意外と知らない【ハロウィン】の由来を詳細解説|仮装するのはなぜ? ジャック・オー・ランタンを飾る理由は? | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE暮らし

2020.10.19

意外と知らない【ハロウィン】の由来を詳細解説|仮装するのはなぜ? ジャック・オー・ランタンを飾る理由は?

日本でも親しまれているハロウィン。由来や海外の風習を知っておくことで今まで以上に楽しく過ごせるはず!子どもから質問されたときに胸を張って答えるためにも、仮装の理由やお決まりのセリフが生まれた背景、かぼちゃを飾る理由を知っておいてはいかがでしょうか。

Tags:

【目次】
ハロウィンの由来とは?
仮装をするのはなぜ?
トリック・オア・トリートの意味やはじまり
ジャック・オー・ランタンを飾る理由

ハロウィンの由来とは?

「ハロウィンってなに?」と聞かれて、きちんと答えられる人は少ないかもしれません。ハロウィンは外国の民族文化と宗教が関わる行事です。背景を詳しく知っておけば、ハロウィンを今まで以上に楽しめるようになるはず。

ハロウィン 由来

(C)Shutterstock.com

ここでハロウィンの由来を確認して、子どもからの質問にも堂々と答えられるように準備してみてはいかがでしょうか。

古代ケルト民族の祭りが起源

ハロウィンの起源は、古代ケルト民族の祭りである「サウィン祭」だといわれています。かつて古代ケルト民族の間では、11月1日が新年であり、10月31日はその前夜祭として「収穫祭」を行っていました。

「ハロウィン」という呼び名は、前夜祭を「All Hallows Eve」と呼んでいたことが由来だそうです。

この日は死者の国の扉が開き、先祖の霊が家族に会うために帰ってきます。日本でいうお盆のような期間であり、本来は3日間続くものです。

ハロウィンはケルト民族独自の信仰から生まれましたが、ケルト民族がのちにキリスト教を信仰するようになったことで、宗教的な意味合いが薄れ、イベント色が強い現代のハロウィンに変化しました。

子ども向けの簡単な説明

ハロウィンの本来の起源を子どもに細かく説明しても、なかなか理解しづらい場合もありますよね。そんなときは、要点だけを押さえて、簡単に説明してみてはいかがでしょうか。なるべく簡単で、身近な言葉を使って説明すると理解されやすいです。

もともとは「収穫した食べ物に感謝するお祭り」であること、ハロウィン当日には悪いおばけが出てきていたずらしようとすること、追い払うために人間も悪いおばけのふりをしていることをもれなく伝えれば、子どもも納得できそうです。

仮装をするのはなぜ?

ハロウィンの最大の特徴といえば、おばけや魔女など恐ろしい見た目の仮装です。しかし、なぜハロウィンでは仮装をする習わしがあるのか、知らないという人も多いのではないでしょうか?

ハロウィン 由来

(C)Shutterstock.com

実はハロウィンの仮装には、「昔の人の知恵と願い」が込められていたのです。

悪霊から身を守るため

ハロウィンの仮装は、悪霊がもたらす災難から身を守ることが目的となっています。

ハロウィンの仮装は、おばけや魔女、ドラキュラやミイラ男など、恐ろしい風貌のものが中心です。ハロウィンに先祖の霊にまざって現世に出てきた悪霊・モンスターたちは、作物を荒らし、人間の子どもに悪さをするなど、災いをもたらすとされました。

そのため、昔の人は悪霊たちと同じような格好をして仲間のふりをし、いたずらや悪さのターゲットから逃れようと考えたのです。

災いを遠ざけるという意味も

ハロウィンの仮装には、悪霊の災いを遠ざけるという意味合いも持っています。

恐ろしい仮装をすることで、逆に悪霊たちを怖がらせて追い払ってやろうと考えたのです。

しかし、今となっては仮装の意味や恐ろしさよりも仮装そのものを楽しむことがメインとなりました。

かわいい魔女やおばけの仮装のほか、ハロウィンには関係のないアニメキャラクターなどの仮装も増えています。非日常的な仮装であれば、見た目の恐ろしさは問わないのかもしれませんね。

トリック・オア・トリートの意味やはじまり

ハロウィンで口にするお決まりのセリフといえば「トリック・オア・トリート」です。この言葉さえ言えば人からお菓子をもらえると認識している人も多いかもしれません。実はこのセリフにも民族的な風習や深い理由が隠されています。

ハロウィン 由来

(C)Shutterstock.com

今までは知らずにセリフを口にしていた人も、ここで言葉の背景を知っておきましょう。

言葉の意味は?

