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2021.04.01

「トイレ掃除のやり方や頻度」はどのくらい?効率よく汚れを落とすために知っておきたい、アイテム別の掃除方法

トイレは小まめに掃除をしても汚れやすく、しかもなかなか汚れが落ちにくい場所です。日々の「小掃除」と、週に1回のしっかり手入れを、汚れや場所ごとに変えながら行ってみましょう。トイレ掃除について徹底的に解説します。

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【目次】
トイレが汚れる原因
掃除の頻度はどのくらいがいい?
アイテム別の掃除方法
見落としやすい場所もチェックしよう

トイレが汚れる原因

毎日使うトイレは清潔にしておきたいものですが、掃除を怠ると汚れが目立ったり、汚れが落ちにくくなったりします。ピカピカの清潔なトイレにするため、まずは汚れの原因を知っておきましょう。

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(C)Shutterstock.com

水あか

水回りの汚れの代表である「水あか」は、白っぽいザラザラとした汚れです。便器の表面が水で濡れたり乾いたりを繰り返していると、空気中の酸素や二酸化炭素とミネラルがくっついて固まります。放っておくとこびりついて落ちにくくなるため、早めの対処が必要です。水あかは「アルカリ性」のため、「酸性の洗剤」を使って掃除をします。汚れが落ちにくいと感じたら、酸性の洗剤を購入して掃除をしてみましょう。

黒ずみ

便器の中にできる黒ずみは、空気中のホコリやカビが固まったものです。通称「さぼったリング」ともいわれ、掃除を怠るとすぐに出てきます。トイレ用の中性洗剤で落とすのもよいですが、塩素系の漂白剤が有効です。ただし、塩素系の洗剤は手が荒れやすく、便器の素材によっては相性が悪いこともあります。

その場合は、落ち方は塩素系洗剤に劣りますが、キッチンにある重曹と酢を組み合わせて落としましょう。便器内に重曹をまんべんなくふりかけたら酢をかけます。発砲しますが上からトイレットペーパーで覆い、1時間程度放置します。その後トイレブラシなどでこすり、水で流します。

尿石

便器の黄ばみの原因は、飛び散った尿の中に含まれるカルシウムです。使用後すぐに水を流しても、黄ばみの原因である尿石は残ります。尿石はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使って掃除をしましょう。水200mlに対して、小さじ2のクエン酸を混ぜ、黄ばみにスプレーします。それでも落ちない場合は、トイレットペーパーを張り付けてからスプレーし、ラップをかけて放置してみましょう。覆うことにより黄ばみが落ちやすくなります。

掃除の頻度はどのくらいがいい?

トイレをきれいに保つためには、小まめな掃除が必要です。掃除の頻度はどのくらいが適切なのでしょうか?

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毎日のちょこっと掃除

トイレは毎日使うものですが、毎日しっかり掃除している人は少ないかもしれません。トイレの汚れは蓄積するものが多く、掃除頻度が少なければ少ないほど落ちにくくなります。トイレを使用したら、退出する前に「ちょこっと掃除」を習慣にしましょう。排泄物を流したら、トイレ用の中性洗剤を吹きかけてブラシで落とします。次にトイレ専用の掃除シートで、便座や便器の外側・ふち裏、床や壁もサッと拭きましょう。これだけなら、およそ1分程度で終わります。

週1回のしっかり掃除

毎日のちょこっと掃除では、落としきれない汚れもあります。週に1回はトイレ掃除をしっかりする日を設定し、細かな部分も入念にきれいにしましょう。ちょこっと掃除で落ちきれなかった汚れには、酸性やアルカリ性の洗剤を使用します。市販のものは強力ですが、成分が気になる場合は重曹やクエン酸で掃除ができます。普段掃除を忘れがちな、シャワーノズル便器と床の境目など細かな部分も忘れずに行います。

アイテム別の掃除方法

近年ではトイレ掃除に使用するアイテムがたくさん出ています。汚れやきれいにしたい部分で使い分けると、よりピカピカなトイレを維持できるでしょう。アイテム別の掃除手順を紹介します。

