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2024.07.07

【マイナス思考な人】の特徴とは? なる原因や抜け出す方法を解説

トラウマを抱えている

「人は失敗を乗り越えて成長する」と言われますが、失敗がトラウマになってしまう人もいます。そこから積極的に行動するのが怖くなり、マイナス思考に陥ってしまうことも。「失敗を繰り返したくない」と強く思ってしまうと、前向きになるのはなかなか難しいのかもしれません。

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交友関係が狭い

人付き合いに対しても「どうせ仲良くなれないから」「嫌われたくない」と積極的になれないネガティブな人は、交友関係も狭くなりがちです。交友関係が狭くなることで考え方や意見にも偏りが出てしまうほか、人との関わりが少ないことで自分の否定的な考えを他人も持っていると思い込んでしまい、ネガティブな思考から抜け出すチャンスが減ってしまいます。

先のことを考えすぎる

先のことを考えすぎてしまうことも、マイナス思考の原因になります。ある程度先のことを想定するのは大切なことですが、先読みしすぎて悪い想像を働かせることで、必要以上にマイナス思考が止まらなくなり身動きが取れなくなってしまいます。

マイナス思考は悪いこと? 良いこともある?

「マイナス思考を直さなければ」と思い過ぎると、自己肯定感を下げてしまうかもしれません。悲観し過ぎず、冷静な目で自分を見るようにしたいものです。実はマイナス思考には、メリットもあるようです。

プラスとマイナス

(c) Adobe Stock

メリット

マイナス思考であるメリットは、「何ごとにも慎重」「リスク回避しやすくなる」という点です。「思い切った行動ができないこと」や「先の心配ばかりしてしまうこと」は、悪いことではありません。そのような一面があるからこそ、軽率な行動が減り、リスク管理ができるのです。

具体的な例を出すと、マイナス思考の人はミスが少ないはず。失敗を恐れるため、手順の見直しなどにも長けているでしょう。また、トラブル回避はもちろん、トラブル対応も上手なことが多いです。

また、「他人の言動を気にしてばかり」という一面は、「他人の気持ちや変化に気づきやすい」というメリットにつながるはずです。自分が気にするからこそ、人の気持ちに寄り添えたり、励ましたりできるでしょう。

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デメリット

デメリットは「ネガティブ発言が多くなること」「生きづらさ」などがあるでしょう。これが悩みという人も多いかもしれません。

人の思考癖は、言動に現れます。マイナス思考だと、ネガティブな言動になりやすいでしょう。落ち込むことが多い、人と交流するのが怖いなど、複数の葛藤を抱えながら過ごすということも。そうなると、感情も不安定になりがちです。人と信頼関係を築くことが難しくなってしまい、生きづらさを感じることもあるでしょう。

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マイナス思考から抜け出す方法

マイナス思考になりやすい人は、考え方や行動を少し変えてみるのがおすすめです。少し視点を変えるだけで、前向きな気持ちになることも。ここからは、マイナス思考から抜け出したいとき、試してみたい方法を紹介します。

目の前のことに集中する

マイナス思考の人は、「今」に集中してみましょう。特に、過去の苦い思い出や失敗が思い浮かんだときは、目の前のことに意識を向けるといいでしょう。大切なのは「今」だと自分に言い聞かせ、目の前のやるべきことに集中してください。

また、未来に対して不安を覚えるときも、「今」に集中を。「もしかしたら失敗するかも」と思うかもしれませんが、それはまだ起こっていないことなのです。不安や心配はいったん忘れ、目の前のやるべきことに意識を向けてください。何かあったら、そのときに考えればよいのです。

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悩む時間を決める

マイナス思考の人は、結論の出ない問いを頭の中で延々と繰り返しがち。マイナス思考がマイナス思考を呼び、明確な結論を出せなくなってしまうかもしれません。これでは行動するのが遅くなる上、タイミングを逃がして後悔することが増えてしまう可能性も。

どうしても悩んでしまうなら、「悩むのは○分まで」と決めておくといいでしょう。気持ちを切り替えやすくなり、悩んだことを後悔することも減るでしょう。悩み続けるのをやめるだけで精神的な負担が減少し、自分のために使える時間も増えるでしょう。

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体を動かす

積極的に体を動かす人は、比較的精神が安定しやすい傾向にあるそうです。思考がマイナスに偏り過ぎていると感じたら、運動してみるのもおすすめです。心地よい汗をかき、体を適度に疲れさせましょう。運動をすることで交感神経が活発になり、気持ちがポジティブに向くというメリットも。

