Contents
ポジティブシンキングな人の特徴
物事をポジティブに考えられる人は、過去にとらわれず人生を楽しんでいる印象です。ポジティブシンキングができる人にはどのような特徴があるのか、見ていきましょう。

(C)Shutterstock.com
好奇心旺盛で行動的
ポジティブシンキングができる人の特徴は、好奇心旺盛なことです。好奇心の先には行動力を伴うことがあり、ポジティブな人ほどフットワークが軽く行動範囲が広くなります。ネガティブな人が「じっくり検討してからやろう」と考えた場合、ポジティブな人は、「まず始めてみよう」と考えることが多い傾向に。興味のあることにはためらわずチャレンジできるため、「やっておけばよかった」という後悔とは無縁なのでしょう。いろいろなことに興味を持って取り組む様子は、生き生きとして楽しそうに見えます。周囲から「前向きでうらやましい」と言われる理由も納得できます。
▶︎【好奇心旺盛】な女性の長所と短所|上手に生かして魅力アップ
人に好かれやすい
ポジティブシンキングをする人は、人の悪口や陰口といったネガティブな話題を口にしたがりません。明るい口調や笑顔は、一緒にいる人まで前向きな気分にしてくれます。人から好意を持たれやすく、周囲との関係は良好です。また、人への好奇心も強いので、人のタイプを選ばずに会話を楽しめます。人の輪の中心になりやすく、本人もそれを楽しもうとします。
▶︎好かれる人になるにはどうすればいい?マインドや話し方の特徴
ポジティブシンキングのメリット
どのような物事も、結局はその人の捉え方次第です。特に仕事に家事・育児と奮闘するワーママは、日々さまざまなことに直面します。ポジティブシンキングができれば、必要以上に悩んだり落ち込んだりすることが少なくなるかもしれません。ポジティブシンキングができるとどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

(C)Shutterstock.com
暗い気持ちで過ごす時間が短い
ポジティブシンキングができるようになれば、ネガティブな思考や感情を長く引きずりにくくなります。仕事で落ち込むことがあったときでも、嫌な気分を家庭に持ち込まずに済むのです。ポジティブシンキングとは、「楽観的」「前向き」といったイメージです。過ぎ去ったことにくよくよしたり、起こってもいないことを不必要に恐れたりしません。
失敗すれば「次、頑張ろう」、これから起こることに対しては「何とかなるさ」と気楽に考えられるようになります。日々忙しいワーママにとって、時間はとても大切です。ネガティブな思考に時間を費やすよりは、さっと気持ち切り替えて次に進みましょう。
▶︎女性も憧れる「かっこいい女性」に共通する行動や言動(まとめ)
モチベーションが維持できる
ポジティブシンキングが身に付けば、自信を持って物事に取り組めるようになります。たとえば大仕事を任されたとき、他の人なら不安に感じたりプレッシャーに苦しんだりするような場合でも、前向きな思考から「自分なら大丈夫かも」と考えられるように。前向きに考えて不安なく仕事に集中できれば、きっと良い結果がついてくるはずです。
一方で思考がネガティブになっているときは、些細なことでも敏感になりがちです。家族と生活している人なら、パートナーや子どもに対しつい嫌みや小言を言ってしまうことがあるかもしれません。しかしポジティブシンキングができるようになれば、細かいことが気にならなくなったり、気になることがあってもプラス思考に考えられるようになります。子どもやパートナーのあら探しをせずに済み、自分自身の気持ちが楽になっていくことで「家族のために頑張ろう」というモチベーションも保ちやすくなるのです。
▶︎自信をつけるにはどうすればいい?自分と向き合うことから始めてみよう
人生が楽しくなる
ネガティブなことばかり考えてしまう人は、起きてもいない未来を心配したり憂鬱になったりしがちです。楽しいことがあったとしても常にどこか不安や心配事があり、心からなかなか楽しめません。しかし、それでは本当はやってみたいのにできなかったりなど、自分の人生を全うできずに時間ばかりが過ぎてしまいます。
ポジティブシンキングができるようになれば、物事に対して不安になるようなことは減っていき、不安な要素があっても「そのときにどうするか考えよう」と気楽に構えられます。楽しいことに正面から向き合い、小さな出来事でさえも楽しみを見出せるようになります。人生がつまらないなど悲観的な感情に苦しむことなく、充実した日々を送れるはずです。
▶︎「よく笑う人」になるためには?臨床心理士が教える3つのトレーニング方法を紹介
ポジティブシンキングのデメリット
何事も前向きに捉えるのはよいことですが、行き過ぎたポジティブシンキングはときにデメリットとなることも。ポジティブシンキングがデメリットとなるのはどのような場合なのでしょうか。

