ワーケーションの魅力って!? Web Domani編集部体験記
テレワークが日常化したことで私たちの働き方は大きく変わりました。Web Domani編集部も例外ではありません。今まで毎日のように一緒に仕事をしていた編集部スタッフとは、メールやSLACKで連絡を取り合うようになり、顔を合わせるのも週に数回のオンライン会議程度。当初は「自宅にいてもこんなに仕事ができるんだ」とか「意外とテレワークも悪くないな」と思ったりもしていましたが、やはりテレワークが進んだことに伴う課題や悩みもじわじわと出てきました。
2020年夏の終わりごろから世間では〝ワーケーション〟という言葉をよく耳にするようになりました。〝ワーケーション〟とは文字の通り「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語のことで、「リゾートや観光地など普段の職場とは違った場所で働きながら休暇取得を行う」働き方のことをいいます。言葉の意味を理解したら興味がわくのは人間の性。テレワーク中心の働き方になったことで発生した新たなストレスの問題解決策にもなるかも…と実際に編集部スタッフでワーケーションを体験することに。ということで今回は、私たちが肌で感じたワーケーションの魅力をお伝えします。
今回ワーケーションした編集部スタッフは…
▶︎Editor R
4月から転職したと同時に完全リモートワークに。韓ドラ(愛の不時着・梨泰院クラス・太陽の末裔…ex)やおうち美容にどハマりするも、リモートワークでの運動不足を感じ最近ジムへ入会。週2〜3ペースで通い中。最近買ったものは、ノートPCスタンドと水着(ジム用)。
▶︎Editor O
リモートワークと編集部作業を併用するも、圧倒的運動不足を感じている1児の母。自宅作業のときは仕事とプライベートのオンオフがうまく切り替えられず、永遠に仕事をしてしまい家事がとんでもなく疎かになってしまうことが多々。最近買ったものはノートPCスタンドとヘッドスパマシン(頭皮の凝り対策に)、推しのオンラインライブグッズ。
▶︎Editor M
リモートワーク開始前に近くの農家で販売している野菜をチェックしながら散歩するのが楽しくなってきたこの頃。ご飯は作る派だが、1日3食のレシピがネタ切れ&飽きてしまい、このタイミングでUber Eatsデビュー。換気中の寒さと乾燥に耐え切れず、最近レッグウォーマーと加湿器(2台目)を購入。
▶︎Editor A
極度の出不精ゆえ、自宅で作業している日の1日の総歩行数は平均100歩。最近買ったものは、ノートPCスタンドと骨盤サポートチェア。
準備
ワーケーションする場所を決める
働き方改革でも推奨されている〝3密を避けてテレワークができる場所〟はどこか…まず4人で条件出し。色々と考えた末、以下の5つの条件をクリアしているところに行こうという話に。
1:平日の1泊2日で行けるところ
2:予算は1人20,000円程度
3:都心より1時間程度の場所。現地集合、現地解散!
4:インターネットが利用できる
5:密を避けるために人の多いエリアは避ける
6:できるだけ自然がある
当初は「自然豊かなリゾートホテルでリフレッシュプラン」「温泉を楽しめる旅館でのんびりプラン」など色々と考えてはみたものの、この5つの条件を満たしていていると私たちが思いついたのはAirbnb(エアビー)でした。
今回ワーケーションした場所は…
「貸し切りの宿」「インターネットが利用できる」「天井が高くて開放感がある」「みんなで集える大きなリビングがある」「スーパーホストの認定バッチがついた宿」「Wi-Fi環境が整っている」など、条件を絞っていきながら見つけたのが、葉山にあるキッチン付き一棟貸しヴィラ(2階建て/2ベッドルーム)。すぐに問い合わせをし、身分証明証などの登録後予約完了。
スケジュール
Day1
13:00 逗子駅到着
…駅で昼食、飲み物やお菓子など調達し(久々の遠出に一同ワクワクで買い物カゴは満タン!笑)タクシーで20分ほどかけて宿へ。
15:00 チェックイン
…着いたと同時に素敵なヴィラがお目見え。4人の気分が一気に上がります。宿泊者の身分証明証を提示後、検温&アルコール消毒して宿の中へ。
15:30 オンライン会議
…到着後すぐに定例のオンライン会議に参加。環境がいつもと違うオンライン会議はなんだか新鮮!
