【目次】
・大人になると友達は少なくなりがち
・相談できる友達は多い方がよい?
・友達の数にコンプレックスを感じなくてよい
・これから友達を作りたいあなたへ
大人になると友達は少なくなりがち
昔から自分には友達の数が少ないと感じている人もいると思いますが、学生時代に友達が多かった人でも、大人になると本当に付き合いのある友達の数は減ってくることが多いもの。それぞれ違う道に進めば、会う機会が少なくなるのは当然のことかもしれません。

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価値観のズレや忙しさが主な原因
学生のときは友達が多い人でも、大人になると状況は変化するというのはよくあること。結婚し子どもが生まれたら、さらに自分の時間が取りにくくなりますよね。学校などで頻繁に会う機会のあった時代とは違い、忙しく休みも合わないとなれば友情の維持は難しくなる場合もあります。
多忙でなくても、生活や価値観の変化でうまくいかなくなることもあるでしょう。勤務時間が短く、長い時間家族と過ごしている人と、残業が多く夜間にしか時間が取れない人とでは、出かけたい場所や時間も変わってくるものです。
また、金銭面や生活レベルの違いで、関係性が変わることもありえます。ずっと同じ友達と付き合うのではなく、必要な人間関係が年代や状況によって変化するというのも自然なことかもしれません。
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ふと寂しく不安になる人は多い
以前の交友関係が途切れてしまうと、寂しい気持ちになることも多いのではないでしょうか。SNSで友達と楽しく遊ぶ同級生を見つけたり、繁華街で楽しむ人を見たりして「友達がいるのっていいなあ」と感じることもあるのでは。
しかし、新しく友達を作るとしても、仕事が忙しい人は仕事関係以外の人と出会う機会がほとんどないのが現実。子育てに奮闘しているママも、子どもにかかわる場所以外での出会いは少なくなりがちですよね。
「そういえば家族以外と遊びに行くことがなくなった」「数カ月友達と会っていない」など、不安になる人は多いものです。

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相談できる友達は多い方がよい?
不安になったときや多くの意見を聞きたいとき、相談相手がほしいと感じることはありませんか?そんなとき「友達が多ければよい答えが出るのではないか?」と考える人もいるかもしれません。友達が多いほど相談したいときに役立つのか、考えてみましょう。

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選択肢が広がることはある
悩みを抱えたときや選択に迷ったときなどは、友達に相談をしなくても、自分でいくつかの選択肢を導き出すことは可能です。しかし、さまざまなタイプの友達がいると、相談したときの答えは変わってくるでしょう。相談相手が多いほど、多くの選択肢に気づけるということも確かにあります。
さまざまな意見を聞きたいときや、ただ励ましてほしいときには友達がいると助けになることが多いかもしれません。考え込んでしまう人や落ち込みやすい人にとって、友達は頼りになる存在になりえます。

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一方、友達への相談が難しい内容も
友達でも、すべてのことを理解できるわけではありません。特に専門的な内容は、当たりさわりのない答えになりがちではないでしょうか。
身近な話では、仕事の悩みなどが挙げられます。職場の友達であれば理解しやすいですが、それ以外の友達にはあなたがどんな仕事をしているのか具体的にわからないことも多いです。
働いている会社を知っていても、実際の仕事内容を知るのは難しいもの。自分が経験していない事柄になると、的確なアドバイスはなかなかできません。
「ただ愚痴を聞いてほしいだけ」であれば大きな問題はありませんが、真剣に相談したいときには職場の先輩や上司の方が頼りになることもあります。
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友達の数にコンプレックスを感じなくてよい
「友達は多ければ多いほどよい」というわけではありません。数が少なくても、会う機会があまりなくても楽しく生活ができていれば支障はないはず。性格や状況によっては、友達が多いとスケジュールを立てるのが難しくなる可能性もあります。個人行動でも一人で楽しめる人は、意外とたくさんいます。

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とことん一人が好きなのかもしれない
人に気を遣うよりも自分で好きなように時間を使いたいと感じるなら、一人の方が気楽なタイプなのかもしれません。世の中には「友達は必要ないと思っている」という人も多くいます。
また「ソリタリー」と呼ばれる性質を持つ人は、他者がいない状態を好むとされます。「一人の方が楽しい」と感じるなら、無理にたくさんの友達を作る必要はないのではないでしょうか。
最低限の付き合いは必要ですが、ほかの人の価値観に合わせるよりも自分の気持ちを優先したり、友達が少なく会う機会があまりないとしても、自分が納得していれば問題ないはずです。

