「自由に生きる」ってどういうこと?
自由の意味の捉え方や、何から自由になりたいのかは、人によって違います。他人にとって自由な生き方が、あなたにも当てはまるとは限りません。

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あなたにとって自由に生きるとはどのようなことなのか、考えるべきポイントを見ていきましょう。
何から「自由」になりたい?
ほとんどの人は、常に何かに縛られて生きています。例えば下記の事柄に対して、不自由さを感じる人は多いのではないでしょうか。
・時間
・お金
・仕事や学校
・住む場所、働く場所
・家族
仕事や育児が忙しくて自分の時間がない人は、いつでも旅行できたり、好きなだけ寝ていられたりする生活に憧れることも。収入が低くて生活費を切り詰めている人は、条件の良い会社に転職したり副業したりして、お金の自由を手に入れたいと考えるでしょう。
長い通勤時間から解放されるために、住む場所や働き方を変える人もいます。何から自由になりたいのかは人それぞれですから、まずはあなたがどうなりかいのかをはっきりさせる必要があります。
「自由」にもさまざまな捉え方が存在
自由にはさまざまな捉え方が存在するものです。仕事で例えると「忙しくても好きなことを仕事にしたい」「残業がなければどんな仕事でも構わない」「不労所得を得たい」のように、人によって捉え方が変わってきます。
はたから見るとバリバリのキャリアウーマンで、自由な人生を謳歌しているように見える人も、本人は「時間がない」「もっと家族と過ごす時間が欲しい」などと、不自由な思いをしているかもしれません。
何から自由になりたいかを決めたら、その中でどのような生き方があなたの理想に当てはまるのかをじっくりと考えてみましょう。
自分の求める自由を明確にしてみよう
自由に生きるということは、自分らしく生きることにつながるのではないでしょうか。ただし「自分らしさ」を決めるのは、他の誰でもなくあなた自身。あなた自身がどのように生きたいのか、求めている自由が分からない状態では、自分らしい生き方を実現するのは困難といえます。
経済的自由を手に入れたい、田舎に引っ越してストレスフリーな生活がしたいなど、自分が求める自由な暮らしをイメージすることで努力すべき方向が定まりやすくなるはずです。
経済的自由とは?
自由に生きるためには、最低限の生活を維持するお金が必要です。自分らしくお金を稼ぎ、自分らしく消費することが経済的自由といえます。

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経済的自由の考え方を2つ見ていきましょう。
たくさん稼ぐ自由
お金をたくさん稼ぐことは、好きな物を我慢しなくてもよい生き方につながります。お金があれば幸せになれるとは限りませんが、欲しい物を手に入れるためにお金を稼ぐことで、自由に生きているという実感を得られるかもしれません。
マイホームを建てるために一生懸命に働くのも自由ですし、稼いだお金で豪勢に遊ぶのも自由な生き方の1つです。

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最低限の収入でもゆとりある生活をする自由
一方で、他人がうらやむような収入を得ていても、全く自由を感じられない人もいます。お金を稼ぐことが目的になっていたり、稼いだお金を自分の好きなことに使えなかったりするようでは、経済的自由を手に入れたとはいえません。
生活に困らない最低限の収入でも、ゆとりある生活を送っている人はたくさんいます。衣食住に不足がなく、健康であれば十分と考えるのもその人の自由です。

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精神的な自由とは?
自分らしく生きるためには、精神的な自由も必要です。世間の常識や他者の視線など、精神を束縛するものから解き放たれて自由になるコツをご紹介します。

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「いい人」になりすぎない
人は多かれ少なかれ、周囲の視線が気になるもの。もちろん他人に嫌われるよりは、好かれる方が良いと考えることもできるでしょう。しかし周囲の視線を気にするあまりに「いい人」になろうと言動をコントロールしていては、精神的自由は得られません。
常に空気を読んでばかりで自分の意見を言えなかったり、気が合わない人と仕方なく一緒にいたりする毎日は、精神的な抑圧となります。いい人になりすぎず、自分の気持ちに素直になることが精神的自由への近道です。

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ほどほどに生きる
完璧主義は一見自由な生き方に見えますが、いつも100%を目指していると心身ともにつらくなります。「理想通りにできなかった」「周囲の期待に応えられなかった」と自信を失い、精神的に追い込まれてしまうケースもあります。
仕事も育児も完璧にしなければと、何でも頑張りすぎてしまう人は、少しハードルを下げてみましょう。ほどほどに終わらせ「今日はここまでできた」と満足することで、気持ちが楽になります。

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