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2024.02.19

決断力のある人とは? 臨床心理士が指南する決断力のつけ方とは

 

男女問わず、決断力のある人は魅力的ですよね。それはどのように培われているのでしょうか。読者のアンケートを元に、決断力の鍛え方をご紹介。

そもそも決断力とはどういう意味?

「決断力」=自分自身の判断・責任で決断する能力。(小学館刊・大辞泉)

では「決断力のある人」はどれだけいるのか、働く女性100人に調査を実施しました。

決断力

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【質問】あなたの周りに決断力のある人はいる?

決断力「はい」…32.5%
「いいえ」…67.5%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

周囲に決断力のある人が「いる」と回答した人は全体の約3割に。では、実際に決断力があると思われている人は、どのような行動をとっているのでしょうか。

決断力がある人に見られる特徴

では決断力がある人に見られる特徴をアンケート回答より見ていきましょう。

行動が早い

「テキパキしている」「判断が早い」「チャンスを逃さない 」「コレと思うと即行動」など、行動の素早さに決断力の有無を感じているようです。 

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はっきりしてる

「はっきりと言いたいことが言える」「忖度せず、いい人ぶらない」「 質問にイエス、ノーと明確に答えてくれる人」など、自分の意志がはっきりしているのが特徴。

自分を持っている

「自信がある人」「 自分が確立している」「自分の確固たる信念と意思がある」など、芯があり自分の色をきちんと持っているという声も。

責任感がある

「自己責任感がある人」「指示ができる」など、 自分の判断に責任を持てるような言動をしています。

直感力がある

「直感で選ぶ人」「 迷わない」など、自分の直感力を信じ突き進める人を、決断力のある人と認識する声もありました。

頭の回転が速い

「一歩先が見えている」「先の先まで読んで行動している」など、頭の回転が速いという特徴も決断力には不可欠のよう。

冷静

「冷静に考えることができる」「 焦らず、騒がず落ち着いている」といった冷静沈着な言動が決断力をさらに高めるのかもしれません。

豊富な知識を持っている

「いろんな事を知っている」「頼りになる知識が豊富」など、 豊富な知識があるからこそ、人より一歩抜き出た決断力が発揮できるのかもしれません。

サバサバしてる

「サバサバしてきる」「 言い訳しない」などの回答が。サバサバした性格の人はスピード感があるため、決断力に優れていると見えるようです。

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キャリアがある

「経験値が高い」「上司 」「リーダー」など、キャリアがある人は、それまでに経験を積み、決断力を身につけていると考えられているよう。

(C)AdobeStock

【How to】決断力を手に入れる方法を、臨床心理士が伝授!

「決断をするには、皆さんの回答にもあったスピード感を持つことや行動力、責任を負えるといったことが必要です。このような人は、日頃から状況把握や知識の積み上げ、冷静な態度、切り替えの良さに磨きをかけているのだと思います。また、決断力のある人は失敗を恐れない(失敗から学べる)人であると思います」(臨床心理士・吉田美智子さん)

では決断力を身につけるにはどうしたら良いのでしょうか?

「決断力のあるなしは、ある程度その人の性質・性格にもよるものもあります。しかし“今はないけど、そういう力をつけたい”と思っているなら、以下のことに挑戦してみてください。
<1>いろいろな人の意見をよく聞く。
<2>自分の責任で決断し、実施する。
<3>結果は客観的に評価する。成功からも失敗からも学ぶつもりで。
<4>1〜3のプロセスを共有できる「相棒」がいると心強い。
決断するための経験値を増やすイメージで実践してみてください」(吉田さん)

みんなが実践している決断力の鍛え方は?

読者の皆さんはどのような方法で決断力を鍛えているのでしょうか。はじめに「周りに流されない自分」「悩みすぎない自分」を手に入れる努力をしているよう。それを基盤に「最善策を考える」「想像力を鍛える」「冷静を保つ」などを意識して過ごしています。また「小さな決断」を何回もし、「経験」「自信」を身につけて、大きな決断力へと育んでいるよう。中には「やるべきことを後回しにしない」「投げ出さない」など、自分の逃げ癖を指摘している人もいました。

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似たような意味の「判断力」との違い

ちなみに、似たような意味で使われる「判断力」を辞書で調べると、〝 物事を正しく認識し、評価する能力〟と書いてあります。前出の吉田さんに詳しくお話を伺いました。

「“判断”は必ずしも行動を伴わないですが、“決断”は必ず何かを選択・実行して、その責任を負うところまで含まれます。例えば、ダイエット中にスイーツを食べることが、“良いか悪いか”を頭の中でジャッジするのが“判断”。その判断をした上で“食べるor食べない”と決めて行動するのが“決断”ということになります」(吉田さん)。

自分がどう生きてきたか、どう生きるかで「決断力」は決まる

すでに決断力を手に入れている人は、今までの人生でいろんな窮地や悩みに直面する度、自分の力で乗り越えてこられたのではないでしょうか。つまり、これから決断力を身につけたい人は、悩みや困難から逃げず、後悔しない選択を常にすることで鍛えられていくのかもしれません。

取材・文/福島孝代

メイン・アイキャッチ写真/(C)AdobeStock

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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