【目次】
・パソコンチェアを選ぶ前に
・体をいたわるパソコンチェアを
・せっかく買うなら細部にもこだわりたい
・【コンパクトな書斎】におすすめのチェア
・テレワークがはかどる【快適】チェア
・長時間座っても【疲れにくい】高級チェア
パソコンチェアを選ぶ前に
パソコンチェアは通常の椅子に比べ、大きめのサイズが多いのが特徴です。部屋のサイズにきちんと収まるかどうかを考えて選ぶ必要があります。買ってから後悔しないためのチェックポイントを見ていきましょう。
部屋の広さや用途を考える
まずはパソコンチェアは背もたれの高さによって、「ハイバック」と「ローバック」の2タイプに分けられます。パソコンチェアと置く部屋の広さの関係、使用用途によってどちらが適しているかなどを確認します。
ハイバックタイプには座り心地を重視した商品が多く、長時間作業をしても疲れにくいのが魅力です。リクライニング機能も充実しており、自宅をオフィス代わりに使うフリーランスや、長期間テレワークが続く人におすすめです。ただしハイバックタイプは背もたれが高いだけでなく本体も大きいので、狭い部屋では窮屈に感じられます。
一方のローバックタイプは背もたれが低い分、座り心地はハイバックタイプに劣る面もあります。しかし圧迫感がないため置き場所を選ばず、価格も手頃なものが多い傾向です。1日の作業時間がそれほど長くない人や、ときどき在宅勤務をする人はローバックタイプでも十分といえます。
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デスクのサイズを確認
パソコンチェアを買うときに見落としがちなポイントが、デスクのサイズです。特にデスク下の空間のサイズをしっかり確認しないと、天板にアームレストがぶつかったり、引き出しや脚にキャスターが引っ掛かったりして、デスクにパソコンチェアが収まらないことがあります。パソコンチェアがデスクから飛び出していると邪魔なだけでなく、子どもがつまずいて転ぶ危険もあり注意が必要です。アームレストやキャスターがデスクにぶつからないように、あらかじめサイズを測っておきましょう。
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体をいたわるパソコンチェアを
長時間のデスクワークは首・肩・腰に負担をかけるうえに、同じ姿勢で居続けることで血行も悪くなりがちです。パソコンチェアの疲れにくい座り方や、デスクワークに取り入れたいアイテムを紹介します。
理想の高さは?
パソコンチェアやデスクの高さが体に合っていないと、正しい姿勢をキープできず、首や腰への負担も大きくなります。奥まで深く腰かけたときに足の裏全体が床につき、膝から下の体重がかかとにのっている状態が、パソコンチェアの理想的な高さです。
デスクの高さは、腕を垂直に下ろして肘を乗せたとき、90度に曲がるくらいがベストです。実際に座ってみて、高すぎたり低すぎたりするようでしたら、適宜調整しましょう。また、海外製のデスクやパソコンチェアはもともと大きめに作られていることが多く、小柄な日本人には使いにくいケースもあるので注意が必要です。
腰痛や首のしわを防止しよう
何時間も座ったままパソコンを操作していると、無意識のうちに首が前に出てきます。その状態が続くと首元がたるんで、しわの原因になってしまうことも。また、ずっと座っていると疲れがたまり、つい背中を丸くしたり左右どちらかに傾いたり、自分にとって楽な姿勢を取りがちです。動かないことで筋力が衰えたり、骨盤がゆがみやすくなったりと、正しい姿勢をキープすることが難しくなります。筋力の低下や骨盤のゆがみは腰痛の原因です。
パソコンを使うときは画面から顔を60cmほど離して、目の高さより10度程度下に画面を持ってくると背筋が伸び、ほぼ正しい姿勢で座れます。ときどき首や肩を回したり、立ち上がって体を動かしたりすると、体が固まらず、姿勢も悪くならずに済むでしょう。
サポートクッションを使っても
腰痛や首のしわを予防するためには、チェアの上に姿勢改善用のサポートクッションを置くのも有効です。クッションの上に座るだけで自然に背筋が伸び、楽に正しい姿勢をキープできます。背筋を伸ばして座ることで腹筋が鍛えられるので、スタイルアップの効果も期待できます。サポートクッションにもさまざまな種類がありますが、座面の高さに影響が出ないように、薄めのものを選びましょう。
仕事にもゲーミングチェアが重宝
「ゲーミングチェア」は、パソコンゲームを快適にプレイするために開発されたパソコンチェアの1種です。マウスやキーボードを素早く操作しなければならないゲームを、長時間プレイしても疲れにくいことから多くのゲーマーに支持されています。
座面やアームレストの高さを細かく調整できたり、座り心地のよいウレタンフォームを使っていたりと、パソコンチェアとしての性能が非常に高く、一般的なデスクワークにも重宝します。ゲームが趣味の家族がいる人や、仕事の気分転換にゲームをしたい人にもぴったりです。
せっかく買うなら細部にもこだわりたい
パソコンチェアを自宅で使う場合は、デザインや素材などの細かい部分にも注目しましょう。満足度が上がるこだわりポイントを紹介します。
快適さやおしゃれ度は素材で決まる?
