「仕事疲れた」は無意識のSOS?
仕事中に「何となく体がだるい」「気分が落ち込んでいる」という場合は、あなたが気付かないところで心と身体がSOSを出している可能性があります。「そのうち何とかなる」と軽く考えず、自分自身の声に耳を傾けてみましょう。
まずは心と体を休ませるように
あなたが今「仕事に疲れている」と感じるのなら、無理せずしっかり休みましょう。真面目な人は「休むと怠けている気がする」「もっと頑張らなくちゃ」と、ついつい自分を追い込んでしまうことがあります。身体を休めて気分をリフレッシュすることは、悪いことではありません。しっかり疲れを取ることで気力や体力が回復し、仕事や家事をより効率的にこなせます。
逆に、疲れをそのまま放っておくと、仕事でのミスが増えたり気分が不安定になって人間関係がこじれたりするなど、負のサイクルに陥ってしまいます。今後も健康に働き続けるためには、小まめに休息をとって自分をいたわることが大切です。
【質問】最近、「仕事に疲れた…」と感じることはありますか?
みなさんは、最近、「仕事に疲れた」と感じることがありましたか?女性100人にリサーチしてみました。
「よくある」と答えた人は42.9%でした。「たまにある」の37%をあわせると約80%もの人が仕事に疲れたと感じていると回答。どんな状況から「仕事に疲れた…」と感じているのでしょうか? 詳しい理由を、体験談で教えていただきました。
どんなときに「仕事に疲れた…」と感じる?
・繁忙期の時期で、ほかのことを考える暇もなく大変だったこと (30代・埼玉県)
・単純に業務量が多い。 いつまでやっても終わらず、終わりが見えないのでツラい。 (30代・千葉県)
・職場での予期せぬ出来事が起こって対応に追われた時 (40代・大阪府)
・失敗をしたり、職場の人間関係がうまくいかなかった時など (30代・神奈川県)
・自分の能力が足りなく、無能さに仕事嫌だなと思ってしまうから (40代・東京都)
対処法 身体の疲れの場合
「疲れ」には「身体の疲れ」と「心の疲れ」の2種類があります。安定した心は健康的な身体があってこそ生まれるものです。まずは、身体の疲れを癒す方法から知っていきましょう。
お風呂にゆっくり浸かる
「身体の緊張がほぐれない」という人は、お風呂にゆっくり浸かりましょう。仕事や家事に追われている人は、シャワーを浴びたらすぐにお風呂場を出てしまいがちです。しかし、それでは身体の疲れはなかなか取れません。ちょっとぬるめのお湯に浸かることで全身がじんわりと温まり、血行がよくなったり疲労が回復したりします。肩こりや腰痛などの症状にも効果的です。ちょっとした気分転換として、お湯をはったバスタブに入浴剤を入れたりアロマオイル(肌に触れてもOKなもの)を垂らしたりすれば、さらにリラックスできます。
良質な睡眠をたっぷりとる
しっかり睡眠をとらないと、次の日も疲れが取れなかったり日中に眠くなったりします。健康的な身体を作るためには、十分な睡眠が必要です。しかし、単純に「○○時間眠ればいい」というワケではありません。質のよい睡眠をたっぷりとることが重要です。質のよい睡眠とは「毎日同じ時間に就寝・起床する」「スッキリとした気分で目が覚める」「夜中に起きない」という特徴があります。
質のよい睡眠をとるためには、床に就く1~2時間以内にお風呂に入ったり、眠る前にボディマッサージをしたり、寝る数時間前から少しずつ部屋を暗くするなどして、心身をリラックスさせるのが有効です。朝起きたときは、太陽の光をしっかり浴びて体内時計をリセットさせましょう。
ジョギングなどスポーツを楽しむ
本当に疲れ果てているときは、とにかく身体を休めることが重要です。しかし、体力に余裕があるなら、ちょっとした運動をしてみてはいかがでしょうか?ジョギング・ヨガ・サイクリングなどの運動は体力が必要ですが、気分をリフレッシュさせる効果が期待できます。ストレス発散にもなるため、仕事でうっぷんや不満がたまっている人にはおすすめです。また、ほどよい運動は質のよい睡眠を促してくれます。普段、運動不足の人は家の中でもいいので少しでも体を動かし、体に刺激を与えて気分転換をしましょう。
参考:新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について:スポーツ庁