文化勲章や文化功労者
文化の日には、学問・芸術など文化の発展に大きく貢献したと評価された人物に対して「文化勲章」が与えられます。1937年に当時の総理大臣によって制定されたものであり、日本で最も新しい勲章です。毎年皇居で授与式が行われており、受賞者は天皇陛下の手から直接授与されます。受賞者は文部科学大臣から推薦され、閣議によって決定された人物です。「文化功労者」は、同じく文化の発展に功績があったと認められた人物であり、文部科学大臣と文化功労者選考分科会によって選ばれます。文化勲章には金品などの副賞はありませんが、文化功労者に対しては、年額350万円が生涯支給されることとなっています。
芸術祭・文化祭を開催
文化の日は民間でもさまざまな催し物が開催される日です。各学校の文化祭や発表会が開催されるのは文化の日に近い日付であることが多く、各地でも規模の大きな芸術祭が開催されています。文化庁が主催する芸術祭が行われるのも10月から11月の期間であり、「芸術の秋」にある文化の日を意識しています。
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