16:30〜19:00 執筆&原稿チェック作業などの通常業務
…リビングにある大きなテーブルを囲みながら作業を進める。久々に4人で集合したので、細かい部分のすり合わせなども。コミュニケーションをとりながら一緒に仕事をすることの大切さを改めて実感しました。
19:30 夕食
…教えてもらった近所の美味しい寿司屋で夕食をデリバリー。テレワーク中に不便していることや日頃の疑問点などをブレストしたり、企画を練ったり。なかなかできずにいたご飯を一緒に食べるということが、ワーケーションでようやく実現。いつもの何倍も、何十倍もご飯が美味しく感じました。
21:30 休息
…お酒を飲みながら、互いの興味事などをはなしながら、宿で借りたプロジェクターでYoutubeなどを観賞。こんな時間もワーケーションならでは!とても有意義な時間を過ごすことができました。
25:00 就寝
…ワーケーションということもあり、普段より少しだけ夜更かしに。4人ともぐっすり熟睡できました。
Day2
7:00 起床・朝食
…歩いて大浜海岸まで散歩後、軽めの朝食。朝に聞く波の音に一同癒されました。普段は朝起きてリモートワークという流れですが、始業前に外に出ることで1日の始まりを実感でき、気分がリフレッシュされました。
8:30〜10:30 執筆&原稿チェック作業などの通常業務
…環境が変わるだけで朝の仕事がこんなに捗るなんて…。4人ともこんなお家に住みたい!と思いつつ、各自の仕事を進めました。
11:00チェックアウト
…各自、荷造りをしてチェックアウト。鎌倉が近いということもあり、鎌倉で昼食を食べ、帰宅。とても有意義なワーケーションでした。
ワーケーションをやってみて思ったこと
1:仕事の効率があがる
正直個人旅行中に仕事するのとはワケが違います!メリハリのあるスケジュールでいつもよりも仕事効率があがりました。
2:いつもより活動的になる
「少し早く起きてみよう」「仕事が終わったら散歩してみよう」という気持ちに。なぜか普通の旅行のときよりも活動的になれた気がします。
3:仲間と仕事できる喜びを実感できる
メールでは伝えにくい、 電話やZOOMでも伝わらない、やはり対面だからこそできる小さな相談事をたくさんしたことで、歩幅調整ができたように思います。プライベートの話から自然とプランがうまれました。
実のところ、筆者の想像の中のワーケーションは、久々に会った同僚たちと話が盛り上がってしまい仕事どころじゃなくなってしまうイメージでした。個人旅行中にリゾートで仕事をした経験は何度も(!!)あるけれど、集中できたためしはないし、ましてや生産性や効率アップなどできるわけがない…と、正直半信半疑だったのです。
今回の編集部のワーケーションは、一般的な3~4日や1週間などある程度長い期間で実施する〝ワーケーション〟とは違い1泊2日という短い期間。とはいえ、実際に体験してみて間違いなく仕事に生産性と効率アップをもたらしてくれるものでした。
(ちなみに…)持っていって便利だったもの
・6個口コンセント
ワークスペースにコンセントはあるものの、充電コードの長さによってはコンセントまで届かなかったり、宿泊者全員でパソコンの充電をするとなると、差込口が足りなくなってしまいます。複数人がパソコン作業をする場合は、口が多めのコンセントを持っていくと全員で使うことができて便利です。
・モバイルバッテリー
自宅から宿までの間や近辺の散策中、宿から自宅に帰る間など、移動中に意外とスマホの充電が消耗します。充電が切れてしまわないよう、バッテリーがあると安心です。
※宿情報に「Wi-Fi つながります」と明記されていても、電波が弱かったり、使用量に制限があったりする場合も多いそう。事前にWi-Fi環境をきちんと確認するのがおすすめです。
編集部おすすめ!
