熱の逃げ道をつくる
カバーを使用中に外すことがどうしても難しい場合は「熱の逃げ道をつくる」のがポイントです。完全に覆うのではなく、適度に隙間を空けると熱がこもりにくくなります。どの形状がよいか迷ったときは、側面が開いているタイプを選びましょう。隙間が広いものや、吹き出し口の近くが開いているものもおすすめです。
エアコンの室外機カバーの選び方
エアコンの室外機にカバーを付けるときは、「どんな目的でカバーを付けるのか」「デザインはどういうタイプにしたいか」を整理します。日よけや雪よけ、好みのデザインなどを考えながら室外機カバーを探しましょう。
用途に合わせて選ぶ
室外機カバーを付ける場合、商品によってそれぞれ目的が異なります。見た目が気になり、室外機の印象を変えたい場合は見えにくくなる設計のものがおすすめ。室外機の前面と側面を覆い、細く隙間が開いているものなら室外機が丸見えということにはなりません。
直射日光を防ぐなら、室外機の上面を覆うカバーが最適です。ゴムで留めるものや、屋根のようになっているものがあります。雨風を防ぐなら、汚れにくく水が入り込みにくい作りになっているものがぴったりです。
デザインや素材で選ぶ
室外機カバーは、ものによってデザインや素材が異なります。おしゃれでナチュラルなイメージを重視するなら木製、スタイリッシュで洗練された印象にしたいときは金属製タイプがおすすめ。撥水加工が施されたナイロン製のカバーもあります。
木製のカバーはインテリアのような雰囲気で、庭の外観にこだわりたい人に向いているでしょう。ただし、水に濡れたまま放置するとカビやすい傾向があるので、お手入れが必要になります。
アルミやステンレスは水に強いものが多く、一般的にサビにくい素材。さらにアルミ素材は、木製などに比べて軽量で持ち運びやすいので、女性でも使いやすいのが特長です。日よけ用でとにかく気軽に使える物がいいという場合は、ナイロン製のカバーがぴったりです。
おすすめのエアコンの室外機カバー
実際にどんな室外機カバーがあるのか、おすすめの商品を紹介します。おしゃれで機能的な室外機カバーを見つけて、エアコンを効率よく使いましょう。
ナチュラルなウッド製「山善 エアコン室外機カバー」
ナチュラルなデザインが好みであれば、木製のエアコン室外機カバーがおすすめ。「山善 エアコン室外機カバー」は木の板を平行に並べた「ルーバー」を採用しており、羽板の隙間から風が通り抜けるため、全体を覆うカバーに比べて風通しのよい造りです。天板には植木鉢を置くなど、庭のインテリアの一部としてもなじみます。
チェストのようなカバーが室外機全体を覆い、遠目から見ると木製のインテリア風に。しっかりとした木製の室外機カバーは、強い風や物が当たっても室外機に直接当たる衝撃を和らげてくれます。
商品名:山善 エアコン室外機カバー
移動しやすい軽量設計「アイリスプラザ アルミ製 エアコン室外機カバー」
自分で取り付けや取り外し作業をすると考えた場合、軽量の室外機カバーを選びたいという人も多いはず。「アイリスプラザ」のアルミ製室外機カバーは重さ4.5kgで、1人でも扱いやすい重さなのが嬉しいところ。ダークブラウンとグレーの2色から選ぶことができます。
雨や雪が降ったときや砂埃が付いたときには、さっと拭いてお手入れ完了。天板は日光や風雨を防いでくれますが、ファンの周囲は広めに空間があり風通しがよくなっています。側面ははしご型で、フックなどをひっかけておけば庭で使う道具の整理整頓にも役立ちます。
商品名:アイリスプラザ アルミ製 エアコン室外機カバー
収納力抜群「ディノス 逆ルーバー室外機カバー」
室外機カバーとしてだけでなく荷物置き場としても使いたいときは、上部に棚がついているタイプがおすすめ。
ディノスの「逆ルーバー室外機カバー」は、前面のルーバーが室外機を隠してくれます。上部分には前開きの棚がついており、荷物を入れておける仕様。棚の中は2段に分かれ、掃除用具やガーデニングの道具など目的に合わせて物を収納しておけます。大きめのエアコン室外機にも対応できる大型タイプ。
商品名:ディノス 逆ルーバー室外機カバー
エアコンの室外機カバーのDIY方法
エアコンの室外機カバーは、自分で作ることもできます。費用を抑えながら手作りしたい場合や、こだわりのカバーを作りたいときはDIYでオリジナルを作ってみましょう。自分好みにアレンジすると、市販品以上に素敵なものが作れるはず。
手軽に作れるすのこの室外機カバー
すのこを使うと、木製タイプのカバーに似たものが作れます。すのこの間に適度な空間があるものを選ぶことで、風通しへの配慮もできます。たとえば、側面にすのこを使い、前面には網目模様の木製フェンスを組み合わせてはいかがでしょうか。
天板部分にはカットした木材を使い、両側面のすのこにビスを留めていきましょう。前面のフェンスと側面のすのこは、L字型の金具で上下の角4カ所を固定するとウッドタイプの室外機カバーが完成。もっと簡単に作るなら、すのこ4枚を金具で留めるだけの簡易バージョンもおすすめです。費用も比較的抑えられ、ナチュラルな雰囲気のカバーが完成します。
おしゃれなアレンジ方法
すのこを組み合わせるだけでは物足りないという人は、アレンジも考えてみては。すのこに自分の好きな色を塗るだけで、一気に雰囲気が変わります。イラストや文字を入れるとポップなものやデザイン性の高いものに。室外機カバーだけでなく、木材やすのこをプラスして上部に棚のようなスペースを作ると、荷物置きとして役立ちます。作りたいデザインをイメージして、すのこと木材、金具などを入手してさっそく手作りしてみましょう。
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