トリック・オア・トリートに込められた「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」という意味はあまりに有名で、数多くの人に知られています。

トリック・オア・トリートと声をかけられた人は、「ハッピーハロウィン!」と答えてお菓子を渡すのが定番ルールです。現代では仮装した子どもたちが近所の家々を回ることで地域交流を図ったり、学校や子ども会での楽しいイベントになったりしています。

はじまりはなに?

ハロウィンに家々を回ってお菓子をねだるという風習も、もともと古代ケルト民族から来ています。

ハロウィンの際、ソウルケーキと呼ばれるケーキを供えて「ソウリング」という死者のための儀式を行っていました。貧しい人や子どもたちが家々を訪ね、その家の死者の霊に祈りを捧げるかわりにソウルケーキを貰う習慣がありました。こうして近所を訪ね回ったことが、トリック・オア・トリートの原型だと言われています。

このほかにも諸説ありますが、ハロウィンのお菓子には、霊を弔うという意味があったのです。

ハロウィンのお菓子の定番

ハロウィンで配るお菓子に決まりはありませんが、ほとんどの子どもが喜ぶ甘いクッキーやチョコレート、キャンディーが定番となっています。

とくに、子どもが外に出てお菓子を持ち歩くため、個包装となっているものや一口サイズでかさばらないものがおすすめです。

外を出歩くのではなく、家の中でパーティー形式でハロウィンを楽しむのであれば、ケーキやドーナツなども人気があります。

ジャック・オー・ランタンを飾る理由って?

ハロウィンの定番モチーフが「ジャック・オー・ランタン」です。ハロウィン中のお菓子のモチーフやインテリアなどに幅広く使われており、期間中はよく目にしますよね。

ハロウィン 由来

(C)Shutterstock.com

ジャック・オー・ランタンをハロウィンの間に飾ることには、ある理由があるのです。

ジャック・オー・ランタンとは?

カボチャをくり抜いて目・鼻・口をかたどり、中にろうそくを灯してランタンにしたものがジャック・オー・ランタンです。

もともと「大きなカブ」がランタンの材料に使われていました。

アメリカにハロウィンが伝わってからはカボチャがランタンに使われるようになり、今の形に落ち着いたのです。ハロウィンが伝わった当時は、アメリカ国内で手に入れやすい野菜がカボチャだったことが理由といわれています。

アイルランドの物語の主人公

ジャック・オー・ランタンに付けられている「ジャック」という名前は、アイルランドの昔話に登場します。

生前悪行三昧であったジャックは、自分の魂を奪いに来た悪魔までだまして生きながらえていましたが、寿命がきても、生きている間に行った悪さのせいで天国に行けず、かといって悪魔に魂を持っていかれることすらできないため地獄にも行くことができません。

ジャックはカブで作ったランタンを掲げながら、安住の地を探して夜道をふらふらとさまようことになってしまいました。

この昔話をきっかけに、ジャックはハロウィンにさまよう悪霊の代表的な存在となったのです。

悪霊を追い払う魔除けとして

ジャック・オー・ランタンにまつわる昔話は恐ろしいものですが、ジャック・オー・ランタンそのものは、悪霊を追い払い、良い精霊を呼び寄せるための魔除けとされています。

ハロウィンの日は、カボチャをくり抜いて、家の外や部屋の窓辺に置きましょう。ジャック・オー・ランタンを見た悪霊は怖がって逃げていき、良い精霊はろうそくの明かりに誘われて近付いてくるのです。

今は生のカボチャを使ったランタン以外にも、インテリアやろうそく立てなど、さまざまな形でジャック・オー・ランタンが作られています。

ハロウィン 由来

ハロウィンの飾り付けは手作りで♡ジャック・オ・ランタンの作り方

あわせて読みたい
▶︎【潜入】大人も仮装OK!〝タワマン〟ハロウィンパーティーが楽しいワケ
▶︎「おに」のもとの言葉はなにか知ってる?【親子で楽しむ教養クイズ】

トップ画像・アイキャッチ/Shutterstock.com

写真/Shutterstock.com

画像ALT

和文化研究家

三浦康子

古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、「行事育」提唱者としても注目されている。連載、レギュラー多数。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとっている。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)ほか多数。

画像ALT
『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)

お正月やひな祭り、お花見、お盆、お祭りなど、季節の行事を親子でいっしょに学べる絵本。由来やしきたり、遊び方や箸の持ち方、衣服のたたみ方など、行事を子育てに役立てるためのコツが満載。

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事