【目次】
・「仕事疲れた」は無意識のSOS?
・対処法 身体の疲れの場合
・対処法 心の疲れの場合
・疲れが長引くときはどうする?
「仕事疲れた」は無意識のSOS?
仕事中に「何となく体がだるい」「気分が落ち込んでいる」という場合は、あなたが気付かないところで心と身体がSOSを出している可能性があります。「そのうち何とかなる」と軽く考えず、自分自身の声に耳を傾けてみましょう。
休む、リフレッシュするなど対策を
あなたが今「仕事に疲れている」と感じるのなら、無理せずしっかり休みましょう。真面目な人は「休むと怠けている気がする」「もっと頑張らなくちゃ」と、ついつい自分を追い込んでしまうことがあります。身体を休めて気分をリフレッシュすることは、悪いことではありません。しっかり疲れを取ることで気力や体力が回復し、仕事や家事をより効率的にこなせます。
逆に、疲れをそのまま放っておくと、仕事でのミスが増えたり気分が不安定になって人間関係がこじれたりするなど、負のサイクルに陥ってしまいます。今後も健康に働き続けるためには、小まめに休息をとって自分をいたわることが大切です。
対処法 身体の疲れの場合
「疲れ」には「身体の疲れ」と「心の疲れ」の2種類があります。安定した心は健康的な身体があってこそ生まれるものです。まずは、身体の疲れを癒す方法から知っていきましょう。
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お風呂にゆっくり浸かる
「身体の緊張がほぐれない」という人は、お風呂にゆっくり浸かりましょう。仕事や家事に追われている人は、シャワーを浴びたらすぐにお風呂場を出てしまいがちです。しかし、それでは身体の疲れはなかなか取れません。ちょっとぬるめのお湯に浸かることで全身がじんわりと温まり、血行がよくなったり疲労が回復したりします。肩こりや腰痛などの症状にも効果的です。ちょっとした気分転換として、お湯に入浴剤を入れたりお風呂場でアロマオイルを垂らしたりすれば、さらにリラックスできます。
良質な睡眠をたっぷりとる
しっかり睡眠をとらないと、次の日も疲れが取れなかったり日中に眠くなったりします。健康的な身体を作るためには、十分な睡眠が必要です。しかし、単純に「○○時間眠ればいい」というワケではありません。質のよい睡眠をたっぷりとることが重要です。質のよい睡眠とは「毎日同じ時間に就寝・起床する」「スッキリとした気分で目が覚める」「夜中に起きない」という特徴があります。
質のよい睡眠をとるためには、床に就く1~2時間以内にお風呂に入ったり、眠る前にボディマッサージをしたりして、心身をリラックスさせるのが有効です。朝起きたときは、太陽の光をしっかり浴びて体内時計をリセットさせましょう。
ジョギングなどスポーツを楽しむ
本当に疲れ果てているときは、とにかく身体を休めることが重要です。しかし、体力に余裕があるなら、ちょっとした運動をしてみてはいかがでしょうか?ジョギング・ヨガ・サイクリングなどの運動は体力が必要ですが、気分をリフレッシュさせる効果が期待できます。ストレス発散にもなるため、仕事でうっぷんや不満がたまっている人にはおすすめです。また、ほどよい運動は質のよい睡眠を促してくれます。普段、運動不足の人は家の中でもいいので少しでも体を動かし、体に刺激を与えて気分転換をしましょう。
(新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について:スポーツ庁)
対処法 心の疲れの場合
身体をリフレッシュする方法の後は、心の疲れを癒す方法を解説します。あなたに合った息抜きの方法を選んで、心にたまったストレスを追い払いましょう。
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おいしいご飯や好きな映画などご褒美を
心が疲れたときは、自分へのプレゼントを用意しましょう!「楽しみ」を作ることで、仕事や家事へのモチベーションが上がりますし、何より「頑張ってよかったな」という達成感も生まれます。
仕事の合間に一人で豪華なランチを食べたり、仕事帰りに人気のスイーツ店に寄ったりするなど、おいしいものを食べれば不思議と元気が湧いてきますよね。欲しかった服やアクセサリーを日頃のご褒美として購入するのもおすすめですよ!また、感動できる映画を観て思い切り涙を流したり、コメディ映画を観て大笑いしたりするのも、気分転換になります。その日の気分に合った映画をチョイスして、ストレスを発散させましょう。
頼れる人に相談したり友達と飲んだりする
「どうしても気分が晴れない」「モヤモヤを吐き出したい」という場合は、頼れる同僚や友人と話してみましょう。何となくモヤモヤする気持ちを誰かに打ち明けるだけでも、気分がスッキリすることもあります。
仕事で失敗してしまった、もしくは職場の人間関係に悩んでいる場合は、仲のよい同僚に相談してみましょう。一人で悩んでも、視野が狭くなって解決策が思いつかないこともあります。第三者に相談することで、客観的で有効なアドバイスがもらえるかもしれません。また、気の許す友達と話しながら好きなお酒を飲んだり、くだらない話で大笑いしたりすれば「自分は一人じゃない」という気持ちにもなれるはずです。
動物と触れ合うなど自分にとっての癒しを見つける
動物には人の心を癒す不思議な力があります。心が疲れたときはペットと遊んだり、動物の温もりに触れてみるのもおすすめです。動物の写真や動画をみるだけでも、不安が和らぐきっかけになります。そのほか、「絵を描く」「好きなアイドルの動画を観る」など、自分にとっての「癒し」を見つけて、心の元気を取り戻しましょう。
疲れが長引くときはどうする?
どうしても疲れが取れないという人は、これまでの対処法とは違ったアプローチが必要です。次のような対処法を取り入れて、疲れの根本を正していきましょう。
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仕事の量や内容を見直す
仕事量が多かったり業務内容の負担が大きかったりするときは、仕事量や内容を見直しましょう。自分のキャパシティーを超えてしまうとミスが多くなり、仕事のクオリティも低下してしまう可能性があります。
その状態が続くと、心を病んでしまったり過労で倒れてしまったりするケースもあるため、早急に対策を考えましょう。上司や同僚に相談して業務内容を減らしてもらう、もしくは業務内容を変更してもらうことで、あなた本来のパフォーマンスが発揮できる方法を探るのです。単に「やる気が起きない」という場合は、明確な目標を決めて、それに向かって取り組んでみるのが効果的です。
新しい趣味を始める
休みの日も仕事のことばかり考えてしまう人は、新しい趣味を始めてみましょう。毎日同じことをしていると刺激が少なくて退屈に感じたり、モチベーションが下がったりすることがあります。しかし、新しい趣味を見つけることで、ワクワク感や楽しい気持ちが味わえるかもしれません。また、趣味に没頭すれば、仕事の嫌なことを考える時間が減ります。有意義な時間を過ごし、気分をリフレッシュさせてみてはいかがですか?
写真/(C)Shutterstock.com
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