運動は、どのようなものでも構いません。ただし、ハード過ぎるものは避けるのが無難。継続がしにくく、ケガにつながるかもしれません。おすすめは軽いランニングやウォーキング。継続することでストレス耐性がアップする、質の高い睡眠が得られるなど、メリットも多いでしょう。

自分を褒める習慣をつける

自己肯定感の低さかからマイナス思考に陥っている人は、成功体験を積み重ねられるよう小さなステップを作ると良いでしょう。「朝目覚ましが鳴ってすぐ起きた」「歯磨きをした」「笑顔で挨拶できた」など自分が当たり前だと思ってやっていることでも構いません。自分が一日のなかでできたことや嬉しかったことを見つけて、毎日ひとつ自分を褒めるようにしましょう。

「いつもより念入りにスキンケアをした」「栄養バランスのとれた食事を食べた」「お気に入りのコーディネートを組めた」「仕事の処理がいつもより早く終わった」「良いアイデアを提案できた」など褒める部分が自分の中でレベルアップしていけば、自信にも繋がります。

ネガティブな思考やできごとをポジティブに変換する

常日頃からポジティブな発言を心がけましょう。最初は無理をして言っていても、自然と出てくるようになるまで言い、自分で聞き続けることでポジティブな思考が身につきます。「自分なんか」と思ってしまう時には「自分ならできる」と変換を。もし失敗をした場合にも「失敗したから成長した」「反省点を見つけた」「これぐらいの失敗で止められてよかった」とポジティブに捉える練習をしましょう。

マイナス思考の人との上手な付き合い方

ここからは、周りにマイナス思考の人がいる場合の対処法を見ていきましょう。上手な付き合い方のポイントを紹介します。

笑う・怒り

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相手を変えようと思わない

まず意識したいのが、自分の力で相手を変えようと思わないということ。マイナス思考な人を見ると、アドバイスをしたり、なんとか相手を変えようとしたくなったりするかもしれません。「もっと前向きな人に変えよう」「マイナス思考を変えてやろう」などと考えて行動するのはNG。

人は、自ら望まない限り、変わることはできません。それは誰もが同じです。マイナス思考の人を変えるのではなく、相手のよいところに目を向けるのがいいでしょう。

スルーする

マイナス思考の人は、ネガティブな発言が多いかもしれません。「そんなことないよ」「あなたならできるよ」と励ましても、相手が変わることはないでしょう。さらに言えば、そう言われただけでポジティブになれるのなら、マイナス思考にはなりません。

マイナス発言を面倒だと感じる場合は、スルーしてOK。「マイナス思考は相手の課題」と捉え、話を聞くのに徹するといいでしょう。アドバイスをしたとしても、相手の心には届かないと考え、自分が影響されないようにしましょう。

ポジティブな話題を出す

マイナス思考の人と接する時、あえてポジティブな話題を出すのもいいでしょう。相手の趣味や推しの話をする、最近あったおもしろいことを話す、最近うれしかったことは何かを尋ねるなどすると、会話が盛り上がるかもしれません。

特に、大笑いするようなことが話せるといいでしょう。笑うことは、自然と気分をアップさせてくれます。ポジティブな話題を見つけ、会話を楽しんでください。

笑顔で接することを心がける

マイナス思考の人は、ちょっとした表情は発言を深読みして「嫌われているんじゃないか」と思い込みがちです。不安を取り除けるよう、笑顔でコミュニケーションを取れるようにすると良いでしょう。

また、「喋りかけても迷惑じゃないか」と考えすぎてしまいアクションを起こすことが苦手なネガティブな人にはこちらから声をかけるようにすると心を開きやすくなります。

ネガティブな人の良さに目を向ける

ネガティブな人は、物事を深く考察したりリスクに備えることが得意です。謙虚で人に優しく、地道な姿勢など、ネガティブな人が持つ良さにフォーカスして付き合うことでよりよい関係が築けるかもしれません。

楽しいことにも目を向けて気持ちのバランスを大切に

「マイナス思考な人」について、特徴や抜け出し方などをまとめました。マイナス思考は悪いことではありません。マイナス思考ならではのメリットもたくさんあるはずです。大切なのは、マイナス思考であることを責めないことと、思い込み過ぎないこと。楽しいことにも目を向けて、気持ちのバランスをとるようにしましょう。

TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock

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