(C)Shutterstock.com
大事なことを見逃してしまう
前向きな考え方をしてみようと思ったものの、失敗したとき「失敗そのものを忘れる」ことがポジティブシンキングだと思っている人もいるかもしれません。しかし、これではなぜ自分が失敗したのか振り返ることができないのです。根本的な理由が解決できなければ何度も同じミスを繰り返すこととなり、周囲にも迷惑をかけてしまいます。また、ひたすら前向きに頑張るのがポジティブシンキングと思っている人は、「つらい」と弱音を吐けません。大丈夫なフリをして頑張り続けると、精神的にも身体的にも限界が来てしまいます。
自然とポジティブシンキングができる人は、ありのままの自分を受け止められるものです。失敗を潔く認めることもできますし、疲れた自分をいたわることもできます。ポジティブシンキングのとらえ方が一歩ズレてしまうと、大切なことを見失う可能性があるため注意しましょう。
反省することに重きを置いていない
ポジティブな要素が強いあまりに、何でも前向きに考えすぎる人はしっかりと反省をしようという思考が少なめです。失敗したとしても、そこには立ち止まらず先に進んでいくため「自分的にはよく頑張ったと思う」などと思い、失敗そのものを見つめる時間を作らずに次のステップへ進みます。自分に自信を持てるというのは素晴らしいことです。しかし、何かミスがあった時やトラブルが発生した時に反省できずにいると、成長できません。根拠のない自信に基づいたポジティブシンキングは、そのマインドが時には輝いているように見えることがあっても、職場や家庭など自分以外の人も関わっている状況では周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
ポジティブシンキングを身に付けるには
ポジティブシンキングを身に付けるには、まず自己肯定感を高めることが大切です。ネガティブ思考からポジティブ思考へチェンジするため、取り組みたいポイントを見ていきましょう。

(C)Shutterstock.com
失敗を次につなげる
仕事や家事でミスをしたときこそ、ポジティブシンキングを得られるチャンスです。まずは「失敗してしまった」と落ち込むのをやめて、「どうしたらうまくできるようになるだろう」と考えてみましょう。過ぎ去ったことにばかり目を向けていては、前向きな視点は得られません。次回失敗しないための攻略を自分なりに考えつつ、十分に反省したら「次」を目指して進むのです。
一度失敗してしまうと、人は周囲の評価を気にして消極的になりがちです。しかし行動しなければ失敗も成功もありません。ポジティブシンキングを身に付けて成長するためには、前向きに挑戦していくことが大切です。
▶︎劣等感を抱くのはなぜ?克服して自分を磨くためにできることとは
物事のいいところに目を向ける
物事を前向きに捉えることは、ポジティブシンキングにつながります。嫌な事があったとき「最悪だった」で終わると、ネガティブな感情だけが強く残るものです。しかし、「最悪だったけれど、△△は良かった」とポジティブに締めくくることで嫌な物事への感情を和らげることができます。
気持ちがネガティブになっているときほど、他人の欠点や物事の理不尽さに目がつきやすくなります。その都度イライラしたりせずに、人の長所や物事の良かったところに視点を変えてみましょう。物事の良い面に目が向くようになれば、何ごとも「まあいいか」と流せるようになります。ネガティブな思考に支配されることが少なくなるはずです。
▶︎心理カウンセラーに聞く!どうしたら自分のこと好きになれる?【働く女性の質問箱】
周りへの感謝を忘れない
周囲に感謝をすることは、ポジティブシンキングを身につける上でも大切なことのひとつです。ネガティブな気持ちが先行していると、自分が今いる環境が恵まれているという気持ちになりにくく、周囲と自分を比べては落ち込んだり憤ったりし、余裕のある行動ができなくなってしまうことも。
そういったマイナス思考や不機嫌な状態が続くと周囲と溝ができ、自分自身が居心地悪く感じることも増えてくるかもしれません。しかし、周囲に感謝の気持ちを持てるようになれば、自分が恵まれているということに気付けるような余裕が少しづつできて、自然に笑顔が増え、周囲からの好感度も上がっていくのです。
▶︎【心理カウンセラー監修】「愛されキャラ」の特徴とは?一緒にいると楽しいと感じるのはなぜ?