エアコンを暖房にすると電気代が高いのはなぜ?【家計を助ける節約テクニック】 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE暮らし

2020.11.13

エアコンを暖房にすると電気代が高いのはなぜ?【家計を助ける節約テクニック】

エアコンを暖房として運転すると、どのような仕組みで室内が暖まるのでしょうか?暖房の仕組みを知ることで、電気代を節約しながらエアコンを使えます。節約につながる温度設定のコツや暖房の効率を高めるポイントも見ていきましょう。

【目次】
エアコンの暖房の仕組みと電気代の関係
冬の温度設定の目安
電気代を節約するポイント
冬に備えてエアコンをチェックしよう

エアコンの暖房の仕組みと電気代の関係

電気代を節約するためには、まずエアコンで室内が暖かくなる仕組みを理解することが大切です。仕組みを知り電気代との関係を把握すれば、正しい方法で節電を実践できます。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法

(C)Shutterstock.com

暖房は外気の熱を取り込んでいる

室内の気温をコントロールするエアコンは、「冷媒」と呼ばれるガスで空気中の熱を集め移動させる「ヒートポンプ技術」を採用しています。暖房として運転する場合には、室内機と室外機の間を冷媒が循環することで、外気の熱を取り込んでいるのです。冷媒は膨張すると冷え、圧縮すると温まる性質を持っています。この性質を生かし、ヒートポンプシステムで冷やされた冷媒が外気の熱を取り込み移動中に温め、室内機の吹き出し口から室内へ送っているのです。暖房を使用する冬の外気は冷たく熱があるようには感じられないかもしれません。しかし、0℃を下回るような冷たい空気の中にも熱は存在しており、エアコンはその熱を室内に運んで暖める仕組みです。

(参考:ヒートポンプとは?|ダイキン 公式HP

冷房より電気代は高い

冷房も暖房も気温をコントロールする仕組みは同じです。そのため、同じペースで利用したら電気代は同じくらいになります。しかし、実際は冷房より暖房の方が電気代は高くなりがちです。その理由は、設定温度と室温の差に関係があります。エアコンは冷房でも暖房でも「設定温度に到達するまでが最も電気代が高い」のです。夏の室温が30~35℃、設定温度が25℃のとき、温度差は5~15℃です。一方、冬の室温は0~5℃ということもあります。同じ設定温度25℃でも、差は20~25℃と夏よりも大きいのです。差が大きい分、冬の暖房の方が設定温度到達までに時間がかかり、電気代が高くなる傾向があります。

冬の温度設定の目安

電気代が高くなりがちな冬のエアコンは、何度に設定するのがよいのでしょうか?節電できてさらに快適に過ごすためのポイントを紹介します。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法

(C)Shutterstock.com

適した室内温度は?

冬にエアコンを使うときの室内温度は「20℃」に設定することが推奨されています。20℃前後は秋や春に多く、暑くも寒くもない気温。快適に過ごせる丁度いい設定といえます。25℃が夏日の基準となる気温であることを考えても、快適な室内を作るなら20℃を目安に設定しましょう。暖房を使うときには、設定温度を1℃下げると約10%の消費電力が削減可能。20℃を目安に設定することで、節電しながら暖房を使えます。

(参考:ウォームビズとは|環境省 公式HP

湿度にも注意して

気温をコントロールするときには温度に注目しがちですが、同時に湿度も大切なポイント。冬の室内では、湿度が10%上がると体感温度が1℃ほど上がります。加湿をすることで、室内温度をキープしやすくなるのです。目安として「湿度50~60%」に調節するのがちょうどいいといわれています。設定温度とともにエアコンの調湿機能や加湿器で湿度をコントロールすることも、節電につながる方法です。

(参考:乾燥の困りごと解決法|ダイキン 公式HP

電気代を節約するポイント

設定温度や湿度の調節以外にも、意識することで電気代を節約できるポイントがあります。具体的な方法を見ていきましょう。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法

(C)Shutterstock.com

窓を断熱する

窓は薄いガラス1枚で外と内を区切る部分のため、冷気が入り込みやすい場所。暖房で室内を暖めていても冷えた窓から冷気が伝わり、室内の空気が冷えてしまいます。そこで、暖房の効率を高め節電につなげるためには「窓の断熱」がポイントです。

夕方暗くなってきたときや天気の悪い日にカーテンを閉めるだけでも、冷気が伝わりにくくなり断熱できます。厚手のカーテンならさらに効果的です。また、断熱シートを窓に貼ったり、断熱ボードを立て掛けたりするのも役立ちます。予算に余裕がある場合には、窓ガラスを断熱ガラスに交換する方法もおすすめです。