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掃除シートを使ったやり方

掃除シートは便器や便座だけでなく、トイレ内の床や壁にも使えます。気になるところをサッと拭けて便利ですが、使用前にはホコリや汚れを取っておきましょう。掃除したい部分の汚れを落とす前に、ホコリなどで黒くなり1枚をすぐ使い切ってしまいます。シートは、厚みがあると乾きにくく破れません。ミシン目で切り離さず、1枚丸ごとを「四つ折り」にして、トイレ内を以下のブロックに分けて掃除します。

  • ドアレバー(ドアノブ)、ウォシュレットのスイッチ、ペーパーホルダー、貯水タンク
  • 便器のフタ、便座の表と裏
  • 壁、床
  • 便器のふちとふちの裏

面を変えながら各ブロックを掃除すれば、1枚でトイレ内の掃除が完了です。途中で乾いても水分や他の洗剤を吹きかけてはいけません。シートは水でほぐれやすい造りのため破れやすく、別の成分が混ざって本来の効果を発揮できなくなります。

酸性洗剤を使ったやり方

見落としやすい部分は、蓄積した汚れがたまっています。そんなときは、酸性洗剤を使いましょう。酸性洗剤を「浸透させる」ことで、頑固な汚れを落としやすくなります。タンクの手洗い器便器のふち裏は、トイレットペーパーを敷いて洗剤をまんべんなくかけ「漬け置き」しましょう。時間が経ったら汚れをブラシでこすり落として、後は水で流すだけです。漬け置きの時間が長ければ、それだけ効果も高くなります。しかし、素材によっては便器を傷みやすくしてしまうため注意が必要です。

重曹を使ったやり方

重曹は食用としても使われるもので、口に入っても安全です。水に溶けにくい重曹は、便器に直接ふりかけてブラシでこすります。それでも落ちない汚れがある場合は、少し時間を置いてからこすると効果的です。床や壁は「重曹水スプレー」で掃除をしましょう。100mlの水に対して、小さじ1の重曹を溶かすだけで簡単にできます。重曹水は白く残りやすいため、仕上げの水拭きが肝心です。

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クエン酸を使ったやり方

クエン酸はアルカリ性の尿石をきれいに落とすだけでなく、除菌・抗菌と消臭効果を発揮します。直接ふりかけても使用できますが、使い勝手のよいクエン酸スプレーを作って使いましょう。水200mlに対してクエン酸小さじ1を混ぜるだけで、常温で1カ月使えるスプレーの完成です。便器をはじめ、タンク便座に付いた頑固な汚れに吹き付け、トイレットペーパーを被せてパックすると、汚れが落ちやすくなります。

クエン酸は料理にも使う素材なので安心して使えますが、金属を錆びさせたり、塩素系洗剤と混ざると有毒ガスを発生させる危険があるため、使用の際は注意しましょう。

見落としやすい場所もチェックしよう

目の届きにくい場所は汚れが蓄積しやすいので、気付いたときには強固な汚れとなっているケースも珍しくありません。トイレ掃除で見落としやすい場所を紹介します。

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トイレタンク

トイレ掃除は便器ばかりをフォーカスしがちですが、タンク部分も忘れないようにしましょう。表面部分のホコリや黒ずみを拭き取るだけでなく、タンク内の手入れも定期的に行います。

タンク内は湿気がこもりやすいので、雑菌の温床になりやすい場所です。カビが発生すると、カビを含んだ水を便器内に流していることになります。掃除の際は、タンク内に水を送っている水栓を閉めてからフタを外しましょう。中ブタも外し、タンク内部の汚れを洗剤とブラシで落とします。中ブタとフタの内側もきれいにして、完全に乾いたら元に戻します。手軽に掃除したい場合は、トイレタンク用の洗剤を手洗い器の穴から入れるだけでも効果的です。

シャワーノズル

シャワーノズルは汚れが付きにくそうな場所ですが、実は洗浄水だけでは飛び散った汚れを流せません。しかも、ノズルを収納する部分は湿気が多く、雑菌やカビが発生しやすいのです。掃除をする際は、ノズルを手で引き出すかノズル掃除ボタンを押します。引き出したノズルを掃除シートで拭いたり、洗剤を吹きかけてから歯ブラシでこすって汚れを落とします。直接触れたくない場合は、ノズル専用の洗剤を。水を発射する部分が清潔であれば、安心してトイレを使えます。

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