座面や背もたれに使われている素材には「レザー」「ファブリック」「メッシュ」などがあります。レザーは高級感があり座り心地もよい反面、背中やお尻など密着する部分が蒸れやすく、長時間座り続けるのは難しいかもしれません。ファブリックは肌ざわりがよいほか、色柄の選択肢が多くインテリアに合わせやすいのがメリットです。メッシュ素材は通気性がよく、見た目もおしゃれなため、近年人気が高まっています。
座面のクッション性も快適さを左右する重要なポイントです。ソファーのようにフカフカしたものや弾力性が高いもの、固めのものなどさまざまなタイプがあるので、好みに合わせて選びましょう。
床とキャスターにも相性がある
パソコンチェアの脚に付いているキャスターの素材にも、床のタイプによって向き不向きがあります。キャスターと床の相性が悪いと、パソコンチェアを移動させにくいだけでなく、床に傷を付けてしまうので注意が必要です。床のタイプに合うキャスターの素材をチェックしてみましょう。
・カーペット:ナイロン
・フローリング:ウレタン
・タイルなど:ゴム
ナイロンキャスターはカーペットのような柔らかい床でも滑らず、重いパソコンチェアも楽に動かせます。ただしタイルの上ではスリップしやすく、フローリングでは傷の原因に。部屋の床がフローリングの場合は、キャスターの表面にウレタンを巻いたものを使うのがおすすめです。
ゴムキャスターは、タイルなどの滑りやすい床や凸凹のある場所で力を発揮します。作業場などで使うのに適していますが、繊維が付くのでカーペットには向いていません。ゴムの色が付く可能性があるので、フローリングでも使わないことをおすすめします。
コンパクトな書斎におすすめのチェア
書斎や寝室など狭い場所にこもって仕事をするなら、コンパクトなパソコンチェアがぴったりです。無理なく置ける、ローバックタイプのチェアを紹介します。
ドウシシャ「スリムフィットチェア」
座ったときに背筋が自然に伸び、きれいな姿勢を保てるように座面が工夫されたパソコンチェアです。背もたれがウエスト部分に届く程度の低さで、圧迫感がありません。幅と奥行が50cmとコンパクトで、アームレストもないため、狭い部屋や小さなパソコンデスクに向いています。気持ちが明るくなりそうな、鮮やかな赤い色も魅力的ですね。
商品名:ドウシシャ「スリムフィットチェア」
ロウヤ「オフィスチェア デスクチェア パソコンチェア 飾りボタン」
ソファーのような共布の飾りボタンがポイントの、おしゃれなパソコンチェアです。緩やかにカーブした背もたれが体によくフィットし、アームレストも付いているので疲れにくくなっています。座面と背もたれには弾力性のあるウレタンクッションを使用し、コンパクトながらも快適な座り心地を実現。後ろ側がとてもスッキリとしているので、狭い部屋に置いても窮屈さを感じさせません。インテリアの雰囲気に合わせて6色から選べるのもうれしいポイントです。
商品名:ロウヤ 「オフィスチェア デスクチェア パソコンチェア 飾りボタン」
テレワークがはかどる快適チェア
首や腰のサポート機能や、リクライニング機能が充実した本格的なパソコンチェアを紹介します。こんなチェアがあれば自宅でも集中でき、仕事がはかどりそうですね。
「リクライニングチェア」
最大170度まで、無段階でリクライニングできるハイバックタイプのチェアです。格納式のフットレストが付いていて、仕事に疲れたら足を伸ばしてくつろげます。表地はマットな質感のPUレザーと通気性のよいメッシュの2タイプあり、レザーは2色、メッシュは6色から選べます。背もたれの高さが74cmもあるので、比較的身長の高い人も安心です。
商品名:「リクライニングチェア」
イトーキ「クロスフォーカスチェア」
ゲーミングチェアが欲しいけれど、インテリア性も重視したい人には「クロスフォーカスチェア」がおすすめです。ライトグレーがメインのスタイリッシュな見た目で、リビングに置いてもなじみます。ソフトなサポートクッションが2個付いており、首と腰を優しく支えます。リクライニングは最大135度まで、アームレストの高さは7段階で調整可能です。
商品名:イトーキ「クロスフォーカスチェア」
長時間座っても疲れにくい高級チェア
毎日長い時間をパソコンの前で過ごす予定なら、思い切って高級なパソコンチェアを使ってみてはいかがでしょうか。高級なチェアは体への負担が非常に軽く、結果的に仕事の効率が上がります。長時間座っていても疲れが気になりにくい、贅沢なチェアを紹介します。
ハーマンミラー「アーロンチェアリマスタード固定アーム Aサイズ」
「アーロンチェア」は「仕事に集中できる環境」を追求したパソコンチェアです。リラックスへと導く高い背もたれやヘッドレストはあえて採用せず、長時間の仕事に耐えられる機能性に特化しています。座面や背もたれを三つのゾーンに分け、それぞれ張地のテンションを変化させることで、座ったときに安定して正しい姿勢を保てます。見た目はシンプルですが、仕事中の快適さは格別です。通気性のよいメッシュを使ったスタイリッシュなデザインで、リビングのインテリアにもなじみます。
商品名:ハーマンミラー 「アーロンチェアリマスタード固定アーム Aサイズ」
エルゴヒューマン「オフィスチェア ベーシック ハイタイプ」
リラックスする時間も大切にしたい人には、「エルゴヒューマン」のチェアをチェックしましょう。体重を背もたれにかけるだけでリクライニングのロックを解除でき、好きなタイミングでくつろげます。ヘッドレストが付いたハイバックタイプなので、とてもリラックスできます。座面の高さやリクライニング角度を調整するレバーが一つにまとめられ、見た目がスッキリしているのもポイントです。
商品名:エルゴヒューマン「オフィスチェア ベーシック ハイタイプ」
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