【目次】
・ビューラーを選ぶポイントって?
・目の形別のビューラーの選び方
・ビューラーの正しい使い方
・まつげをきれいにカールさせるには
・人気メーカーのおすすめビューラー
・熱でしっかりカールさせるホットビューラー
・目尻や下まつげに。部分用ビューラー
【目次】
ビューラーを選ぶポイントって?
コスメサイトや雑誌で人気のビューラーも、いざ自分で使ってみると「合わない」と感じることがあるはず。ビューラーを選ぶとき、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか?
自分にぴったりなビューラーを見つけるコツを紹介します。
目の幅やカーブに合わせて
どれも同じように見えて、ビューラーのカーブや幅は商品により異なります。「まつげがうまく上がらない」「使いにくい」などと感じるのは、ビューラーが目の形に合っていないということが考えられます。
日本人はどちらかというと目鼻立ちがはっきりしておらず、アイホールのカーブも緩やかな人が多いといわれています。カーブがきつすぎたり、幅が広すぎたりするビューラーでは「使いにくい」と感じる人が多いかもしれません。
特に海外メーカーのものは、幅もカーブも大きめに作られているケースが多いようです。海外製のビューラーを使っていて合わないと感じるのなら、日本製のものをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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タイプで選ぶ
ビューラーは主に次の4タイプです。
・レギュラー
・スプリング式
・部分用ビューラー
・ホットビューラー
レギュラータイプは、一般的にイメージされるオーソドックスなビューラーです。まつげをカールさせるときにはハンドルに指を入れ、まつげをはさんで持ち上げます。力加減でカールの強弱を調節できるのが特徴です。
一方、スプリング式はバネの力でまつげを上向かせます。軽く握るだけでOKなので、初心者でも扱いやすいビューラーです。
また、部分用は特定部分のみを上げたいときに重宝します。幅が狭くポイント使いしやすい仕様です。
そして、ホットビューラーは熱の力でまつげを上げます。カールを付けやすい上、キープ力もあります。ただし電池やUSBで電力を確保する必要があるので、ときに不便を感じることもあるかもしれません。
挟む部分の開きもチェック
ビューラーのまつげを挟む部分は、なるべく広く大きく開くものがベター。開きにくいと、まつげを挟みにくくなってしまいます。
最初は「そんなのたいしたことじゃない」と思う人もいるかもしれませんが、ビューラーを使うたび挟みにくく感じれば、ストレスに。ビューラーの使用頻度が高い人ほど、しっかりチェックしておきましょう。
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目の形別のビューラーの選び方
二重で目の大きな人と、一重や奥二重ですっとした目の人では、選ぶべきビューラーは異なります。
きれいなカールを作るには、目の形に合ったビューラーを選ぶことが大切。目の幅やタイプ別に、おすすめのビューラーを紹介します。
幅の目安はどれくらい?
ビューラーを購入するときは、自身の目の幅を把握することが大切です。目頭から目尻のキワまでをきちんと測定してみましょう。
一般的に日本人の目幅の平均はおよそ3cmといわれています。そのため、「日本人向け」などとアピールしているビューラーは、3~3.5cm程度の幅のものが多いようです。これに対し、海外ブランドなどで見られるのは、3.5~4cm程度と、やや大きめのものが一般的。
「日本人には日本人向けのビューラーがよい」と言われるのは、ビューラーと実際の目幅のミスマッチが起こりにくいためといえます。きちんとサイズを測定して、目のサイズにマッチしたビューラーを選びましょう。
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一重・奥二重の場合
一重や奥二重の人は、ビューラーのカーブが浅いものを探しましょう。
そもそも一重や奥二重の人は、まつげの生え際にまぶたがかぶさっている状態。どちらかというと凹凸が少なくて平坦に見える目元の人が多く、カーブの深いビューラーは合いません。まぶたを挟みやすく、使いにくさを感じるはずです。
一重や奥二重の人は、「日本人向け」「一重・奥二重向け」などの特徴を持ったビューラーを選んでみてはいかがでしょうか。日本人の目を研究して作られているものが多いため、カーブも浅めに作られています。ビューラーを購入したものの「全然使えない」というリスクは比較的低くなるはずです。
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二重の場合
二重の人がカーブの浅い直線的なビューラーを使うと、目尻や目頭のまつげをうまくキャッチできないかもしれません。アイホールの凹凸に合う、深めのカーブラインのものを選びましょう。
二重の人は、一重や奥二重の人とは反対に、海外製のメーカーを探してみるのがおすすめです。一般的な日本人向けのビューラーよりもカーブが深く、目幅の大きなビューラーが見つかります。
ビューラーの正しい使い方
朝の忙しい時間、あたふたしながらビューラーを使う人も多いのではないでしょうか?まつげをきれいに上げるには、ビューラーを正しく使うことが大切です。
