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2023.10.27

「決断力」って、鍛えられるもの? 決断力が「ある人」と「ない人」の特徴と違いは?

 

決断力のある人は周囲から信頼され、組織のリーダーとして頼れる存在です。変化に対して柔軟になれたり、断る力が身に付いたりすることも、決断力を高めるメリット。決断力の鍛え方や、決断力がある人の特徴を紹介します。

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そもそも決断力とは? 意味をチェック

決断力とは、どのような意味の言葉なのでしょうか。判断力との違いも確認しておきましょう。

決断力とは

(C)Shutterstock.com

意思決定をする力を指す

「決断力」とは、「自分自身の意志で物事をはっきりと決められる能力」を指す言葉です。「決断力のある人」「決断力を発揮する」のように使います。決断という言葉には、何らかの物事を決定するにあたり、自分の中で確固たる根拠を持っているというニュアンスが強く含まれています。

その根拠が、たとえ勘によるものであったとしても、自分で物事をきっぱりと決定する立派な根拠になり得るのです。ただなんとなく選んだり、周りに流されて決定したりする状態は、決断力を発揮しているとはいえません。決定を迷ったり悩んだりした際、最終的に自分で責任を持って物事を決められる能力が決断力です。

【決断力:けつだんりょく】
自分自身の判断・責任で決断する能力。
「―のある人」
(引用:小学館『デジタル大辞泉』より)

「判断力」との違い

決断力と似た意味の言葉に、判断力があります。何かを決める能力である点においては、決断力と判断力は同じです。ただし、決断力が「主体的に決定する力」であるのに対し、判断力は「客観的に決定する力」であり、決めるための根拠が異なります。データ・法則・形式など、主観にとらわれない客観的な根拠をもとに、物事を評価できる能力が判断力です。

また決断力は、自分の「未来」に関する物事に対して決定する力を指します。一方、判断力は、既存の物事に対して評価をする力であるため、決定する対象は「現在」のものです。

【判断力:はんだんりょく】
1. 物事を正しく認識し、評価する能力。
2. カント哲学で、特殊を普遍のもとに関係づける能力。普遍が与えられていて、それに特殊を包摂する規定的判断力と、与えられている特殊に対して、それを包摂するための普遍を求める反省的判断力とに区別されている。
(引用:小学館『デジタル大辞泉』より)

決断力がある人の特徴

決断力がある人は、数多くのポジティブな特徴を持っています。決断力を高めるためにしっておきたい、代表的な特徴を押さえておきましょう。

決断力とは

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自分の考えを持っている

決断力は、自分ではっきりと意思決定できる能力です。自分の考えを持っている人は、大事な場面で何らかの決定を迫られた際に、決断力を発揮しやすいです。仕事やプライベートで悩んだり迷ったりすることがあっても、決して周りに流されるようなことはありません。自分の中にある確固たる軸をもとに、自分なりの結論を出します。

また、自分の考えを持っている人は、言動にブレがないことも特徴。常に自分が決めた方針に沿って考えたり行動したりしているため、どのような状況でも発言や行動がブレません。自分の考えを持ち、自分の信念に自信を持っていることから、重要な決断を下す際も迷いがない印象を受けます。

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責任感が強い

決断力のある人が物事をきっぱりと決定できるのは、責任感の強さがあるからです。自分の考えを持ち、ブレない軸に沿って決定を下すだけでなく、決定することに対する責任を負う覚悟も持ち合わせています。

また、責任感が強いため、周りの人の信頼を得やすいことも決断力がある人の特徴。失敗した際の責任は自分が負うことを前提に物事を決定するので、組織の中でリーダーシップを発揮します。加えて、責任感が強い人は、責任を負うことに対して自分なりの原動力を持っています。しっかりとした自分の考えを持っているからこそ、責任を持つことを重要視できるのです。

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失敗を過度に怖がらない

決断力のある人でも、常に正しい選択ができるとは限りません。しかし、失敗を過度に恐れないため、結果がどうであれはっきりと物事を決定できます。決断する能力は、常に良好な結果へ導く能力ではなく、あくまでも自分で意思決定できる能力です。失敗しても責任を負えるからこそ、失敗を恐れずに決定を下せます。また、失敗を糧に成長できることも、決断力がある人の特徴。失敗から何かを学び取ろうとする姿勢を持っているため、仮に失敗したとしてもポジティブ思考を保てます。

一方、失敗を怖がる人は、常に完璧な結果を求めるようになり、物事に対する決定が慎重になりがちです。迷ったり恐れたりしすぎると、自分の考えにブレが生じ、なかなか決断を下せないということもあります。

決断力とは

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決断力がない人の特徴

ネガティブな考えや言動は決断力のなさにつながります。どのような点が決断力の発揮を妨げているのか、確認してみましょう。

決断力とは

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行動に移るのが遅い

決断力がない人は、何をするにしても考えすぎてしまうため、行動に移るのが遅い傾向が。そして、自分に自信がないことから迷いや恐れが生じやすく、発言や行動が慎重になりがちです。また、あらゆる作業に対して時間がかかってしまうため、組織の中でも周囲に迷惑をかけることになります。チームリーダーを任されているような立場なら、決断力のなさは致命的なマイナス要素になりかねません。

さらに、自信がなさそうに見えてしまうことも、決断力がない人の特徴です。決定することに対し、何回もしつこいくらいに確認を繰り返すため、周囲からの信頼も得にくくなります。

人の意見に左右されてしまう

決断力がない人は、何かを決定するときの軸となるような柱をなかなか確立することができません。人の意見に左右されやすく、自分の発言を自分で簡単に覆してしまう傾向があるのです。何らかの決定を下した後でも他によさそうな意見があれば、一度決定したことを撤回してしまいます。そのため、さまざまな意見が飛び交う仕事で、〝任される〟という立場になるのは難しいでしょう。

さらに、決断を迫られる状況で、周囲に助言を求めることも多い。その結果、決定したことに自分の意思がしっかり入っていないため、周囲からの信頼も得られません。

責任から逃げがち

自分が下した結論に対して、責任を取ることから避けてしまいがちなのも決断力がない人の特徴です。決定すること自体を無意識に避けてしまいます。また、責任を負いたくないと思うあまり、決定を先延ばしにし、物事の進捗を遅くしてしまうこともデメリットの一つです。

そのため組織を率いる立場であれば、組織に悪い影響を与える可能性も。例えば、顧客や取引先に対し、責任を負えないような決定ばかりを繰り返していると、顧客や取引先との信頼関係に影響が出てしまいます。場合によっては責任を回避するという結論で、自分や組織を守ることができる可能性もあります。しかし、常に責任から逃れようとする姿勢は、周囲によいイメージを与えません。

決断力を高めるメリットは?

普段からはっきりと意思決定ができるようになれば、自分にとってさまざまなメリットを生み出せます。決断力を高めた後の、仕事やプライベートにおける自分の姿をイメージしてみましょう。

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