本格的なジャック・オ・ランタン
本格的なジャック・オ・ランタンを作るには、まず以下のものを準備しましょう。
・ハロウィン用かぼちゃ
・ナイフ
・スプーンや小さなスコップ
・油性ペン
・ろうそく
このほか作業をスムーズにするために、手袋やゴミ袋、新聞紙も用意しておくことをおすすめします。必要なものがそろったら、次の手順でジャック・オ・ランタンを作成します。かぼちゃは固いため、ナイフを使う際は必ず大人が行い、くれぐれも気を付けて作業しましょう。
1:油性ペンでかぼちゃに顔を書く
2:かぼちゃの底に穴を開けて中身を出す
3:かぼちゃの顔をくり抜いていく
4:2で外したかぼちゃの底にろうそくを設置する
5: ろうそくを付けた底面をかぼちゃ本体に取り付ける
注意したいポイントは、中身をきれいに出すこと。カビが生えにくく、長持ちしやすくなります。また、ジャック・オ・ランタンをさらに日持ちさせたい場合は、いったん乾燥させるのがベターです。ろうそくはしっかり中を乾かしてから取り付けましょう。
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手軽に作れるジャック・オ・ランタン
小さい子どもと一緒にジャック・オ・ランタンを作るなら、かぼちゃをくり抜く工程は少し不安ですよね。そんなときは、刃物を使わずに済む「シール」でかぼちゃに表情を付けるのがおすすめです。かぼちゃの顔型に切り抜かれたシールなどはバラエティショップなどで手軽に購入できます。シールがない場合は、かぼちゃの顔型に切り抜いた黒い紙を両面テープを付けるのもおすすめ。どちらの方法も外皮をくり抜いたり中身を出したりしないので、小さな子どもとでも気軽にジャック・オ・ランタンを作れます。
ジャック・オ・ランタン以外の装飾は?
ジャック・オ・ランタンと一緒に飾ることができる、ハロウィンならではのモチーフをご紹介します。
ゴーストや魔女
ハロウィンは死者の国の扉が開き、霊が帰ってくる日なので、ゴーストもジャック・オ・ランタンと並ぶ人気モチーフです。日本語で「ばぁ」を意味する「Boo!」もゴーストと一緒に飾られることがあります。また、この世とあの世の境があいまいになり、先祖の霊にまざってモンスターもやってくると考えられていたことから、ミイラやドラキュラ、魔女などもハロウィンのおなじみです。
骸骨
ハロウィンはこの世とあの世の境があいまいになる日ですから、死者をイメージする骸骨もハロウィンらしいモチーフと言えます。骸骨と同じようにドクロも人気で、ハロウィンの料理でもよく表現されています。
黒猫
黒猫が魔女の使い魔とされていたことから、黒猫もハロウィンに欠かせない存在になっています。黒猫そのものが不吉な存在とされていたことや、黒い姿が闇夜に身を隠しやすこと、魔女が黒猫に姿を変えられると信じられていたことから、黒猫が魔女の使いとして認識されるようになったそうです。
蜘蛛
蜘蛛も魔女や悪魔の使い魔として知られている存在です。空き家に蜘蛛の巣がはることや、見た目から怖いイメージを持たれていることも理由のひとつでしょう。また、蜘蛛の巣が命のサイクルを表すとされていることからも、収穫祭でもあり死者が帰ってくるハロウィンを象徴する存在となっています。
コウモリ
コウモリは、魔女の化身やドラキュラの使い魔として知られているハロウィンの人気モチーフです。ハロウィンに焚き火をした際に集まってくる虫を食べるためにコウモリも集まってきたためハロウィンのシンボルとして定着したほか、コウモリは害虫やネズミを駆除することから、収穫祭に感謝をする存在としての側面もあります。
フクロウ
夜行性のフクロウは、コウモリと同じようにハロウィンに焚き火をした際に集まってくる虫を食べるために集まってくることから、ハロウィンに関する動物として定着しました。また、メンフクロウの鳴き声が女性の叫び声のように聞こえ、その時期がハロウィンに重なることからもハロウィンのシンボルとされています。
穀物
ハロウィンは収穫祭でもあることから、ジャック・オ・ランタンと並んでトウモロコシや小麦などの穀物も装飾でよく使われています。特に乾燥したトウモロコシの皮は収穫が終わったことを表すシンボルでもありますから、ぶら下げてよく飾られました。家に飾りを置く場所が少ない人も、穀物を入れたリースを作ったり、小さなジャック・オ・ランタンと穀物を入れたドライフラワーを飾るなら、場所を取らず取り入れやすいですね。
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