ビューラーの利点を最大限生かせるよう、正しい使い方を確認しておきましょう。
力を入れすぎない
ビューラーでまつげを挟むときに力を入れすぎると、まつげが傷んだり抜けたりする原因に。まつげが短く少なくなってしまっては、ビューラーを使ってもなかなか上向きに仕上げることができません。ビューラーを使うときは「まつげを傷めない」ことを大前提としましょう。
また、強い力でビューラーを握ることは、ビューラーのフレームやゴム部分の破損にもつながります。ビューラーを使うときは一度でカールを付けようとせず、何回かに分けて行うと軽い力で済みますよ。
まずはまつげの根元を挟む
自然できれいなカールを作るコツは、根元・中央・毛先とビューラーを当てる位置をずらしていくことです。
くるんとしたまつげを長持ちさせたいときは、根元をしっかりと立ち上げるようにします。時間が経ってもまつげが下がりにくく、きれいな目元を保ちやすくなるはずです。
ただし、カールを出そうとするあまり力を入れすぎるのは避けましょう。立ち上がりに角度が付きすぎて、カックンとした形の不自然なカーブになってしまいます。
ビューラーを使うときは肩の力を抜いて軽く握り、徐々に力を抜きながら中央・毛先へと動かしていくのがおすすめです。
それぞれの特徴に合わせたコツも紹介
まつげが下向きに生えている人は、せっかくカールを付けてもすぐに下がってしまうことがあります。きれいなカールを維持したいなら、ホットビューラーの使用がおすすめ。熱の力を借りて根元から立ち上げれば、長時間カールをキープしやすくなります。
一方、まつげが短い・少ない人は、繊維入りのマスカラを併用するのがおすすめです。「ビューラー→マスカラ→ビューラー」を繰り返すことで、自然な印象のまつげが完成します。
ただし、ビューラーはマスカラがしっかり乾いてから使うことが大事。湿り気が残っているとカールがきちんとつかないこと、ビューラーにマスカラが付いたまま放置しておくと衛生的にもよくないことが理由です。
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まつげをきれいにカールさせるには
欧米人と比較して、日本人のまつげは下向きに生えていることが多いようです。まつげが短い・少ないという悩みを持つ人も多く、ビューラーを正しく使っても「うまくカールできない」と感じるかもしれません。
ビューラーできれいなまつげを作るために、覚えておきたいポイントを紹介します。
ビューラーを使い分ける
まずおすすめしたいのが、レギュラータイプのビューラーとホットビューラーをダブル使いすること。
前述したとおり、力で圧をかけてまつげを上げるビューラーよりも、熱の力でまつげを上げるホットビューラーの方がカーブは長持ちするとされます。
まつげをくるんと上向かせたいなら、レギュラータイプのビューラーである程度まつげを上げた後、ホットビューラーでダメ押ししてみてください。レギュラータイプのビューラーのみを使うよりもより一層カールの持ちがよくなるはずです。
ビューラーの使いすぎに注意
まつげにカールを付けるためには必要とはいえ、ビューラーの使用はまつげに負担をかけてしまいます。使いすぎるとまつげを傷めてしまうため、ほどほどに使うことを心掛けましょう。
何度やってもカールが付かないときは、まつげのコンディションが悪い、ビューラーが合っていないなどの原因が考えられます。上がらないからと何度もトライせず、しばらくビューラーはお休みしましょう。
まつげが元気な状態であれば、まつげにはハリやツヤがあるはずです。ビューラーを当てればカールしやすく、力を入れなくても上向きになります。
まつげに美しいカールを出すためには、まつげそのものが健康であることが重要です。
まつげ用の美容液を使うのもおすすめ
まつげのコンディションを整えるには、「まつげ専用美容液」がおすすめです。
近年は「まつ育」という言葉が登場するほど、まつげケアに力を入れる女性が増えています。ニーズが高いだけあって、まつげ美容液のバリエーションも豊富なので、使いやすいものを選んではみてはいかがでしょうか。
まつげ美容液の種類を大別すると、「チップタイプ」「ブラシタイプ」「マスカラタイプ」があります。広範囲をさっと塗るならチップ、1本ずつ細かく塗るならブラシ、手軽に使いたいならマスカラタイプがおすすめです。
まつげ美容液を普段のお手入れにプラスして、ビューラーに負けない強いまつげを作りましょう。
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人気メーカーのおすすめビューラー
日本の人気メーカーからは、高クオリティのビューラーがたくさんラインナップされています。どのようなビューラーを選ぶべきか迷ったときは、まず人気メーカーのビューラーをチェックしてみては。
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口コミサイトやSNSなどで多くの支持を集める、おすすめのビューラーを紹介します。
美しさを長時間持続「シュウウエムラ アイラッシュカーラー」
まずおすすめなのは、日本美容界のパイオニア「シュウウエムラ」のビューラーです。レギュラータイプのビューラーなので、いつものビューラーと同じ感覚で使えます。
極めてシンプルなデザインに見えますが、実際はシュウウエムラのこだわりが詰まった、使いやすい形状。まぶたやまつげへの負担が少ないことに驚く人も多いかもしれません。