Airbnbで予約した「ワーケーション」施設はココ
【神奈川・葉山】The Canvas Hayama Park(ザ キャンバス ハヤマ パーク)
2016年に県立葉山公園にほど近い閑静な地にオープンした1日3組限定のヴィラ。それぞれ設えが異なる3棟あるヴィラは、以前は御用邸の馬場として整備をされ大切に守られてきた葉山公園の温もりとともに、穏やかな時間を過ごせる空間です。
【アクセス】
JR逗子駅よりバスで約20分「葉山公園」下車徒歩約3分
【住所】
〒240-0116神奈川県三浦郡葉山町下山口1969
【周辺スポット】
一色海岸…米国CNNが選ぶ「世界のビーチ100」でもリスティングをされた(徒歩10分)
葉山公園…富士山と江ノ島を望むロケーションが魅力(徒歩2分)
大浜海岸…一色海水浴場と長物々崎海水浴場をつなぐビーチ。天気のいい日には富士山を一望できる(徒歩2分)
Unkai(雲海)
今回編集部スタッフが宿泊したのがこちらの「Unkai(雲海)」。上質なインテリアと開放感に浸れる空間です。
【Information】
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00
Wi-Fi環境:Free Wifi
ワークスペース:リビング
食事:なし
そのほか設備:ベッドルーム×2(シングルサイズベッド×4、エキストラベッド×1)、キッチン、冷蔵庫、オーブンレンジ、調理器具一式、食器一式、電気ポット、タオル、ドライヤー、駐車場1台分
Minamo(水面)
海の底にいるようなギャラリーがゲストを迎えてくれる「Minamo(水面)」。天井から差し込む光が日常の疲れを癒してくれます。
【Information】
Wi-Fi環境:Free Wifi
ワークスペース:リビング
食事:なし
そのほか設備:ベッドルーム×1(クイーンサイズベッド×2、エキストラベッド×1)、キッチン、冷蔵庫、オーブンレンジ、調理器具一式、食器一式、電気ポット、タオル、ドライヤー、駐車場1台分
Akatsuki(暁)
アースカラーで統一されたヴィンテージのインテリアが配された「Akatsuki(暁)」。ミッドセンチュリーの香りに包まれながら、愛犬も一緒に寛げるお部屋です。
【Information】
Wi-Fi環境:Free Wifi
ワークスペース:リビング
食事:なし
そのほか設備:ベッドルーム×1(クイーンサイズベッド×2、エキストラベッド×1)、キッチン、冷蔵庫、オーブンレンジ、調理器具一式、食器一式、電気ポット、タオル、ドライヤー、駐車場1台分
*ワンちゃんは二頭までとさせていただきます。大型犬も宿泊可能。
*ワンちゃんは一階のみの利用。
公式HP
▶︎The Canvas Hayama Park
※販売価格はシーズンや曜日によっても変動いたします。予めご了承くださいませ。
エアビーアンドビー
Airbnb
Airbnbのビジネスの根幹をなすのは人と人との「つながり」です。Airbnbに掲載されている数百万件の宿泊先、そして数万件ものオリジナリティあふれる体験はすべて、現地ホストによって提供されています。人々の経済的自立を影で支えるAirbnbは、ユニークな旅、プライベート感を満喫できる貸切の宿泊先、地域コミュニティの魅力をローカルな視点から発見できる体験などの提供を通じてゲストをもてなす何百万人ものホストを支援する一方、関係者と共に観光による経済効果を生み出してまいりました。利用者は創業以来8億人を超え、220を超える国と地域、62の対応言語で、今日もまた新たな出会いが生まれています。Airbnbは世界中の人々をつなぎ、コミュニティと信頼を育むカンパニーです。
▶︎https://airbnb.jp
※「Airbnb」「エアビーアンドビー」「エアビー」の各名称およびロゴはAirbnb Inc.の登録商標です。