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2024.02.23

「煩い」の読み方は2つ|意味を理解して正しく使おう

 

「煩い」は「うるさい」と「わずらい」という2つの読み方のある語句です。「煩」という漢字は「煩わしい」という語句で使われることが多く、煩わしいと煩いは混同されるケースもあるので、注意が必要です。本記事では煩いの意味や熟語、使い方を解説します。

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「煩い」は読み方は2つある

煩いには、「うるさい」と「わずらい」という2つの読み方があります。「わずらわしい」という読み方は間違いであり、「煩わしい」と書いた場合の読み方であることに注意しましょう。

ここでは煩いの2つある読み方について、それぞれどのように判断するのかを解説するとともに、「煩」という漢字の意味や熟語をご紹介します。

煩い

煩いの読み方は「うるさい」と「わずらい」

煩いの読み方には「うるさい」と「わずらい」があり、どちらの読み方をするかは文脈から判断することができます。「うるさい」と読む場合は形容詞として使われます。

「わずらい」と読む場合は名詞として使われ、「恋煩い」のように他の言葉と一緒に使われるケースが多いのです。読み方だけでなく意味も異なるため注意が必要です。

うるさ・い【▽煩い/五=月=蠅い】 
[形][文]うるさ・し[ク]
1 物音が大きすぎて耳障りである。やかましい。「隣の話し声が—・い」
2 注文や主張や批評などが多すぎてわずらわしく感じられる。細かくて、口やかましい。「—・い小姑 (こじゅうと) 」「規則が—・い」「ワインにはなかなか—・い」
3 どこまでもつきまとって、邪魔でわずらわしい。また、ものがたくさんありすぎて不愉快なさまにもいう。しつこい。「ハエが—・くつきまとう」「この写真はバックが—・い」
4 いやになるほどにすぐれている。
「御心とどめて物宣ふにこそあめれ。—・き人の幸ひなりや」〈宇津保・沖つ白浪〉
5 いやになるほどに、こまごまといきとどいている。
「れいの—・き御心とはおもへども、えさは申さで」〈源・夕顔〉
6 技芸がすぐれている。
「織女 (たなばた) の手にも劣るまじく、その方も具して、—・くなむはべりし」〈源・帚木〉
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

わずらい〔わづらひ〕【煩い/患い】 
1 (煩い)悩むこと。また、そのもととなるもの。苦労。心配。「—の種」
2 (患い)病気。やまい。「長の—」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「煩」という文字の意味と煩を使った熟語

煩という文字は音読みでは「はん」「ぼん」と読みます。頭を表す「頁」と「火」が語源となって生まれた漢字で、頭が熱くなる、悩まされるなどのニュアンスがあるのです。

この漢字を使った熟語には「煩悶」「煩雑」などが挙げられます。煩悶は俗念に悩まされる心の動き、煩雑は物事がこみいっているさまという意味をもっています。

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「煩い(うるさい)」の意味と使い方

煩いには「物音や騒音がうるさい」「細かすぎて口うるさい」「しつこくまとわりつかれてわずらわしい」などの意味があります。しかし、この言葉には他にもさまざまなニュアンスがあり、肯定的な意味で使われることもあるので注意が必要です。

ここでは煩いの意味を詳しく解説するとともに、具体的な使い方や類語もご紹介します。

煩い(うるさい)の意味は「やかましい」

煩い(うるさい)の意味として使われるのは、やかましいことを表現するときです。物音が大きくてうるさいという意味があります。物理的にうるさい状態だけではなくて、心理的にわずらわしいという状態を表す場合にも使われます。

また、「優れている」「こだわりがある」など、褒め言葉として使う場合もあるので、あわせて覚えておきましょう。

煩い(うるさい)の使い方

煩い(うるさい)は以下のような使い方をします。

・隣の敷地で行われている工事の音が煩い。

物理的に音がうるさいというニュアンスでの使用例です。

・蚊の羽音が耳元で聞こえてきて煩い。

物理的というよりも心理的にうるさいというニュアンスになります。

・彼はイギリスで育っただけあって、紅茶の入れ方に煩い。

こだわりがあるというニュアンスです。

「煩い」と「五月蝿い」の違い

煩い・五月蝿いは、両方ともに「うるさい」と読みます。意味も「物音が大きすぎて耳障り」「しつこくて邪魔である」など共通する部分が多いです。ただし、五月蝿いはやや意味の範囲が狭くなっています。

また、煩いはポジティブなニュアンスで使われる場合もありますが、五月蝿いは否定的なニュアンスで使われるのが一般的です。

煩い(うるさい)の類語

煩い(うるさい)の類語は、「厄介」「面倒」などです。それぞれの意味を解説しましょう。

・厄介

面倒くさい、わずらわしい、手間がかかる、もしくはそのさま。わずらわしいを漢字で「煩わしい」と書くことからも「煩い」との意味の重なりが多いことがわかります。

・面倒

手間がかかる、やっかいである、もしくは手間がかかるさま。この言葉も厄介と同じようにわずらわしいという意味も含んでいます。

「煩い(わずらい)」の意味と使い方

煩い(わずらい)の意味は「思い悩むこと」「心配」などであり、「患い」と表記をされることもあります。煩いが精神的な悩みに重点が置かれているのに対して、患いは病気というニュアンスを含んでいます。

ここでは煩い(わずらい)の詳しい意味と使い方を解説するので、患いとの違いを理解して正しく使えるようになりましょう。

煩い(わずらい)の意味は「悩むこと」

煩い(わずらい)の意味は「思い悩むこと」「精神的な苦しみ」「悩み」「苦労」「心配」などです。精神が病んでいる状態や消耗している状態を表す場合に使われる言葉ですが、恋をしている状態や何かに夢中になっている場合にも使われます。

また、病気そのものを表す場合もあります。病気の状態を表す時には「患い」と表記をされるのが一般的です。

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