける」というのは演奏中に音の高低差や抑揚をはっきりさせることを意味しています。
その後、「メリハリをつける」は、邦楽の世界に限らず、さまざまなシーンで「物事をはっきりさせる」という意味で使われるようになりました。日常生活においては、集中して頑張る時間と力を抜いて休む時間をはっきり分けることや、仕事とプライベートを混同させない様子などを表します。逆に一日中ダラダラと過ごしたり、休みなく働いたりするのは「メリハリがない」ということです。
生活にはメリハリが必要
生き生きと充実した毎日を送るためには、メリハリが重要ではないでしょうか。人間は意志が弱く、つい楽な方を選んでしまいがちです。メリハリがないと、面倒な仕事や疲れそうな家事は後回しにして、ダラダラと過ごしがちに。何もせずに1日が終わり時間を無駄にするのでは、充実した生活を送っているとはいえないかもしれません。寝る前に後悔するなど、精神的につらくなることも。
逆にやる気を出し過ぎて、一日中働きづめになる人も注意が必要です。知らないうちに疲労がたまり、やがて思うような成果をあげられなくなる可能性も出てきます。仕事と休暇の区別をしっかりとつけて生活することが大切です。
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生活にメリハリをつけるメリット
生活にメリハリをつけると、生産性が上がる、時間を有意義に使える、ストレスが減るなどのメリットがあります。それぞれ、具体的に見ていきましょう。