また、ビューラーは美しい仕上がりを長くキープできる仕様です。アイメイクに気合いを入れたい日の強い味方となってくれます。
商品名:シュウウエムラ アイラッシュカーラー
日本人に合う形「資生堂 アイラッシュカーラー」
フレームは、何千人もの日本人女性のまぶたを参考に開発されたそう。日本人の目の形状に合わせて作られているため、多くの人のまぶたのカーブにフィットしやすいといえます。
また、まつげを挟むシリコーンゴムは適度な弾力性と丸みがあります。まつげを根元から挟みやすい一方で、負担がかかりにくい仕様です。
美しいカールを作るコツは、ビューラーの上のフレームを上まつげに乗せるようにしてから、ビューラーの下のフレームで挟むこと。できれば軽く力を入れて3回くらい繰り返すと、より一層自然な仕上がりになるでしょう。
商品名:資生堂 アイラッシュカーラー
まつげに負担をかけない「アールエムケー アイラッシュカーラー」
ベースメイクに定評のあるRMKからは、安定した使い心地のビューラーがラインナップされています。
ごく一般的なレギュラータイプですが、どんなまぶたにもフィットしやすい形状です。ゴム部分の弾力もちょうどよく、ストレスや負担を感じにくいといえます。まつげが根元から立ち上がりやすいため、目元の印象を強めたいときに重宝しそうです。
商品名:アールエムケー アイラッシュカーラー
肌に金属が触れない設計「オルビス アイラッシュカーラー」
金属アレルギー防止と抗菌のため、金属部分にはコート加工が施してあります。ビューラーを使っても、金属が直接肌に触れにくい設計です。
また、オルビスの独自開発によるフレーム部分は、まぶたの丸みや幅を徹底的に研究して作られたもの。加えてゴムには適度に弾力性のあるシリコーンゴムが使われています。短いまつげもキャッチ&カールしやすく感じるのではないでしょうか。
商品名:オルビス アイラッシュカーラー
熱でしっかりカールさせるホットビューラー
熱の力でまつげをカールさせるホットビューラーは、きれいなカールを実現しやすいアイテム。形状によってはまぶたの幅やカーブや、まつげの長さなどを気にせず使えるため、一つ持っておくといざというとき助かります。
幅広いホットビューラーのラインナップから、おすすめのアイテムを見ていきましょう。
ナチュラルな仕上がり「パナソニック まつげくるん」
ビューラー部分にダブルヒーターを搭載したホットビューラーです。まつげに当てて押し上げれば、違和感を覚えにくい自然な仕上がりに近付けます。
加えて、ビューラーが適温になるまでの時間はわずか1~2分ほど。適温マークがベストなタイミングを教えてくれるため、使用可能かどうかがすぐに分かります。
別売の充電式のニッケル水素電池とアルカリ乾電池の両方が使用可能です。充電式なら乾電池を小まめに買い直す必要がなく、コスパもよいといえます。
商品名:パナソニック まつげくるん
便利なコンパクトサイズ「コイズミ アイラッシュカーラー」
幅約1.6×高さ約15.4cmとコンパクトなサイズ感です。化粧ポーチに入れて持ち運びしやすく、いつでも気軽にまつげケアができます。充電はUSBケーブルを使うので、電池切れでもすぐ充電できるというのも強み。
また、ヘッド部分は緩くカーブが付いており、まつげを一気に立ち上げられます。まつげに束感を出したいときは「ボリュームコーム」、扇形に広げたいときは「セパレートコーム」と分けて使えるので、仕上がりの雰囲気を変えるのも簡単です。
下まつげに使える他、マスカラを塗った後やつけまつげでも使えます。
商品名:コイズミ アイラッシュカーラー
目尻や下まつげに。部分用ビューラー
目尻や目頭、下まつげなどは、カールが付きにくかったり物足りなかったりしやすい部分。まつげの仕上がりをよりきれいにしたいとき、小ぶりな部分用ビューラーがあると重宝します。
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細かいところにまで気を抜きたくない人におすすめしたい、部分用ビューラーを見ていきましょう。
細部もきれいにカール「資生堂 ミニアイラッシュカーラー」
資生堂のレギュラータイプのビューラーが幅約3.8cmであるのに対し、こちらは幅約1.7cmとコンパクト。目尻のまつげや毛先など、うまく上げにくい部分にも使いやすいです。
使い方は、通常のビューラーと同じです。根元から毛先へと少しずつずらしながらカールを付けていきましょう。
商品名:資生堂 ミニアイラッシュカーラー
メイク直しにも「KOBAKO アイラッシュカーラー ミニ」
高さ約6cmとコンパクトで、化粧ポーチにも入れやすいサイズです。化粧直しのついでに、まつげもささっと上げられます。
背面のレバーを押すとゴム部分が上昇し、まつげを押し上げる仕様です。目頭や目尻にもフィットしやすいので、通常サイズのビューラーの後に使うとよりきれいな仕上がりに近付けます。
ただしマスカラやつけまつげでの使用はできないため、注意しましょう。
商品名:コバコ アイラッシュカーラー ミニ
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【監修者】
ヘア&メークアップアーティスト
KIKKU
パーマをかけたような天然パーマがトレードマーク。トレンド感度が高く、おしゃれなメイクにモデルからの支持も厚い。ヘアサロン勤務の経験から髪に関する知識も豊富。女性誌やカタログ、広告など各方面で活躍中!
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