「けいふり」でも「かたふり」でもありません!正解は?
今回は「知っているのに読み方がすぐに出てこない…」となりがちな漢字から問題です!
形式・図形などと使われる「形」に、振動・手を振るなどに使われる「振」と続いて、一つの言葉になる【形振り】。
【形】の読み方がポイントで、【振り】はシンプルに「ふり」と読みます。どちらの漢字も訓読みなので【形】の訓読みを思い出してみると答えが出てきそうです。
【形振り】の意味は、”身なりと振る舞い„。
「形振り構わず…」というフレーズが大ヒントです!
気になる答えは??
正解は…
【なりふり】
でした!
【形振り:なりふり】
身なりと振る舞い。服装と態度。
「―をかまわない人」
~【形振り】の類語紹介~
その1:格好
【格好・恰好:かっこう】
《「恰も好し(あたかもよし)」の意で、ちょうど似つかわしいさまが原義。形がちょうどよいというところから、姿・形の意にも転じた》
[1]
1.外から見た事物の形。姿。また、身なり。
「髪の―を直す」「殴る―をする」「はでな―で出かける」
2.人に対して恥ずかしくない姿・形。整った形。体裁。
「びりでは―が悪い」「―をつけて歩く」3 物事の状態。…のようなようす。「親に忘れられた―で育った」
4.(年齢を表す語に付いて)年齢がだいたいそのくらいであること。ちょうどその年くらいのようすであること。
「四十―の男」
[2]
1.ふさわしいこと。似つかわしいこと。また、そのさま。
「―の夫婦」「手土産に―な(の)品」
2.値がちょうど手ごろなこと。また、そのさま。
「―な値段」
その2:風体
【風体:ふうてい】
1.身分や職業をうかがわせるような外見上のようす。身なり。ふうたい。
「怪しい―の男」「勤め人らしい―」
2.和歌・連歌などの表現様式。作品から感じ取られる情趣や、それが言葉に表れている姿。歌風。
3.能楽で、役柄・曲柄・芸風・風情などをさしていう語。世阿弥の能楽論用語。風姿。
その2:見て呉れ
【見て呉れ:みてくれ】
《「これを見てくれ」と見せびらかす意から》
1.みかけ。外見。外観。体裁。
「―のいい家具」「―ばかりで、中身はひどい」
2.他人の目につくような言動・服装。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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