扇風機やサーキュレーターを利用する

快適に過ごせるはずの20℃に設定しても暖房が暖かくないという場合には、「扇風機」や「サーキュレーター」を使います。天井付近にたまりがちな暖かい空気を、扇風機やサーキュレーターで動かすのが目的です。エアコンをつけただけでは、暖かい空気と冷たい空気の2層にはっきり分かれ、冷たい空気がたまる床付近はそこまで暖まらなかったかもしれません。しかし、空気を動かし温度が均一になると、部屋全体が暖かくなります。扇風機やサーキュレーターを併用すれば、設定温度はそのままでも部屋は段違いに暖かくなるのです。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法サーキュレーターの魅力って?冷暖房の効率アップに期待大なアイテム

自動運転にする

節電を意識するなら、暖房は「自動運転」が向いています。エアコンが1番電力を使うのは設定温度になるまでの間。スピーディーに室温を上げられれば、その分の電力を節約することができます。弱運転は電気代が安いイメージがあるかもしれませんが、設定温度に上がるまでに時間がかかるため、自動運転より電気代が高くなるのです。

電力会社の見直しも

以前は地域ごとに利用できる電力会社が決まっていましたが、今は自由に選べます。今と同じ使い方をしていても、電力会社やプランの見直しをするだけで電気代の節約につながるのです。生活スタイルに合った電力会社やプランが見つかれば、年間で2万円近く電気代が安くなる可能性もあります。単に電気料金が安くなるだけでなく、ポイントがたまる、通信費とまとめることで安くなるなど、さまざまなお得を活用することが可能です。

冬に備えてエアコンをチェックしよう

本格的に寒くなり暖房を使い始める前に、エアコンをすみずみまでチェックしましょう。事前に確認してお手入れすれば暖房効率アップが期待できます。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法

(C)Shutterstock.com

試運転をして不具合がないか確認する

しばらく使っていなかったエアコンは本格的に使い始める前に「試運転」をしましょう。まずは1番高い設定温度で暖房をつけます。温風が出始めてから10分くらい運転し、きちんと温度が上がっているか確認しましょう。そしてそのまま約30分間運転を続け、音や臭いを確認します。聞き慣れない音は故障のサインの可能性があるため、業者に連絡して見てもらいます。他にも、異常ランプの点灯水漏れがある場合は故障かもしれません。また、嫌な臭いがする場合にはフィルターや本体の清掃が不十分な可能性があります。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法チェックするなら今! 夏本番前に【エアコン】の動作確認しないと大変です!

エアコン本体の掃除をする

使用前にはエアコン本体の掃除も行います。フィルターにたまったほこりを掃除機で吸い取り水洗いをする他、本体上部にたまったほこりも取り除きます。エアコンは上部から部屋の空気を吸い込む構造のものが多いため、ほこりがたまっているとフィルターがすぐに汚れてしまうからです。また、試運転で臭いが気になった場合には、フィルターの奥に設置されている熱交換機部分にカビや汚れが発生している可能性があります。エアコン内部の清掃は専門知識がなければスムーズにできません。水に弱い部品もあるため、自力で掃除しようとせず専門業者に依頼するのが安心です。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法家事代行ってどう選ぶ?比較検討大好きワーママが各社の特徴をレポート!

室外機も忘れず確認する

普段目にすることが少ない忘れがちな室外機もチェックが必要です。室外機や周辺の状態によっては本来の機能を発揮しきれないことがあります。汚れが付着している場合は水洗いと雑巾がけをしましょう。ほこりがたまっているほか、泥や砂が付いていることもあります。

室外機の周囲に物がある場合は片付けも大切です。室外機の前に物が置いてあるとスムーズに風が通り抜けられず、機能が落ちてしまいかねません。雑草が生えている場合にも抜いて片付けます。内部に入り込み異音の原因になることや、エアコンの効率を下げることがあるからです。積雪が多い地域では、防雪フードを設置する雪対策も行います。

エアコン 暖房 仕組み 冬の温度設定 使用前のチェック 試運転 チェック 電気代 節約方法エアコンの室外機カバーは付けた方がいい?メリットや選び方のポイントを紹介

あわせて読みたい
【ヒーター】はこれがおすすめ!人気モデルをピックアップ
卓上加湿器を選ぶなら?USB式・充電式・コンパクト…などおすすめ7選

Domaniの試し読み・購入はこちらへ

Read Moreおすすめの関連記事