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家族との時間を持てる
友達付き合いには、どうしても時間が取られます。友達が多いほど、家族と過ごす時間も短くなりがちです。「友達と楽しく遊べないのは寂しい」と感じてしまうこともありますが、そのぶん家族と過ごせる時間が増えているのだとよい方向に考えましょう。
家族の団らんを大切にすれば、絆も強まります。子どもや配偶者だけでなく、親兄弟など友達以外に過ごしたい人がいるのであれば友達が少なくても有意義に過ごせるはずです。
大切な人は友達だけとは限りませんよね。今の生活圏にいる身近な人たちとの関係を深めることで、日々の生活や人間関係がより豊かになるかもしれません。

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キャリアアップに集中できる
仕事に集中したい場合、友達が少ないことがメリットにもなります。キャリアアップを目指して、人よりもたくさん仕事に取り組んでみたり、資格の勉強をしたりするのもよいかもしれません。
ほかの人が遊んでいる時間を自分の成長のために使えば、自然とスキルが身につくはず。急に友達から遊びに誘われることがなければ、仕事や勉強もはかどります。人間関係で手をわずらわされることもありません。「時間を有効に使える」と前向きに考えましょう。

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トラブルに巻き込まれない
友達が多いと「常に友達のうちの誰かにトラブルが起きている」なんてこともありえます。お金のトラブルや、友達同士のケンカに巻き込まれることもあるかもしれません。
特に、頻繁に会わない友達の場合は、相手が現在どんな状況なのかわからないものです。「お金に困っている」「ほかの友達から嫌われている」など、状況を知らないばかりにうっかり付き合ってしまい、トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
友達が少なければ、把握するべき交友関係も狭くてすみます。トラブルにも巻き込まれにくく、本当に信頼できる人だけと交流できます。
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これから友達を作りたいあなたへ
それでも信頼できる友達がほしいと考える人もいるでしょう。友達を作りたいと考えているなら、まずは自分から動くよう心がけることが大切です。

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待っていても友達は突然現れません。「面倒だな」と感じる気持ちがあっても、なるべく積極的に行動しましょう。ネットの活用もおすすめです。
面倒な人間関係こそ学べることは多い
人付き合いは、基本的に面倒です。しかし、面倒であるからこそ、さまざまなことを学べるという側面も。多くの人と触れ合うだけでも、多角的な考え方ができるようになるかもしれません。仕事面でも友達からの紹介や情報提供など、多くのサポートが得られる場合もあります。
それでも、お互いに都合がよいだけの関係はなかなかありません。かかわっていく以上、ときには面倒事に巻き込まれる可能性もあります。しかし、本当の友達であれば迷惑をかけられてもただ「嫌だ」とは感じないはずです。
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誘われたらまずは行ってみる
仕事仲間との飲み会やママ友とのランチ、趣味のサークルなど、新しい友達と出会う機会は意外とたくさんあります。どのような仲に発展するとしても、まずは一緒に行動しなければ始まりません。
飲み会やランチなど、誘われたときはとりあえず行ってみてはいかがでしょうか。気の合う人との出会いが待っていることや、話したことがない相手とウマが合うこともありえます。
誘いを断ってしまうと、せっかくの出会いのチャンスを失うことにもつながります。声をかけられたらチャンスと考えて参加してみましょう。
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ネット上だけの友達もあり
友達は、実際に会わなくても作れます。SNSや趣味のサイトなどで気の合う相手が見つかることもあります。リアルで会うことがなくても、ネット上で楽しくやり取りできるなら大きな問題はないでしょう。実際に会って時間を取られるよりも、ネット上の方が付き合いやすいと感じる人もいます。
特に、子育てや仕事などに関する悩みを相談したいなら、ネット上の友達の方が向いている部分もあります。先輩ママや同業者を探すのも、ネットなら比較的簡単です。顔を知っている人には恥ずかしくてためらってしまうような悩みも、ネット上の友達であれば素直に話せるという人は珍しくありません。

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