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目を大きくあか抜けて見せるメイクの3つポイント
涙袋メイクで目の「縦幅」を広げる
涙袋がふっくらすると、下まぶたのボリュームがアップして目の面積が大きく見えるだけでなく、頬の縦幅がキュッと小さく見えて小顔効果も期待できます。上まぶたに無理にアイシャドウやアイライン、マスカラを濃く塗って目力を強調しようとすると、大人は派手になりがち。濃いメイクが逆に目を小さく見せてしまうこともありますが、涙袋メイクはナチュラルなまま目力アップが叶います。
40代のアイラインは引かずに「点描き」
40代はアイラインをまったくしないのも、太く引いてしまうのも危険。まつげの隙間を埋めるようにして、目の輪郭を際立たせるのが◎。
もうちょっと目力が欲しいというときも、まつげのほんの少し上に点描きをしてミニマムに留めます。目頭のくぼみまでラインを描くと、かえって悪目立ちするので避けましょう。
「描きにくさの解決策としては、まぶたを指で引き上げて肌のゆるみをなくしてから描くことです。アイラインの色は好みでいいですが、黒はコントラストが強く出てしまいがち。黒ライン派の人は墨っぽい色にトーンダウンするのがおすすめです。また、リキッドよりペンシルのほうがナチュラルに仕上がります。目の輪郭を明確にしながらもアイラインの存在感を限りなく消すという方法で、目元がパッと垢抜けるはずです」(ヘア&メイク 佐伯エミーさん)
目元に「光」を取り込む
ラメアイシャドウを使って光を集める目元にすれば、くすみやシワ、たるみなどをカバーして若返りも叶えてくれます。白浮きせず肌なじみのいい、ヌーディカラーや暖色系の細かいラメタイプをセレクトしましょう。
透明感と濡れたようなツヤを演出してくれるベージュラメシャドウを、指でまぶた上下に広め&薄めにのせます(1)。次に、ローズカラーのラメシャドウをベージュシャドウよりも狭めに重ねましょう(2)。下まぶたは目尻側をやや広めにチップでのせて。
二重まぶたはあえて引き算したほうが目が大きく
二重まぶたの人が目をさらに大きく見せたいのなら、二重を生かして盛るメイクをするよりも、引き算アイシャドウで軽やかさを出したほうがくっきりとします。おすすめはマットグレージュのアイシャドウ。ほのかな深みがありながらマットな質感で洗練されたナチュラルさが出ます。
アイホールにマットグレージュを塗る
アイホール全体に、マットグレージュをブラシで薄くのせます(A)。次に、ブロンズラメをブラシにとり、目頭にくの次で入れましょう(B)。
ブラウンラメで目元を軽く締める
ブラウンラメを平たい筆にとり、目頭〜目尻のキワ、まつげの根元部分にトントンと細く色をのせます。
オレンジリキッドライナーで目元を優しくする
黒や茶では目がきつく見えがちなので、アイライナーはオレンジをセレクト。目のキワに入れたアイシャドウに重ねるようにして、リキッドアイライナーを引いていきます。黒目の上〜目尻まで、目尻まで引いたら目のフォルムに沿って2mm延長して。その後、目頭〜黒目上まで細くつなげます。マスカラは黒でフワッと軽めに塗布でOK。
ナチュラルなまま目力アップの下まぶたメイク
アイメイクを濃くしなくても、目元の印象が引き立つ涙袋メイクをマスター!
ニュアンスカラーで彫深な目元を作る
ブラウンカラーを太めのブラシにとったら、上まぶたにふんわりのせます(A)。眉下まで広範囲で広げるのがポイント。少し濃いめのブラウンをブラシにとったら、今度はアイホールへ(B)。目尻側3mm程度オーバーさせるフォルムにしましょう。
涙袋を作る
平たい筆にAの範囲に塗ったブラウンをとり、笑ったときにできるふくらみの下に、細く影を足すようにして目頭〜黒目の下まで色を入れます。その後、パールカラーを目頭〜目尻までブラシでのせましょう。さらにローズカラーを目尻〜黒目までのせ、Bの範囲でのせたブラウンを目尻1/3に入れます。
ノーズシャドウを加える
最後はノーズシャドウを入れます。Aでのせたブラウンカラーを太めのブラシにとり、手の甲でトントンとなじませた後鼻の横へ。骨格のくぼみに沿って細めに影を入れ、眉頭まで色をなじませます。アイライナーを引く場合はブラウンのペンシルで。マスカラはネイビーカラーを上まつげのみに塗布すると、抜け感をキープしつつも軽く引き締まります。
目の輪郭を際立たせるアイライナーテクニック
まぶたを引き上げ「目の輪郭を際立たせながら」描いていくのがコツです。アイラインは、まつげの隙間を埋めるものとして活用しましょう。
まぶたを引き上げてまつげの間を埋める
「アイラインを描くときは、反対の指でまぶたを軽く引き上げてから描くとガタガタになりません。指を使わず、眉を上げる動きでまぶたを引き上げるだけでは不十分です。まつげの間を埋めるようにちょこちょこと描き足します。年齢を重ねると粘膜が見えやすくなるので、粘膜が目立つ部分はインラインも描きます」(佐伯さん)